こんばんは。 宅建試験合格(未登録)のひねもすのたり管理人のブソンです。
「ひねもすのたり 独学で!資格ブログ」は、独学で資格取得を目指していくブログです。
僕は、令和元年の宅建試験に合格しました。
自己採点の点数は45点でした。
独学の方は、自分の勉強の仕方がが合っているかどうか不安になることもあると思います。
僕ももっと効率的に勉強できたなとか、これはこれでよかったなと思うことがたくさんあります。
「【宅建試験】に独学で一発合格する勉強方法と時間は?」の記事に加えてもう少し細かく書きます。
まずは計画を立てよう
まずは計画を立てることが大切です。
試験期間を大きく3つに区切りましょう。
宅建試験では少し余裕を持って6カ月の勉強期間を設けましょう。
勉強を早く始め過ぎることはおすすめしません。
1. 覚えたことを忘れない勉強が必要になる
2. 後半に点数を伸ばしてくる人たちに勝てない
というのが理由です。
緊張感や集中力を維持し続けることはとても難しいです。
また、アドバンテージを持っていると勘違いすることによって甘えが生まれます。
適度な時間を確保し、負荷のかからない方法を選んで勉強を継続していくことが最善です。
宅建の標準的な勉強時間は、400時間とされています。
1日2時間の勉強することを目安にしましょう。
試験期間を3つに区切ったら、始めの2カ月はテキスト、次の2カ月は過去問、最後の2カ月は復習に充てます。
これがざっくりとしたスケジュールになり、それぞれの仕上げの目標になります。
これ通り進めることさえできれば、合格できたも同然です。
計画を立てたらそれ通りに進める、勉強はシンプルじゃ!
テキストはどのように使う?
どんな人もまずはテキストを読むことから勉強に入ると思います。
けれど、テキストをいくら読み込んでも過去問題を解けるようになりません。
ただテキストを読んでいても、試験でどのように問われるかを把握することは難しいからです。
けれど、過去問を解きながらテキストを読むとどうしても断片的な理解になり、問題は解けるけれどいまいち腑に落ちない疑問点が溜まっていきます。
テキストを読むことの目的は、全体のアウトラインを掴むことです。
大枠の知り、全体の流れを把握することは理解のハードルを下げることになります。
これは、過去問をいくら繰り返しても身に付きません。
1. テキストでは全体の流れを掴むこと(広い理解)
2. 過去問は出題の論点を掴むこと(確実な理解)
テキストを読むことと過去問を解くことの目的が違うことを理解し、しっかりと使い分けることが大切です。
それさえ認識していれば、テキストから勉強は始めても、過去問を解きながらテキストを読んでも、どちらの方法でも構いません。
けれど、前半期にテキストを読み込んでおくことは後々理解のスピード面で必ず役に立ってきます。
過去問には限りがあります。急いでする必要はありません。
テキストを読み込むことも過去問を解くことも、合格するにはどちらも避けては通れません。
早いか遅いかだけ。テキストも過去問もどちらも大切じゃ!
過去問は最重要!
過去問には、一問一答、分野別、年度別の3つがあります。
年度別を分解したものが分野別、分野別を分解したものが一問一答です。
その中でも一番重点を置くべきなのは一問一答です。
一問一答ができれば、分野別も年度別もするすると解くことができます。
逆に分野別や年度別を解くことができても、一問一答が解けるようになるわけではありません。
解く順番は、必然的に一問一答 分野別 年度別の順になります。
宅建試験に効率よく合格するには一問一答の問題集は必須です。
分野別の問題集は、消去法での解き方や不得意分野を反復するために使用します。
過去問題をしていく上で大切なことは、毎日すべての科目分野(権利関係・宅建業法・法令上の制限・税その他)に触れることです。
頭から順番に科目分野順で進めると、元の科目分野に戻ってきたときにはほとんど忘れています。
各科目分野に触れる時間までのサイクルを短く取ることが一番の対策になります。
大きく権利関係・宅建業法・法令上の制限+税その他の3つに分けて、毎日それぞれ少しずつ解くようにしましょう。
一問一答と分野別の科目分野をずらしながら解くと記憶の定着にとても効果的です。
一問一答は、試験日まで毎日解く癖を付けましょう。
過去問は一問一答を基礎にして勉強するのじゃ!
