こんばんは。 宅建試験合格(未登録)のひねもすのたり管理人のブソンです。
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宅建の勉強で、テキストと過去問題のどちらを重視するのか、勉強計画を立てる上でバランスを考えることはとても大切です。
宅建試験で最も重要なのは、過去問題です。
宅建試験は、10年間の過去問題をしっかり理解できていれば確実に合格できます。
2020年以降の権利関係は、改正民法に要注意じゃ!
でも、いきなり過去問題は解けないので、まずはテキストを開いて勉強することになります。
テキストと過去問題のどちらを重視するか、という論点は見当違いです。
もちろんテキストだけを読んでいても合格は難しく、過去問題だけをこなしていても合格できるとは限りません。
では、テキストと過去問題のバランスをどのように取ればいいのか。
それは、勉強を始めるタイミングや勉強の目的によって違ってきます。
しっかり時間を確保できる人とあまり確保できない人を一様にして語るべきではありません。
勉強の目的が異なる人も同様です。
宅建試験を受ける人のすべてが宅建士を目指しているとは限らんぞ!
基本はテキスト
勉強の基本はテキストです。
時間をかけてテキストを読み、じっくりと理解を落とし込んでいくことはとても大切な過程です。
問題集は、テキストで覚えたことをどのくらい理解できているのかを確認するためのものです。
理解を確認することに喜びや達成感があって、何の理解もなく問題集を解いても全然楽しくないでしょう。
インプットしたことをアウトプットする過程には、記憶を定着させる効果があります。
頑張って暗記したのに、試験のときに限ってどうしても思い出せなかった経験はないでしょうか。
思い出せないことを頭を捻って絞り出す作業は、とても大切なトレーニングです。
問題集は、理解できていない部分を炙り出すツールです。
つまり、間違うためにあるもので、正解するためにあるものではありません。
間違えた部分はテキストに戻って覚え直し、それを繰り返しながら記憶や理解の穴を埋めていくのです。
間違えたらラッキーだと思うのじゃ!
試験では、テキストに載っていることがすべて出題されるわけではありません。
いくら分厚いテキストを覚えても、宅建試験ではたった50問(約200肢)しか出題されません。
出題されない部分の方がほとんどなので、テキストを隅々まで読み込むことは無駄だと思われるでしょう。
宅建試験のテキストは、過去問題から論点を抽出してまとめられたものです。
過去の出題傾向に沿って編集されているので、多少無駄な部分はあったとしてもそれはとても限定的です。
過去問題を点だとすると、テキストは線です。
いくら過去問題を中心に勉強をしても、全体を俯瞰で捉えることは難しく、ピンポイントな理解しかできません。
いつかはテキストに戻って、その周辺の知識を得る必要があるでしょう。
テキストでの勉強が大切な理由はここにあります。
宅建試験では、過去に出題された問題は出題されません。
過去問題だけを重視する勉強では、論点を変えた初見の問題に対応しにくくなります。
木を見て森を見ず、といった状態に陥ってしまうでしょう。
重要なのは点ではなく点と点の関連性、つまり線です。
いくら過去問題を完璧に解けるようになったとしても、それは過去に出題された問題を解けるようになっただけです。
テキストで全体的な知識を付け、過去問題と過去問題の間を埋めることは、とても重要です。
たまにテキストに戻ってみると新しい発見がたくさんあるぞ!
インプットとアウトプット
勉強において、インプットとアウトプットは同じくらい大切です。
インプットしないとアウトプットできず、インプットしたことはアウトプットしなければ意味がありません。
試験で解答することは、アウトプットすることです。
いくら完璧にインプットできていても、アウトプットする技術がなければ得点できません。
重要なことは、テキストを読むことだけがインプットではないということです。
アウトプットすること(インプットした知識の理解をさらに深めることや答えを導き出すテクニックを得ること)もインプットに含まれます。
過去問題を解くこともインプットの一つです。
これが、過去問題が重要視されている最大の理由です。
宅建の勉強に限ったことではないぞ!
