こんばんは。ひねもすのたり管理人のブソンです。
個人事業主や自営業の方は、国民年金に加入してますよね。
僕もフリーランスですので、もちろん加入し、きちんと納付しています。
国民年金保険料は、物価や賃金の伸びに合わせて調整され、年ごとに決定されます。
実際の保険料=平成16年の改正で決定した保険料×改定率
改定率=前年改定率×物価変動率×実質賃金変動率
令和元年の1カ月あたりの国民年金保険料は、16,410円です。

新年号2年度(2020年)は、16,540円じゃ!
一年間では、196,920円を納付することになります。
しょうがないけど、やっぱり高く感じてしまいますよね、、、

もちろん安くはならないと思うけど、何かいい方法はないのー?
国民年金保険料は、納付方法と支払い方法によって節約できる場合があります。
国民年金のおすすめの納付方法をご紹介します。
国民年金の支払い方法は3つ!
国民年金保険料の支払い方法は、3つあります。
「現金払い」「口座振替」「クレジットカード払い」の3種類です。
「現金払い」は、送られてきた納付書を持って、金融機関や郵便局、コンビニなどで納付する方法です。その他にもインターネットバンキングを利用して納付することができる電子納付があります。
「口座振替」は事前に口座を登録しておいて、そこから振替で納付する方法です。忙しくて金融機関やコンビニで支払う時間がない方や、毎回納付書を持って金融機関やコンビニに行くのが面倒な方に向いている納付方法です。
「クレジットカード払い」も、事前にクレジットカード払いの申し込みをしておいて、納付する方法です。こちらも忙しい方や、金融機関やコンビニに行くのが面倒な方に向いている納付方法です。
どの支払い方法でもお得な納付方法が用意されています。
国民年金の納付方法は5つ!
国民年金の納付方法は、5つあります。「通常」「早割」「前納」に分けられます。
「翌月末振替」「当月末振替(早割)」「6カ月前納」「1年前納」「2年前納」の5種類です。
通常の納付です。当月分を翌月末に支払う方法です
通常の納付期限よりも1カ月早く口座より振り替える方法です
前もって、6カ月分を支払う方法です
前もって、1年分を支払う方法です
前もって、2年分を支払う方法です
支払い方法は、「現金払い」「口座振替」「クレジットカード払い」の3種類があります。
支払い方法と納付方法の組み合わせ
納付方法と支払い方法との組み合わせよる割引の違いを見てみましょう。
現金払い
「現金払い」には「当月末振替(早割)」はありません。
「翌月末振替」には割引はありませんが、「6カ月前納」「1年前納」「2年前納」には割引制度があります。
振替方法 |
1回あたりの納付額 |
割引額 |
割引額(2年換算) |
2年前納 |
380,880円 |
14,520円 |
14,520円 |
1年前納 |
193,420円 |
3,500円 |
7,000円 |
6カ月前納 |
97,660円 |
800円 |
1,600円 |
当月末振替(早割) |
ー |
ー |
ー |
翌月末振替 |
16,410円 |
なし |
なし |

送られてくる納付書で「2年前納」すると14,520円も安くなるんだー

早く納付すればするほど、お得じゃ!
口座振替
「口座振替」には「当月末振替(早割)」があります。
「翌月末振替」には割引はありませんが、「6カ月前納」「1年前納」「2年前納」には割引制度があります。
振替方法 |
納付額 |
割引額 |
割引額(2年換算) |
振替日 |
2年前納 |
379,640円 |
15,760円 |
15,760円 |
5月7日 |
1年前納 |
192,790円 |
4,130円 |
8,260円 |
5月7日 |
6カ月前納 |
97,340円 |
1,120円 |
4,480円 |
5月7日 10月31日 |
当月末振替(早割) |
16,410円 |
50円(予定) |
100円(予定) |
当月末 |
翌月末振替 |
16,410円 |
なし |
なし |
翌月末 |

