こんばんは。 インテリアコーディネーター挑戦中のひねもすのたり管理人のブソンです。→合格しました!
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2019年度のインテリアコーディネーター資格試験の2次試験まで1カ月を切りました。
インテリアコーディネーターの2次試験には、プレゼンテーション(製図)があります。
プレゼンテーション(製図)を行うには、製図用具を揃えなければいけません。
今回は、僕がインテリアコーディネーターの2次試験を受験するにあたって購入した必要最低限の製図用品を紹介します。
使用できる筆記用具・製図用具
インテリアコーディネーター2次試験に持ち込むことのできる筆記用具、製図用具は下記です。
- 鉛筆またはシャープペンシル(硬度は問わない)
- 色鉛筆(18色以内。色の選択は自由)
- プラスチック製の消しゴム
- 字消し板 ※
- 直定規(30㎝以内)※
- 三角スケール ※
- 三角定規
- 勾配定規
- コンパス
- 型板(テンプレート)の円定規だけのもの
- ヘキサスケール
- 製図用ブラシ
- ミニ鉛筆削り ※
これらのすべてが必要なわけではありません。
このうち、僕が購入した(使用した)ものは太字の部分だけです。
「※」印のものは、製図に慣れればさらに省略できるものです。
一度過去問題集を解いてみて、必要だと思ったものを購入するのが一番いいと思います。
試験ではデスクの広さは限られていて、たくさん製図用具を準備していても、持ち替えることが時間のロスに繋がります。
また、すべて揃えるとなるとコストもかなりかかります。
現在所持しているものも含めて、なるべく最小限の製図用具で臨みましょう。
プレゼンテーション(製図)の試験内容
インテリアコーディネーター2次試験のプレゼンテーション(製図)の試験内容を振り返っておきましょう。
インテリアコーディネーター資格試験 試験審査の範囲と審査基準
プレゼンテーション
インテリアの基礎知識をもとに、住まいのインテリア空間に関する与えられた課題について、与条件を理解した上でインテリアの計画を行い、図面作成や着彩表現により必要な情報を伝達できる能力を有していること
インテリアコーディネーターの2次試験には、プレゼンテーションと論文があります。
プレゼンテーションは平面図や断面図などの製図、論文はキーワードを使用した600文字ほどの記述です。
どんな問題が出題されるかは、インテリア産業協会のホームぺージから過去問題をダウンロードできますので確認してみてください。
2022年度(第40回)インテリアコーディネーター(IC)資格試験 試験問題の公開について
論文は、鉛筆かシャープペンシル、消しゴムがあれば大丈夫です。
僕が購入した製図用具
過去問題をやってみて、僕が必要だと思った製図用品は下記の8つです。
下記以外は特に用意しなくても大丈夫だと思います。
シャープペンシル
鉛筆かシャープペンシルが使用可能ですが、製図には下書きなどの細い線と仕上げの太い線を使い分ける必要があります。
鉛筆では細い線が引きにくいですので、僕はシャープペンシルをおすすめします。
必ずしも製図用のシャープペンシルが必要なわけではありません。
普段使い慣れているものはあればそれで十分ですが、製図用のシャープペンシルは先端が長くなっているので定規に当てて線が引きやすくなっています。
芯は0.5mm(HB)で大丈夫です。
僕は普段から使用しているステッドラーのシャープペンシルです。
適度の重さと滑り止めなどがあると、長時間使用しても疲れにくいです。
また、本体やペン先が細いものを選ぶと、解答用紙を隠さないので解答しやすいです。
色鉛筆
色鉛筆は、18色まで持ち込み可能です。
実際に使用するのは12色ほどで十分ですが、テーブルや床材などの木材の色、カーペートやラグのアクセントになる色、植物の色、ガラスやステンレスの色など、あらかじめ使用する色のパターンを決めておきましょう。
現在色鉛筆を持っている方は、それを使用しましょう。
僕はたくさんの色の中から選択したかったので、トンボ鉛筆の36色を購入しました。
一般的な油性色鉛筆、水性色鉛筆、消せる色鉛筆などがありますが、水性色鉛筆は滲んだりすることがあるので、自分の用途に合ったものを選びましょう。
鉛筆削り
鉛筆を使用する場合は何本か予備を用意しておいたり、鉛筆や色鉛筆などは事前にきちんと削って用意していれば、鉛筆削りは必要ないと思います。
けれど、落として折れてしまったりなどもしもの場合があるので、用心したい方は用意しておきましょう。
ステッドラーのノリスクラブのように、削りカスがケースに溜まるものを選びましょう。
また、削り角度が選べるものも便利です。先端を長くすると色が塗りやすくなります。
僕は、トンボ鉛筆の色鉛筆に付属していたケース付きの鉛筆削りを使用します。
消しゴム
