こんばんは。 インテリアコーディネーターのひねもすのたり管理人のブソンです。
「ひねもすのたり 独学で!資格ブログ」は、独学で資格取得を目指していくブログです。
今回は、インテリアコーディネーター資格試験について、勉強時間や方法、使用したテキストなどを紹介していきたいと思います。
これからインテリアコーディネーターを受験しようとされている方、ぜひ参考にしてください。
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難易度
難易度 難しい
過去5年間のインテリアコーディネーターの合格率は、約23.8%です。
1次試験 |
2次試験 |
全体 |
||||
受験者数 |
合格率 |
受験者数 |
合格率 |
合格率 |
||
2022 |
第40回 |
8669人 |
34.2% |
3795人 |
57.8% |
24.5% |
2021 |
第39回 |
9640人 |
32.8% |
3951人 |
59.1% |
23.5% |
2020 |
第38回 |
7908人 |
34.1% |
3526人 |
58.0% |
24.1% |
2019 |
第37回(再試験含む) |
6992人 |
34.7% |
3292人 |
57.6% |
25.1% |
2018 |
第36回 |
8542人 |
32.4% |
3620人 |
59.0% |
23.8% |
インテリアコーディネーター資格試験には、1次試験と2次試験があります。
1次試験と2次試験それぞれの合格率は、1次試験が約33%、2次試験が約58%となっています。
1次試験はマークシート形式、2次試験は記述式(論文・製図)の試験になりますが、それぞれの難易度も高く、全体の難易度は難しいになると思います。
テキストの内容をしっかりと暗記し、また時間をかけて2次試験の論文や製図対策をしなければ、合格は難しいでしょう。
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1次試験、2次試験ともに難しいぞ!
テキストと問題集
テキスト
1次試験
テキストは、HIPS合格対策プロジェクト「インテリアコーディネーター1次試験合格教本(上巻・下巻)」を使いましょう。
他にもたくさん教本がありますが、上手に内容がまとめられているのでおすすめできるテキストです。
過去問題を解いていると、「インテリアコーディネーター1次試験合格教本」には掲載されていない内容も出題されています。
心配な方は、インテリア産業協会公式の「インテリアコーディネーターハンドブック(上・下)」を補助テキストとして使用してもいいと思います。
けれど、資料集に近いテキストですのでこれだけで勉強を始めると少ししんどいかもしれません。
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試験問題は公式のインテリアコーディネーターハンドブックから出題されるぞ!
2次試験
2次試験の論文対策は、まず「インテリアコーディネーター2次試験 一番わかりやすい合格論文入門」を使用しましょう。
最低限の論文テクニックが掲載されています。
出題されそうなテーマやキーワードを想定しながら、「インテリアコーディネーターハンドブック(上・下)」を読み進めていけば、どんな問題が出題されても対応できます。
製図(プレゼンテーション)は、まず「インテリアコーディネーター資格試験 はじめてのインテリア製図 合格する図面の描き方」を使用しましょう。
こちらも最低限の製図知識が掲載されてるので、過去問題の前にルールなどを確認しておきましょう。
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製図はいきなり描くことはできんぞ!
問題集
1次試験
1次試験の問題集は、「インテリアコーディネーター1次試験合格教本」と同じシリーズの「インテリアコーディネーター1次試験 過去問題徹底研究(上巻・下巻)を使用しましょう。
過去問題から分野別に厳選された問題が掲載されています。
同じシリーズの「インテリアコーディネーター1次試験 一問一答 徹底研究」もおすすめです。
一問一答は、暗記の確認や知識の整理にとても有効です。隙間時間できるので効果的です。
時間があれば、予想問題集「インテリアコーディネーター1次試験 予想問題徹底研究」をしましょう。
1次試験はできるだけたくさんの問題に触れて、多方向からの出題に対策しておきましょう。
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予想問題は過去問より少し難しいがそれくらいがちょうどいいぞ!
2次試験
2次試験は、「わかりやすい合格論文入門」と「はじめてのインテリア製図 合格する図面の描き方」を一読したあとすぐに過去問題集に取りかかりましょう。
過去問題集
1次試験
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なるべく掲載年数の多いものを選ぶのじゃ!
2次試験
まずは最低限のものを用意して、過去問題をしながら必要なものを増やしていきましょう。
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2次試験の問題集は、「インテリアコーディネーター2次試験 過去問題徹底研究」と「インテリアコーディネーター2次試験 予想問題徹底研究」の2冊を使用しましょう。
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たくさんパターンを解いて慣れておくのじゃ!
1次試験の合格発表は1次試験から約5週間後、2次試験は1次試験から約7週間後です。
1次試験の合否が出てから2次試験までは2週間ほどしかありません。
2次試験対策は、1次試験終了後すぐに始めた方がいいと思います。
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2次試験対策は1カ月半〜2カ月は必要じゃ!
