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🎨色彩検定とカラーコーディネーター検定の違いを徹底比較

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色彩に関する資格を調べていると、必ず目にするのが「色彩検定」「カラーコーディネーター検定」です。

どちらも人気があり、色の知識を基礎から学べる資格ですが、「何がどう違うの?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

この記事では、2つの検定の違いや特徴、試験制度や出題範囲の違いまで、詳しくわかりやすくまとめました。

リニューアルで内容が大きく変わった2020年以降の最新情報をもとに比較していきますので、これから色彩系資格の取得を目指す方の進路選びに、ぜひお役立てください ✨

📊 最近の大きな変更点

色彩検定とカラーコーディネーター検定は、2020年に大きなリニューアルがありました。

カラーコーディネーター検定は、これまでの「1~3級」制から、「スタンダードクラス」「アドバンスクラス」という新しい2段階制度に変更されました。

また、カラーチャートの表現方法も独自の「CCIC」から、色彩検定と同じ「PCCS」に統一され、共通点も増えています。

ブソン

時代に合わせて試験の内容も変わっていきます!

次のパートでは、受験者層や特徴を比較してみましょう。

🧑‍🎓 受験者層

色彩検定とカラーコーディネーター検定は、どちらも幅広い業種・年齢層の方が受験していますが、受験者層にはそれぞれ傾向があります。

🎨色彩検定の受験者

📌 10代〜20代の学生を中心に人気

📌 アパレル・美容・ヘアメイク・インテリアなどの専門学校生が多数

もともと「ファッションカラーコーディネーター検定試験」という名称だったこともあり、ファッション分野に強く、若年層に親しまれています 👗🎨

出典:公益社団法人 色彩検定協会

🌈カラーコーディネーター検定の受験者

📌 20〜40代の社会人や大学生が多い

📌 建築・プロダクトデザイン・広告・メーカーなどの志望者に人気

特に、製造業・建築・商品開発などの実務色彩に強いとされ、より専門的な分野を目指す人に選ばれる傾向があります 🏗️📦

出典:東京商工会議所

僕が受験したときも、色彩検定は専門学生が多く、カラーコーディネーター検定は社会人や実務者の姿が目立ちました 🧑‍🏫👩‍💻

今では両者とも出題内容が似ており、どちらを受けても色の基本と応用がしっかり学べます

なお、色彩検定は文部科学省後援であることも、学生を中心に安心して選ばれる理由のひとつです 📖🌸

📝 試験要項

色彩検定とカラーコーディネーター検定は、主催団体・試験方式・実施スケジュールなど、細かい点でいくつか違いがあります。

受験前にチェックしておくと安心です 🧾✅

🎨 色彩検定 🌈 カラーコーディネーター検定
主催 色彩検定協会 東京商工会議所
受験資格 制限なし(何級からでもOK) 制限なし(どのクラスからでもOK)
実施形式 会場でのペーパー試験 IBT(自宅)/CBT(会場)方式
実施回数 年2回(6月・11月)
※1級は年1回(12月)
年2回(6月末〜7月上旬/10月末〜11月上旬)
試験時間 UC級:60分
3級:60分
2級:70分
1級:1次90分・2次90分
スタンダード:90分
アドバンス:90分
試験方式 UC級:マークシート方式(一部記述式)
3級:マークシート
2級:マークシート方式(一部記述式)
1級:マーク+記述(2次試験あり)
すべて多肢選択式
併願 可能 可能
合格ライン 各級とも満点の約70%(年度により変動) 100点満点中70点以上で合格
検定料 UC級:6,000円
3級:7,000円
2級:10,000円
1級:15,000円(1次免除者も同額)
スタンダード:5,500円+CBT料2,200円
アドバンス:7,700円+CBT料2,200円

🧭 色彩検定は紙の試験、カラーコーディネーター検定はパソコンによる試験が主流になっている点が大きな違いです。

とくに色彩検定1級は年1回のみの実施なので、受験タイミングには注意が必要です。

📅 色彩検定2級を受験する方で、1級までの取得を目指している場合は夏期(6月)に受験しましょう。

色彩検定2級を冬期に受験してしまうと、次の年の冬期まで色彩検定1級を受験できなくなります。

ブソン

受験計画をしっかりと立ててください!

📚 テキストと教材費

検定料の次に気になるのは、教材費だと思います。

色彩検定とカラーコーディネーター検定、それぞれの公式テキストの価格を比較しました。

📘 資格 📗 種類 💴 定価(税込)
🎨 色彩検定 UC級 2,310円
3級 2,420円
2級 2,970円
1級 4,070円
🌈 カラーコーディネーター検定 スタンダードクラス 3,300円
アドバンスクラス 5,830円