消しゴムは普段使っているもので十分ですが、下書きの細かい部分を消したりするので、角のある新品の消しゴムを用意した方が捗ります。
僕は普段からステッドラーのマルスプラスティックホルダー型を愛用してますので、これを使用します。
ホルダー型の消しゴムは分厚さがないので、持ち運びに便利なのでおすすめです。
直定規
直定規は15cmものでは短い場合があるので、20cmのものを用意しましょう。
30cmは少し長過ぎて邪魔になります。
方眼が印字されているものを選ぶと、フローリングなどの平行線が引きやすくなります。
三角スケールや円型テンプレートでも代用できますので、なるべく製図用具を減らしたい方は省略してもいいでしょう。
逆に三角スケールを使用せずに、縮尺を計算し、直定規だけで対応してもいいと思います。
三角スケール
三角スケールとは、1/20・1/50・1/100・1/200・1/250・1/300など縮尺の目盛のついた定規です。
インテリアコーディネーターの2次試験では、縮尺1/50スケールがよく出題されますので、あればとても便利です。
ただ目盛りにない1/30スケールもよく出題されるので、直定規だけでも計算して対応できるようにしておきましょう。
※1/30スケールは1/300スケールを10倍して使用すれば大丈夫です。
長さは、15cmのものが使いやすいです。
ただ、ステッドラーの三角スケールはアルミ製なので置くときに大きな音が鳴り、少しうるさいです。
あれば便利ですが、直定規だけでも対応できるようにしておくのがベストだと思います。
円形テンプレート
ステッドラーの円型テンプレートは、ドアや扉の開閉記号、照明器具、円テーブルなどを書くときに便利です。
小さい円まで描写できるので、円型テンプレートがあればコンパスは必要ありません。
また上部は直定規も兼ねているので、直定規や三角スケールがなくても、定規系は円型テンプレートだけで対応できます。
直径33mmまで対応しています。
字消し板
字消し板は、慣れるまでに時間がかかりますが、曲線や家具の角など一部分だけを正確に消すことができるので便利です。
ステッドラーの字消し板のように、向こうが透けて見えるようメッシュになっているものを選ぶと捗ります。
→購入しましたが、本番では使用しませんでした
必要のないもの
三角スケール、円型テンプレートがあれば、直定規は必要ない場合があります。
また、縮尺計算ができれば三角スケールも必要ないでしょう。
三角定規は平行線を引く場合に便利ですが、直定定規やテンプレートがあれば十分代用できるので必要ありません。勾配定規は使用する機会がほとんどないので必要ありません。
円形テンプレートがあれば、コンパスも必要ありません。
下書きなしで書けるようになれば消しゴムもあまり使わなくなるため、消しゴムのゴミを払うための製図用ブラシも必要ないと思います。
消しゴムの角を使ってうまく消すことができるようなれば、字消し板も必要ありません。
製図が上達するにつれて必要な製図用具も減ってきますので、初めから無理に購入する必要はありません。
使用教材
製図がうまく書けるようになるには、かなりの時間と訓練が必要です。
一般的な図面の書き方の例や線の使い方や表示記号は、1次試験で使用したインテリア産業協会公式のインテリアコーディネーターハンドブックの下巻の後半部分にまとめられていますので用意しておきましょう。
インテリアコーディネーター資格試験 はじめてのインテリア製図 合格する図面の描き方では、製図の仕方の基本がコンパクトにまとめられています。過去問題を始める前に一読しておくのがいいでしょう。
そのあとは、過去問題の解答例をひたすら模写するのが一番近道だと思います。
ハウジングエージェンシーの過去問題集には、最近10年間で出題された問題が載っています。
もっといろいろなパターンをやりたいという方は、同じシリーズのインテリアコーディネーター2次試験 予想問題もしてみましょう。こちらには8パターンの予想問題が掲載されています。
過去問題と予想問題を合わせて18パターンの模写を3度ずつ繰り返しておけば、本番は大丈夫だと思います。
まとめ
僕がインテリアコーディネーターの2次試験のプレゼンテーションのために購入した製図用品を紹介しました。
2次試験のプレゼンテーション(製図)では、必要な時間内に最小限の製図用具を使って適当な製図をする能力が問われます。
試験の会場の机の広さの問題もありますので、使用可能な製図用具をすべて揃えても逆に手間や時間がかかり、うまく解答できないかもしれません。
実際に過去問題を一度解いてみて、どのような製図用具が必要か確認し、準備するようにしましょう。
2022年のインテリアコーディネーター2次試験は、
2021年12月4日(1次試験 10月9日)
です。
製図の勉強はとても楽しいです。
最後まで気を抜かずに、毎日少しずつ練習して身に付けていきましょう。