勉強時間と方法
勉強時間の目安 1次試験 200時間 2次試験 100時間
インテリアコーディネーターの試験審査の範囲です。
審査基準は、インテリアコーディネーターに関する実用的な知識を有するかどうかを判定することに基準が置かれています。
1次試験
1. インテリアコーディネーターの誕生とその背景に関すること
インテリアコーディネーター誕生の背景となった住まいへの意識変化や住宅・インテリア産業の発展の経過、その後のインテリア産業の進展とインテリアコーディネーターの職域の拡大等に関する基礎知識を有していること
2. インテリアコーディネーターの仕事に関すること
インテリアコーディネーターとしての役割、職能、必要な実務内容・手順および職域等に関する基礎知識を有していること
3. インテリアの歴史に関すること
古代から現代に至る日本及び西洋のインテリアの歴史に関する基礎知識を有していること
4. インテリアコーディネーションの計画に関すること
インテリアコーディネーションのための基本的な検討事項(生活像、規模計画、寸法計画、人間工学、造形原理、色彩計画、安全計画、性能計画、維持管理)、生活場面の構成手法、リフォームの計画等に関する基礎知識を有していること
5. インテリアエレメント・関連エレメントに関すること
インテリアエレメント(住宅家具、造作部品、システム・ユニット製品、ウインドートリートメント、カーペット、インテリアオーナメント等)、各種品質表示、エクステリアエレメント等に関する基礎知識を有していること
6. インテリアの構造・構法と仕上げに関すること
建築の構造・構法、インテリア(床・壁・天井)の構法、造作と造作材、機能材料と構法、建具、仕上げ材と仕上げ等に関する基礎知識を有していること
7. 環境と設備に関すること
室内環境(熱、湿気、換気・通風、音、光)、住宅設備(給排水、換気・空調、自然エネルギー、電気、照明、水回り設備機器)に関する基礎知識を有していること
8.インテリアコーディネーションの表現に関すること
建築等設計図書、二次元・三次元表現技法、CAD表現・レンダリング、プレゼンテーションに関する基礎知識を有していること
9.インテリア関連の法規、規格、制度に関すること
インテリアに関連する建築・住宅、省エネ・環境・リサイクル、高齢者・障害者配慮、品質・安全性等分野の法規制・規格・制度・表示に関する基礎知識を有していること
2次試験
プレゼンテーション
インテリアの基礎知識をもとに、住まいのインテリア空間に関する与えられた課題について、与条件を理解した上でインテリアの計画を行い、図面作成や着彩表現により必要な情報を伝達できる能力を有していること
論文
インテリアコーディネーターとして、住まいのインテリアに関する与えられた課題について、これを理解・判断し、的確な解答を文章で明瞭に表現できる能力を有していること
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試験範囲は広いぞ!
1次試験日の4カ月半前から勉強を開始しましょう。
一次試験
4カ月半前(テキスト)
時間の目安 140時間
1日、30ページほどずつ「合格教本(上巻・下巻)」を読み進めましょう。
要点だけをまとめた箇条書きに近いテキストですので、暗記に苦労すると思います。
まずは、ざっくりと最後まで目を通して全体像を把握してください。
学習する内容が理解できたら、詳細部分まで読み込んでいきましょう。
上下巻それぞれ、3週間で1周しましょう。
このペースを維持して3カ月で、それぞれ2周しましょう。
毎日、少しずつ続けてください。
1週間のうちで時間が余れば、覚えにくかったところを重点的に読み返しましょう。
日曜日はしっかりと休むこと。
暗記は休むことで、知識が脳に定着します。
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3週間でテキスト1周、これをそれぞれ2回繰り返すのじゃ!
1カ月半前(問題集)
時間の目安 25時間
テキストをそれぞれ2周ずつしたら、「過去問題徹底研究(上巻・下巻)」に入りましょう。
1日に1章ずつを目安に解いていきましょう。
用語を知っているかどうかの選択問題ですので、解答するのにそこまで時間がかからないと思います。
2週間で問題集をそれぞれ1周しましょう。
もし日数が余れば、残りの日で間違えた問題をもう一度解いてください。
合わせて、1日15分ずつ「一問一答 徹底研究」をしていきましょう。
様々な出題のパターンを網羅的に学習することが大切です。
一問一答は試験日の直前まで続けるようにしましょう。
このときも日曜日はしっかり休みましょう。
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問題集に書き込みは厳禁!間違った問題番号に小さくチェックマークを付けておくのじゃ!
1カ月前(過去問題集・予想問題集)
時間の目安 25時間
問題集を1周したら、過去問題集に入りましょう。
過去5年分を解答できれば十分です。
1日に1年分ずつ、じっくりと解いていきましょう。
本番の試験時間(160分)をしっかりと計測して、途中で休憩などせず、それを超えないよう意識して進めて下さい。
本番の時間の感覚をつかんでおきましょう。
見直しをして早く終われば、時間途中でやめてしまって構いません。
答え合わせをし、間違ったところや気になるところはテキストに戻って、該当箇所をしっかり確認しておきましょう。
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問題集は理解していない部分を確認するためにある。どんどん間違えていいぞ!