🎯色彩検定には公式の過去問題集があり、3年分などを解くことで出題傾向を把握できます。

🌈カラーコーディネーター検定には、公式の練習問題が発売されていないので、市販の問題集を購入して対策をしましょう。






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🗂 出題範囲

📘 資格 📗 種類 📚 学べる内容
🎨 色彩検定 UC級 色のユニバーサルデザイン、 色が見えるしくみ、色の表し方、色覚のタイプによる色の 見え方、高齢者の見え方、色のUDの進め方など。配色に おける注意点や改善方法を理解している。
3級 色のはたらき、色はなぜ見えるのか、色の分類と三属性、PCCS、色の心理効果、色彩調和、配色イメージ、ファッション、インテリア、慣用色名など。以上のような色彩に関する基本的な事項を理解している。
2級 色のユニバーサルデザイン、光と色、マンセル表色系、色彩心理、配色技法、配色イメージ、ビジュアルデザイン、ファッション、インテリア、景観色彩など。3級の内容に加え、以上のような基本的な事柄を理解し、技能を持っている。
1級 色彩と文化、色彩調和論、光と色、XYZ 表色系、色名、測色、色彩心理、色彩とビジネス、CMF、ファッション、景観色彩など。2級と3級の内容に加え、以上のような事柄を十分に理解し、技能を持っている。
🌈 カラーコーディネーター検定 スタンダードクラス 日常から見た色彩に関する基礎的な 知識について理解している。スタンダードクラス公式テキストに 該当する知識と、それを理解した上 での応用力を問います。
アドバンスクラス スタンダードクラスの知識に加え、 ビジネスにおける色彩の活用事例など幅広い知識を有している。アドバンスクラス公式テキストに該当する知識と、それを理解した上での応用力を問います。
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何を学ぶのか、テキストの目次を比較しておいてください!

🎯 合格率

📘 資格 📗 種類 📅 2023年 📅 2024年
🎨 色彩検定 UC級 受験者数:5,091人
合格率:83.6%
受験者数:4,406人
合格率:78.7%
3級 受験者数:29,449人
合格率:74.1%
受験者数:27,192人
合格率:74.7%
2級 受験者数:15,872人
合格率:72.2%
受験者数:15,308人
合格率:69.1%
1級 受験者数:2,465人
合格率:41.4%
受験者数:2,456人
合格率:41.8%
🌈 カラーコーディネーター検定 スタンダードクラス 受験者数:5,669人
合格率:74.3%
受験者数:4,259人
合格率:73.0%
アドバンスクラス 受験者数:2,291人
合格率:48.8%
受験者数:2,547人
合格率:45.5%

📝 合格率を見ると、スタンダードクラスは色彩検定2級と同程度、アドバンスクラスは色彩検定1級に近いレベルといえます。

受験者数は、色彩検定の方が圧倒的に多いのが注目点です。

📊 難易度ランキング

色彩検定とカラーコーディネーター検定の難易度を比較しました。

🥇 第1位: 🎨 色彩検定 1級(2次試験あり) ★★★★★(難しい)

🥈 第2位: 🌈 カラーコーディネーター検定 アドバンスクラス ★★★★☆(やや難)

🥉 第3位: 🎨 色彩検定 2級 ★★★☆☆(ふつう)

🟦 第4位: 🌈 カラーコーディネーター検定 スタンダードクラス ★★★☆☆(ふつう)

🟥 第5位: 🎨 色彩検定 3級 ★★☆☆☆(やややさしい)

🟩 第6位: 🎨 色彩検定 UC級 ★☆☆☆☆(やさしい)

💡 以前はカラーコーディネーター検定の方が難しい印象がありましたが、2020年のリニューアル以降は両検定の難易度差が縮まっています。

🎨 色彩検定1級は2次試験の実技を含むため、一番難しいと言えます。

🌈 一方、カラーコーディネーター検定は論述がなくなり、知識の応用力が問われる構成に進化しています。

📝 自分に合ったスタート級を選び、上級を目指すかどうかで受験順を考えていくのがおすすめです。

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難易度の低いものから順番にというのもおすすめです!

✅まとめ:どちらを選ぶ?

🎨 色彩検定も 🌈 カラーコーディネーター検定も、幅広い職種や年齢層に受け入れられている人気資格です。

とくにアパレルやインテリア、グラフィックなどのデザイン系だけでなく、製造や建築、販売、企画職など、あらゆる分野で活用されています。

どちらを選ぶかは、「どこまで上級を目指すか」によって決めるのがポイントです。

🎯 とりあえず色の資格がほしい方は…
→ 🎨 色彩検定3級からのスタートがおすすめです。

🎯 ユニバーサルカラーに興味がある方は…
→ 🎨 UC級から学ぶのも良い選択です。短時間で基礎を身につけられます。

🎯 両方の資格を取得しつつ、上級を目指したい方は…
→ 🌈 スタンダードクラス → 🎨 3級 → 2級 の順で進めると効率的です。

🎨 色彩検定は段階的にレベルアップできる構成で、実践的な内容が多く、楽しみながら学べます。

🌈 カラーコーディネーター検定はクラス間の難易度差が大きいため、スタンダード→アドバンスへ進む際はしっかりと準備が必要です。

どちらの資格も「色の見え方」「活用方法」をしっかり学べるため、まずは目標に合った級からスタートしてみてください。

🎯 どちらにするか迷っている方へ

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色の勉強はとても楽しいです!

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