結局は、復習が一番大事!
試験直前の2カ月は復習期です。
一問一答は毎日続け、分野別で間違えたところを重点的に復習しましょう。
このタイミングでテキストに戻ってみることもとても有効です。
たくさんの過去問を解いてとっかかりができているので、点と点が繋がったり、新しい発見もあるでしょう。
初期に読みんだときよりも深く正確に理解できるはずです。
この時期のテキスト通読は、点と点を繋げる作業です。
全体の復習を終えたら年度別の過去問をしましょう。
年度別では、時間の感覚や解く順番を意識することが大切です。
一問一答や分野別と同じ問題が出題されているので心配しなくてもしっかり点数が取れるはずです。
最低でも過去問10年分を完璧に仕上げるのじゃ!
過去問を中心に勉強していて気になることは、初見の問題に対応できるかということです。
模試は本当に必要!?
初見の問題に対応できるかが気になる人は市販模試や予想問題をしてもいいでしょう。
市販模試や予想問題は本試験より難しくなっています。
合格点が取れなければ自信を喪失し、試験とその復習に試験前の貴重な時間の大半が取られてしまいます。
模試は合格点を取ることを目指すためにするものでありません。
1. 弱点を把握する
2. 時間の感覚を掴む
3. 解く順番を考慮する
この3つだけを意識しましょう。
模試で点数を取れなくても気にする必要はありません。
模試は本番ではありません。
国土交通省や不動産適正取引推進機構もまったく関与していません。
特に、会場模試は予備校などのビジネス要素がとても強いものだと思っておきましょう。
時間に余裕のない人、過去問の仕上がりに不安のある人は、無理に模試に手を出さなくてもいいです。
その場合は、過去問題を2年分さらに遡って解くようにしましょう。
初見の問題に対して自分の力を試してみたいという人はたくさん模試を受けましょう。
模試でうまく点数を取れた人はそのまま自信にしていいでしょう。
先ほどの答えですが、過去問を完璧に解ける人は、初見の問題への対応力もしっかりと身に付いています。
宅建試験は、過去問と同じレベルの問題しか本試験で出題されません。
模試をしていないからといって不合格になることはまずありません。
安心して大丈夫です。
もちろん市販模試や予想問題にも大きなメリットが2つあります。
それは、法改正と統計問題です。
法改正
2020年には大幅な民法の改正があります。
2020年からしばらくの間は、改正民法部分がメインに出題されるでしょう。
改正に合わせて過去問も修正されていますが、新しく追加された部分については勉強が及ばないでしょう。
その部分だけ市販模試や予想問題で学習することは効果です。
権利関係は、しばらく過去問だけでは対応は難しいと思います。
過去問に加えて、改正民法に絞った勉強を追加することが必要です。
統計問題
統計問題は毎年の6月頃に公表された統計情報から出題されます。
その他の分野に出題され、確実に1点を取ることができる問題になります。
試験の1日前でいいので、直前に暗記するようにしましょう。
市販模試を2冊ほど用意すると計6問パターンの統計問題を手に入れることができます。
そのうち1問が出題されると考えていいでしょう。
市販模試や予想問題でその問題だけを解いておくことはとても効果があると思います。
まとめ
以上、宅建試験で高得点を取るポイントでした。
❶ 勉強計画を立てて、きちんとそれに沿って勉強を継続すること
❷ テキストと過去問をしっかりと使い分けること
❸ 一問一答をすること
❹ ときどきテキストに戻って全体の流れをつかむこと
❺ できるだけたくさんの年数の過去問をすること
❻ 模試を効果的に使うこと
宅建試験は、できることをしっかりとしていれば必ず合格できる試験です。
計画を立て、それ通りに日々の勉強を継続できれば、そこまで難しい試験ではありません。
合格できないとすれば、上記の6つポイントのどれかが疎かになっているはずです。
努力せず、楽に合格できる資格なんてありません。
当たり前の努力をきちんとしてきた人は自信を持って試験会場に向かいましょう。
現実はその領域に達している人はほとんどいなく、その人たちが上位から15%に入る人たちです。
頑張って少しずつ勉強を続けてましょう。