こんばんは。 インテリアコーディネーターのひねもすのたり管理人のブソンです
「ひねもすのたり 独学で!資格ブログ」は、独学で資格取得を目指していくブログです。
インテリアコーディネーター2次試験には、プレゼンテーション(製図)があります。
初学者の方は、きちんと描けるようになるのかとても不安だと思います。
わしもそうじゃったぞ!
製図の勉強は、まずどのようなものを描かなければいけないかを把握することから始まります。
事前に去年の本試験の問題を公益社団法人インテリア産業協会のホームページで確認しておきましょう。
2022年度(第40回)インテリアコーディネーター(IC)資格試験 試験問題の公開について
初めは何をどうすればいいのかわからないと思いますが、独学でも必ず描けるようになります。
製図の勉強はとても楽しいです。
製図道具も最小限必要になりますが、焦らず一つずつクリアしていきましょう。
勉強開始時期
プレゼンテーション(製図)の勉強開始のタイミングは、
❶ 2次試験の2カ月前
❷ インテリアコーディネーター1次試験終了後すぐ
のどちらかです。
1次試験の勉強に余裕のある人は、2次試験の2カ月前から勉強を開始しましょう。
そうではない人は、インテリアコーディネーター1次試験終了後すぐに始めるようにして下さい。
プレゼンテーション(製図)の合否は、試験までにどれだけたくさん図面を書くことができたかで決まります。
1次試験の合格発表を待っていては、よほど時間を割けない限り2次試験に間に合いません。
僕は、過去問題10年分の模写を3周、予想問題集の8題を2周した上で、さらにアイソメ図とパース図の問題に絞って1回ずつ解答しました。
その甲斐もあって、試験ではすいすいと楽しく製図することができました。
製図の勉強はできるだけ早く始めるようにしましょう。
製図の勉強期間は1カ月半〜2カ月、勉強時間は100時間が目安じゃ!
勉強の始め方
プレゼンテーション(製図)の勉強の仕方は、過去問題の問題と解答を見ながらひたすらトレース(模写)すること以外にありません。
解答をそのまま解答用紙に写していくだけです。
初めから、自分ならこのようにレイアウトする、などといったオリジナリティは必要ありません。
それらはある程度描けるようになってから考えればいいことです。
けれど、いきなり模写しろと言われても何をどう描いていけばいいのかわからないと思います。
なので、「はじめてのインテリア製図 合格する図面の描き方」を一読しておきましょう。
初めて製図をする人に基本的で必要な情報がたくさん掲載されています。
とてもいい教材じゃぞ!
このテキストを見ながらは、実際に製図をしてみる必要はありません。
最初から最後までざっくりと目を通して、だいたいどのように製図していくかがわかればそれで大丈夫です。
近くに大きな書店がある場合は、立ち読みで済ましてしまってもいいでしょう。
模写の方法
「はじめてのインテリア製図 合格する図面の描き方」を一読して描くべきことがなんとなくわかったら、実際に過去問の模写に入ります。
問題文を読んで、解答を見ながら一つ一つ丁寧に解答用紙に写していきます。
解答用紙は1枚しか付いてないのでコンビニでコピーして使用するのじゃ!
どこから描くか(キッチン、ダイニング、リビング、寝室など)にルールはありません。
自分の描けそうなところ(好きなゾーン)からか、面積の大きなものから描くようにすればいいでしょう。
重要なことは、問題文で指定されているものやサイズ指定がある場合は指示通りに描くこと、です。
省略したりサイズを変更して描いてはいけません。
サイズ指定がない場合は、条件に沿って自分でサイズを定める必要があります。
たとえば、4人で座るテーブルの適当なサイズや高さはわかりますか?
答えは、1次試験で勉強したはずです。
エレメントのサイズがわかると製図スピードは格段に早くなるので、代表的なものは覚えておくようにしましょう。
無理して覚えなくても、描いていくうちに自然と身に付いていくので安心して下さい。
よく出題されるエレメントの基本的なサイズをまとめた記事があるのでよければ参考にして下さい。
試験では、平面図に加えて1〜2つ(多い時は3つ)ほどの図面を描かなければいけません。
初めて勉強する人は、平面図の解答に模写だけで試験時間いっぱいの3時間がかかってしまうと思います。
それでも今は慌てたり焦る必要はありません。
製図速度は描けば描くほど必ず速くなります。
今は丁寧に解答を模写することを心掛け、ひたすら描き続けましょう。
この心構えが後々ぐんと成長させてくれるぞ!
製図用具
製図用具は、急いで買い集める必要はありません。
基本的な製図道具すべてを揃える必要もないです。
過去問を模写しながら必要だなと感じるものを一つずつ揃えていけばよく、手持ちのものがあればそれを利用して下さい。
まずはシャープペンシルと定規があればいいでしょう。
設問には着色指示があるので、その他に必ず要るものは色鉛筆になります。
試験で使用できるのは18色までなので、それより多い色数のものを購入し、よく使用する色を選んで試験に持参しましょう。
基本的な色に何色を加えて18色にするかは自分の感覚(センス)じゃ!
テーブルやフロアランプなどで正円を描かなければいけない場合があるので、円型テンプレートかコンパスもあった方がいいでしょう。
その他は必要だと感じれば、その都度購入していくようにしましょう。
予想問題
過去問題と同じ問題は出題されないので、過去問の模写だけでは不安になるはずです。
製図はたくさんのパターンに触れておくことが大切です。
時間が確保できるのであれば、同じシリーズの予想問題もしておきましょう。
予想問題は過去問題よりも難しく、書き込むエレメントの数も多くなっています。
その分、確実に実力が付きます。
自分の力で解いてもみてもいいですが、こちらもまず解答の模写からで十分です。
どうしても時間が取れない方は、過去問題の模写をしっかりと繰り返しましょう。
まずは過去問、これが資格試験の基本じゃ!
最終目標
2次試験の試験時間は180分で、プレゼンテーション(製図)と論文の出題があります。
基本的な時間配分の目安は、
- プレゼンテーション(製図)… 120分
- 論文 … 60分
でいいでしょう。
図面の出題数にもよりますが、120分以内に製図し終えられるよう意識して勉強を進めていきましょう。
プレゼンテーション(製図)と論文の解答順ですが、論文を先に終えておいた方が気分的に楽に進められます。
論文を早く描き終えられれば、製図に時間を割くことができるぞ!
まとめ
プレゼンテーション(製図)の勉強は、まず過去問題の解答の模写の反復です。
模写がある程度できるようになったら、問題の制限の範囲内で目一杯オリジナルの提案をして下さい。
色も解答通りではなく自分の思うように塗って表現して構いません。
プレゼンテーション(製図)の答えは一つではありません。
受験者の数だけ答えがあり、正解があります。
問題文に書かれている施主の希望を叶えるために、最大限の提案してみましょう。
模写を繰り返していくうちに、解答すべきことや必要な製図用具もわかってきます。
製図速度もどんどんアップします。
それまでは焦らず、過去問題の解答の模写を丁寧に繰り返すことに集中するようにしましょう。