こんばんは。 宅建挑戦中のひねもすのたり管理人のブソンです。→合格しました!
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宅建試験(宅地建物取引士試験)には、宅建登録講習という5点免除制度があります。
宅建試験は、50問の四肢択一式です。
5点免除制度を適用すると、50問中の5問は正解として扱われますので、残りの45問に答えることになります。
5点をもらってからのスタートじゃ!
受験者にはとてもメリットがある制度ですよね。
では、宅建登録講習(5点免除制度)について詳しく見ていきましょう。
宅建登録講習の対象者
宅建登録講習(5点免除制度)を受けることができるのは、宅地建物取引業に従事している人のみです。
宅地建物取引業者の従業者であれば、実務経験期間に関係なく宅建登録講習を受講することができます(従業者証明書が必要)。
対象者の方は、宅建登録講習を受け、事前に実施される試験に合格して、やっと5点免除の資格がもらえます。
宅建試験は誰でも受験することができるので、中には宅地建物取引業に従事していない人もいると思います。
僕のように宅地建物取引業に従事していない人は、宅建登録講習(5点免除制度)を受けることができません。
宅地建物取引業に従事してると、どうしても急いで宅建資格が必要な場合があるからのう
宅建登録講習の流れ
宅建試験で5点免除を受けるには、宅建試験に申し込む前に、登録講習修了試験に合格し、講習修了者証明書を取得しなければいけません。
登録講習受講中の人は、登録講習修了者として申込むことはできません。
以上のような手順を踏み、登録講習修了試験に合格した人だけが、登録講習修了者として5点免除のある宅建試験に申し込みをすることができます。
思ったより時間と手間がかかるのう
宅建登録講習の申請時期
宅建登録講習(5点免除制度)の申請時期は、登録講習機関によって違います。
前年の10月頃から5月頃まで申し込みを受け付けています。
スクーリングの受講・修了試験は、4月頃から7月下旬頃です。
5月ぎりぎりになると予約でいっぱいになりますので、受験予定の方は早めに申請しておきましょう。
宅建試験の申し込みは7月1日からですので、それまでに宅建登録講習を修了すれば、スムーズに本試験に申し込みできます。
本試験の申し込み期間は短いので、ギリギリになると焦るぞ!
宅建登録講習の料金
宅建登録講習(5点免除制度)の料金は、登録講習機関によって違います。
15000円〜20000円くらいが相場です。
早期の申し込みや、従事している会社を通して申し込むと割引がある場合もありますので、事前に確認しましょう。
またスクールなどで宅建登録講習の申請をすれば、宅建のテキストが安く購入できたり、宅建講座の受講が割引になったりするなどの特典がある場合もあります。
宅建登録講習の料金は、安くないぞ!
宅建登録講習で免除される問題
登録講習修了の証明書をもって宅建試験に申し込むと、50問の問題のうち5問を解答せずに正解したことになります。
免除される5問とは、通年では問46~問50にあたる5問です。
- 宅地及び建物の需給に関する法令並びに実務に関する科目(問46・47・48)
- 土地の形質、地積、地目及び種別並びに建物の形質、構造及び種別に関する科目(問49・50)
登録講習修了者証明書の交付日から3年以内の宅建試験であれば、5点免除を受けることができます。
一度登録講習を修了すれば、チャンスは3回あるぞ!
宅建登録講習のメリット
宅建登録講習(5点免除制度)のメリットは、もちろん合格率にあります。
宅建試験の合格率は、15〜17%です。
そのうち、宅建登録講習を受けていない人の合格率は15%、宅建登録講習を受けた人の合格率は20〜25%となっています。
免除される5問の難易度によっては、最大10%以上、合格率に差が付くことになります。
平成30年度の宅建試験では、合格者33,360人のうち宅建登録講習を受けた人は10,364人で、合格者の約31%を占めています。
宅建試験は上位15%が合格する試験なので、5点のアドバンテージは大きいぞ!
宅建登録講習のデメリット
宅建登録講習(5点免除制度)を受けると宅建試験の合格率をぐんと上げることができますが、デメリットもあります。
1. 修了までに時間がかかる
宅建登録講習には、2カ月の通信教育を受けなければいけません。
また、2日間のスクーリング講義を受講し、修了試験を受けて合格しなければいけません。
トータルで50時間ほどの勉強時間が必要です。
2. お金がかかる
宅建登録講習(5点免除制度)の料金の相場は、15000円〜20000円です。
宅建試験の料金は、宅建登録講習を受けても、一般者受験者と同じ7000円です。
3. 試験時間が短くなる
宅建登録講習(5点免除制度)を受けると、問46~問50の5問が免除されます。
5問免除と引き換えに、試験時間は10分間短縮されます。
宅建の試験時間は120分ですので、5点免除制度を受けて受験すると試験時間は110分になります。
合格率と時間・お金・試験時間とを天秤にかけるのじゃ!
まとめ
宅建試験(宅地建物取引士試験)には、宅建登録講習という5点免除制度があります。
宅建登録講習(5点免除制度)とは、宅地建物取引業者の従業者を対象に、宅地建物取引業に関する実用的な知識および紛争の防止に関して必要な知識を習得し、宅地建物取引業に関する業務の適正化および資質の向上を図ることを目的とした講習です。
宅建試験において宅地建物取引業者だけを優遇する制度ではなく、免除される2科目において理解を深めて欲しいという意図があると思います。
宅建試験における5問の免除は、合格を目指す人にとってとても大きなアドバンテージです。
宅地建物取引業に従事している人は、宅建登録講習(5点免除制度)を申し込んだ方がいいでしょう。
2020年度に宅建試験(宅地建物取引士試験)を受験される方は、2019年10月頃から登録講習機関をチェックし、早めに申請をしておきましょう。
受講の申請は早めにな!
以上、宅建登録講習(5点免除制度)についてでした。