時間があれば、「予想問題徹底研究」もしておきましょう。
完全にオリジナル問題で模擬試験まで付いているので、力試しになるでしょう。
過去問題より少し難しくなっていますので、合格点に届かなくても心配しなくても大丈夫です。
2週間前(見直し・2次試験準備)
時間の目安 10時間
試験までの残りの日数は、問題集や過去問題集で間違えた箇所を繰り返し解いてみましょう。
わからないところはテキストに戻って確認します。
こうして間違えたところにつけた印を減らしていくのが、テスト勉強のコツです。
4カ月も時間をかければ、誰でも覚えたことが少しずつ抜けていくので、間違えた箇所以外にその周辺にも目を通しておいてください。
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マークシートは当て勘で正解してしまうことがある。わからなかったけどとりあえずマークした問題番号にも小さくチェックを入れておくのじゃ!
順調に1次試験の勉強が進んできた人は、2次試験の2カ月前を目安に2次試験の準備に入ってもいいでしょう。
製図用具を買い揃えたり、「わかりやすい合格論文入門」と「はじめてのインテリア製図 合格する図面の描き方」を読み始めてもいいと思います。
当日
1次試験当日は、とくに勉強しなくても大丈夫です。
試験会場にもテキストや過去問題集を持っていく必要もありません。
ただ遅刻や忘れ物がないよう、試験開始時間や会場、持ち物などを受験票でしっかり確認して、前日に準備しておきましょう。
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試験会場にきちんと到着すること、それが一番大事じゃ!
![](https://hinemosunotari-sikaku.com/wp-content/uploads/2019/04/eyecatch109-320x180.png)
2次試験
1カ月半前(過去問題集)
時間の目安 100時間
1次試験の合否結果を待たずに、2次試験の対策を始めましょう。
「わかりやすい合格論文入門」と「はじめてのインテリア製図 合格する図面の描き方」を一読し、「過去問題徹底研究」に入りましょう。
まずは最低限のものを用意して、足りないものやあったら便利なものを増やしていきましょう。
過去問題の解答用紙は、コンビニなどでA3サイズでコピーして使用しましょう。
2週間で過去問題集(10年分)を1周しましょう。
論文は解答する必要はありません。
問題と解答例に目を通し、書き方やルールなど確認しておきましょう。
製図(プレゼンテーション)は、1日に1年分ずつ解答例を模写することから始めましょう。
始めのうちは、試験時間の3時間で終わらないと思います。
時間を気にせずに、丁寧に模写することに努めましょう。
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製図時間は少しずつじゃが必ず早くなる。それまでは手を抜かず我慢じゃ!
過去問題集(10年分)が終了すれば、「予想問題徹底研究」に入りましょう。
予想問題は、過去問題より少し難しくなっています。
こちらも丁寧に模写することから始めましょう。
予想問題の解答用紙も、コンビニなどでA3サイズでコピーして使用しましょう。
10日間で予想問題集(8回分)を1周しましょう。
論文には、問題と解答例に目を通すだけで大丈夫です。
それぞれの1周目が終了すれば、2周目に入ります。
2周目は、製図だけで2時間を目標にして進めましょう。
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論文に1時間かかると想定するのじゃ!
1カ月半で、過去問題集(10年分)と予想問題(8回分)を2周しましょう。
それでもまだ2次試験までに時間があれば、苦手な製図(アイソメやパースなど)に絞ってもう一度描いてみましょう。
論文も、1年分くらいは実際に解答用紙に書いてみてもいいかもしれません。
いざ書こうと思っても、日頃字を描いていないと漢字が書けなくなっているかもしれません。
当日
2次試験当日も、とくに勉強しなくても大丈夫です。
試験会場にも過去問題集を持っていく必要もありません。
ただ遅刻や忘れ物がないよう、試験開始時間や会場、使用できる製図用具などを受験票でしっかり確認して、前日に準備しておきましょう。
色鉛筆はしっかり鉛筆削りで削っておきましょう。
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● 事前にしっかりと計画を立てること
● 十分余裕を持って勉強すること
これらは無理なく合格する受験のコツの一つです。
また、検定に合格することだけが目的ではないはずですので、詰め込みや一夜漬けなど負担の大きい勉強方法はとるべきでありません。
一日少しずつ確実に階段を登っていきましょう。
それが合格への一番の近道です。
まとめ
インテリアコーディネーター資格試験の難易度は、
難しい
勉強時間の目安は、
1次試験 200時間
2次試験 100時間
です。
1次試験日の4カ月半前から勉強を始めましょう。
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2023年を受験するなら、6月1日から勉強開始じゃ!
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