どちらを重視するのか
テキストと過去問題のどちらを重視すべきかは、勉強を開始するタイミングによって決めましょう。
勉強期間をしっかり取れる人はテキスト重視
宅建の勉強期間にしっかりと6カ月を取れる人は、初めの2カ月はテキストに集中して勉強しましょう。
勉強期間の前半はテキスト、後半は過去問題に重点を置いて、全体から細部に絞って理解を深めていく方法です。
急いで過去問題をする必要はないぞ!
2カ月あれば、テキストをじっくり2周することができます。
テキストを2周できれば、過去問題を解く最低限の知識は身に付きます。
過去問題に向き合うのは、4カ月あれば十分です。
一問一答 分野別問題集 年度別問題集と順番にこなしていっても試験に十分間に合うでしょう。
着実で合格しやすい勉強方法です。
後半は過去問題重視の勉強になることに注意してください。
こんな人にも当てはまる
試験に合格することだけが目標ではない人や宅建士についてしっかり勉強をしたい人もこの方法が当てはまるでしょう。
試験に出る出ないに関係なく、テキストを重視して落ち着いた勉強をしていきましょう。
理解を深めるために宅建以外のテキストを使用してもいいでしょう。
試験に出題されることだけを勉強することが、本来の勉強ではありません。
目先の目標だけではなく、目標への取り組む姿勢を重視しましょう。
短期間の勉強で合格することが必ずしも素晴らしいこととは限りません。
地道に勉強を進め、自分の理解度を確認するために宅建試験を受験するといった方法もあります。
勉強期間を十分に取れない人は過去問題重視
勉強期間を十分取れない場合は、初めから過去問題に重点を置いて勉強を始めましょう。
宅建試験のための勉強期間が4カ月未満であれば、こちらの方法が合っています。
試験の申し込んでから勉強を開始するような人じゃ!
テキストにざっくりと目を通してから過去問題をしてもいいし、過去問題を先に解いて出題の意図を把握してからテキストの該当部分やその周辺を読むようにしてもいいでしょう。
絞られた範囲の勉強になってしまいますが、徐々に理解の範囲を広げていきましょう。
短時間で合格を目指す方に一番効率的な勉強方法です。
確実に覚えていることをアウトプットしても意味がないので、インプットから少し時間の間隔を置いてアウトプットするように心掛けましょう。
時間に余裕ができれば、テキストを頭から通読する時間を作ると効果的です。
こんな人にも当てはまる
法律系の勉強をしたことがある人や、宅地建物取引業従事者の人などもこの方法が当てはまるでしょう。
すでに司法書士や行政書士などの資格を持っていたり、それらを目指す過程で宅建を受験する人がそうです。
前年に宅建試験に不合格だった人もこの方法がいいでしょう(まったく歯が立たなかった人は思い切って勉強方法を変えてみるのも一つの手です)。
また、簿記検定などの計算系の試験ではなるべく問題をたくさん解いた方がいいので、アウトプット中心の勉強になります。
勉強を始めるタイミングだけではなく、試験の内容でも変わって来るので気を付けましょう。
まとめ
宅建試験では、テキストと過去問題のどちらも大切です。
どちらをどのくらい重視するかは、勉強を始めるタイミングや勉強の目的、試験の種類によって変わってきます。
最も重要なのは、過去問題です。
テキストを重視して勉強を開始したとしても同じです。
10年間の過去問題を理解できていることが合格の最低条件です。
2020年以降の権利関係は、過去問に加えて改正民法部分をしっかりとしておくのじゃ!
過去問題集を何周したとか、正解率が何%だったなどの表面的な数字はまったく関係ありません。
大事なのは、理解度です。
どのくらい理解を深められたかを確認しながら、勉強を進めていきましょう
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