口座振替で「2年前納」にすると15,760円割引ー!ほぼ1カ月分無料になる感じじゃんー

口座振替の割引率は、一番高いぞ!
クレジットカード払い
「クレジットカード払い」には、「当月末振替(早割)」はありません。
「翌月末振替」には割引はありませんが、「6カ月前納」「1年前納」「2年前納」には割引制度があります。
振替方法 |
1回あたりの納付額 |
割引額 |
割引額(2年換算) |
振替日 |
2年前納 |
380,880円 |
14,520円 |
14,520円 |
カード会社に準拠 |
1年前納 |
193,420円 |
3,500円 |
7,000円 |
カード会社に準拠 |
6カ月前納 |
97,660円 |
800円 |
1,600円 |
カード会社に準拠 |
当月末振替(早割) |
ー |
ー |
ー |
ー |
翌月末振替 |
16,410円 |
なし |
なし |
カード会社に準拠 |
カードの引き落とし日は、契約しているクレジットカード会社に準拠します。
日本年金機構からクレジットカード有効確認は、下記のスケジュールで行われます。
日本年金機構からのカードの確認作業は、毎月納付の場合、該当月の月初から数えて第8営業日(前月末日が非営業日の場合は第9営業日)から18日の間に行います。また、6カ月前納・1年前納・2年前納の場合、4月と10月(1年前納・2年前納は4月のみ)の月初から数えて第8営業日(前月末日が非営業日の場合は第9営業日)から18日の間に行います。

クレジットカード払いの割引額は、現金払いと同じなのねー

クレジットカードによってはさらにお得な場合があるぞ!
「現金払い」「口座振替」「クレジットカード払い」のどの支払い方法でも「2年前納」がおすすめです。
国民年金保険料のほぼ1カ月分が割引され、また毎月の納付の煩わしさも軽減します。
「2年前納」するためには手続きが必要
現金払い以外の方法では、納付方法を「2年前納」にするためには事前の手続きが必要です。
現金払いの場合
納付書の「2年前納」を使用してください。平成31年度の納付期限は5月7日までとなっています。
口座振替の場合
「国民年金保険料口座振替納付申出書」に必要事項を記入し、金融機関や郵便局、または年金事務所へ提出してください。郵送も可能です。申し込み期限は、毎年2月末日です。
クレジットカード払いの場合
「国民年金保険料クレジットカード納付申出書」に必要事項を記入し、年金事務所へ提出してください。郵送も可能です。申し込み期限は、毎年2月末日です。
郵送するの場合は日数がかかるので、早めに投函してください。
クレジットカード払いがオススメ!
「2年前納」の中でも、「クレジットカード払い」がおすすめです。

「クレジットカード払い」は「現金払い」と同じ割引額だよ?「口座振替」の割引額が一番多かったよー
クレジットカードで国民年金を支払う場合は口座振替よりも割引額は少なくなってしまいますが、クレジットカードにはポイントが付くというメリットがあります。

割引額とクレジットカードのポイントを合わせて考えるのじゃ!
メリット❶ クレジットカードのポイントが貯まる!
下記は、クレジットカードのポイント還元率が1%の場合の割引額です。
振替方法 |
1回あたりの納付額 |
割引額 |
ポイント |
割引額(2年分換算) |
振替日 |
2年前納 |
395,400円 |
14,520円 |
3,954円 |
18,474円 |
カード会社による |
1年前納 |
196,920円 |
3,500円 |
1,969円 |
10,938円 |
カード会社による |
6カ月前納 |
98,460円 |
800円 |
984円 |
7,136円 |
カード会社による |
当月末振替(早割) |
ー |
ー |
ー |
ー |
ー |
翌月末振替 |
16,410円 |
なし |
164円 |
3,936円 |
カード会社による |

「クレジットカード払い」の割引額が「口座振替」より多くなったー!

還元率が高いクレジットカードなら、割引額がもっと増えることになるぞ!
「口座振替」や「現金払い」では、翌月末払い(通常の支払い方)の割引はありませんが、「クレジットカード払い」では翌月末払いにしてもポイントの還元が受けられます。
クレジットカードのポイント還元率が0.5%の場合は「口座振替」の方が割引率が高くなってしまうので、ポイント還元率が1%以上のクレジットカードで支払いましょう。
メリット❷ 支払いの猶予ができる!
「クレジットカード払い」は、納付日にクレジットカード会社が立て替えて支払いをしてくれます。
クレジットカードの引き落とし日まで、利息が付くことなく支払猶予を伸ばすことができます。

支払いは納付期限日じゃなく、クレジットカードの振替日!それまでに引き落とし口座にお金を用意しておけば大丈夫ー

その通りじゃ!
メリット❸ 社会保険料控除額が多い!
国民年金保険料は、その全額が社会保険料控除額の対象となっています。

支払った全額、所得控除できるぞ!
もちろん「クレジットカード支払い」の場合も、「現金支払い」や「口座振替」と同じく控除対象です。
先ほどの「口座振替」の割引額の表と「クレジットカード払い」の割引額の表を見比べてください。
「1回あたりの納付額」の金額は割引額が少ない分、「口座振替」より「クレジットカード払い」の方が多いですよね。
控除額は納付額になりますですので、「口座振替」より「クレジットカード払い」の方が控除額が多くなります。

どうして「クレジットカード払い」の方が多くなるのー?

「口座振替」の割引額は「クレジットカード払い」より多いので、支払い時点では「クレジットカード払い」の方が納付額は高くなる。ゆえに控除額が多くなるのじゃ!
メリット❹ 社会保険料控除額を選択できる!
「6カ月前納」「1年前納」「2年前納」の納付方法を選択した場合、社会保険料控除額を選択できる場合があります。
基本的に、社会保険料控除の対象額はその年に支払った分です。
ただ年を跨ぐ場合は、次年度以降の社会保険料控除分を翌年以降にスライドさせることができます。
たとえば、2019年に国民年金を「2年前納」(2019円年4月〜2021円年3月)で支払った場合の社会保険料控除額は、
① 2年分全額(2019年4月〜2021年3月)
② 2019年度分の9カ月分だけ(2019年4月〜2019年12月)
から選択できます。
②を選択した場合の社会保険料控除額は、
2019年は「2019年4月〜2021年3月」の9カ月分、
2020年は「2020年1月〜2020年12月」の12月分、
2021年は「2021年1月〜2021年3月」の3月分に分割されます。

確定申告時に選択できるぞ!
「クレジットカード払い」には、デメリットもいくつかあります。
デメリット❶ 申請が必要!
国民年金をクレジットカードで支払うためには、事前に申請しなければなりません。
手続きに1カ月ほどかかるので、期日までに申し込みを完了しておく必要があります。
「6カ月前納(4月分から9月分)」「1年前納」「2年前納」を希望される場合は2月末までに、「6カ月前納(10月分から翌年3月分)」を希望される場合は8月末までに申し込む必要があります。
・国民年金保険料クレジットカード納付申出書
・基礎年金番号
・クレジットカード番号
国民年金保険料クレジットカード納付申出書に住所や名前、基礎年金番号、クレジットカード番号などを記入し、日本年金機構へ郵送するか、年金事務所に提出してください。

余裕をもって申請するのじゃ!

お得なことには手間がかかるってやつねー
デメリット❷ 納付は一括払いのみ!
クレジットカード払いの場合、支払い回数は一括のみです。
分割払いやリボ払いには対応していません。
「6カ月前納」「1年前納」「2年前納」の納付方法を選択した場合は一括以外の選択肢がないため、キャッシュフローやクレジットカードの限度額に注意してください。

前納を選んでも、まとめて払うお金がなければ何の意味もないぞ!
デメリット❸ クレジットカード会社選びが必要
注意が必要なのは、国民年金の支払いにポイント還元があるクレジットカードと、国民年金の支払いにはポイント還元しないクレジットカードがあることです。
すべてのクレジットカードがポイント還元されるとは限りません。
またポイントの還元率が違う場合もあります。
自分の持っているカードが、
● 国民年金の支払いに対応しているか
● ポイント還元はあるのか
事前に確認しておきましょう。

ポイント還元なしなら「口座振替」にした方がいいもんねー

僕がオススメする国民年金支払いのクレジットカードは、楽天カードです。
国民年金の支払いにもポイントの還元があり、ポイント還元率は1%です。

まとめ
国民年金の支払いは、「クレジットカード払い」で「2年前納」がおすすめです。
「クレジットカード払い」で「2年前納」すると、割引とポイントで国民年金保険料の1カ月以上もの金額が割引になります。

「クレジットカード払い」で「2年前納」するなら2月末までに申し込みするのじゃ!
平成31年度の1カ月あたりの国民年金保険料は、16,410円です。
一年間では、196,920円になります。
少しでもお得に納付する方法があれば、活用していきたいですね。
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