こんばんは。ひねもすのたり管理人のブソンです。
「ひねもすのたり 独学で!資格ブログ」は、独学で資格取得を目指していくブログです。
僕は、今までに独学で10個の資格を取得しました。
その中には、日商簿記検定やFP技能検定など、計算力を問われる資格があります。
宅建試験なども計算が必要じゃ!
日商簿記検定やFP技能検定では、電卓の持ち込みが許可されています。
勉強前に検定専用の電卓を用意してみてもいいでしょう。
今回は電卓の選び方と、おすすめの電卓を紹介します。
検定で使用できる電卓
日商簿記検定やFP技能検定では、下記のような注意があります。
簿記検定
計算器具(そろばん、電卓)を使用しても構いません。
ただし、電卓は、計算機能(四則演算)のみのものに限り、例えば、以下の機能があるものは持ち込みできません。
- 印刷(出力)機能・メロディー(音の出る)機能
- プログラム機能(例:関数電卓等の多機能な電卓、売価計算・原価計算等の公式の記憶機能がある電卓)
- 辞書機能(文字入力を含む)
(注)ただし、次のような機能は、プログラム機能に該当しないものとして、試験会場での使用を可とします。日数計算、時間計算、換算、税計算、検算 (音の出ないものに限る)
FP技能検定
❶ 計算機(電卓)は、次の各条件に該当する場合のみ使用を認めます。
イ.電源内蔵のもの(そろばん不可)
ロ.演算機能のみを有するもの。
※ 使用可
√・%・定数計算、消費税に係る税込・税抜、売上に係る原価(MD)・売上・売価(MU)・利益率、日数・時間計算、マルチ換算についてのキー、メモリー(M)機能(計算結果を1つだけ記録できるものに限る)、GTキー。
※ 使用不可
関数機能(Σ(シグマ)・log 等)・ローン計算・複利計算・紙に記録する機能、音(タッチ音・音階・音声等)を発する機能、プログラム(計算式)の入力(登録)機能、計算過程をさかのぼって確認できる機能等を有するもの。
ハ.数値を表示する部分がおおむね水平で、文字表示領域が1行であるもの。
ニ.外形寸法がおおむね26㎝×18㎝の大きさを超えないもの。
計算機が使用禁止計算機に該当する場合、計算機をしまっていただくなど試験監督者が使用不可の措置をとることがあります。また、ケースによっては受検を無効とさせていただく場合もあります。持参する計算機の機種については、十分にご注意ください。
❷ 計算機は故障に備えて複数台、持参できますが、一度に使用が可能な台数は1台限りです。使用する計算機以外は、カバン等へおしまいください。※ 試験中の計算機の交換につきましては、試験監督者の許可が必要となります。
❸ 試験会場での計算機の貸出しは一切行いません。
基本的には、音が出ない一般的な電卓はOKじゃ
電卓を選ぶときのポイント
電卓には100円均一でも買えるような小さなものから、1万円以上の高級なものまでたくさんの種類があります。
その違いは、基本的に機能性とデザイン性です。
たくさんの種類がありますが、できるだけ自分に合った使いやすいのものを選ぶよにしましょう。
選ぶ電卓によって5点ぐらい変わるかもしれんぞ!
メーカー
有名なメーカーは、CASIO(カシオ)、Canon(キャノン)、SHARP(シャープ)の3つです。
それぞれに特徴がありますので、使いやすいと思えるメーカーを選択しましょう。
とくにこだわりがない方は、見た目などのデザインで選んでもいいと思います。
現在、違う電卓を使われていてとくに不自由を感じていない方は、キーの配置や基本的な機能が同じ場合がありますので、使用中のメーカーに合わせてもいいでしょう。
会社で使用している電卓と合わせるというのもいいぞ!
価格
数百円から1万円以上と、価格にはかなりの幅があります。
検定用に初めて電卓を購入される方は、そこまで高級な電卓は必要ありません。
またデザイン性の高いものも必要ありません。
2000〜5000円くらいの標準的な値段の電卓を選びましょう。
入門機は、安過ぎず、高過ぎず、じゃ!
大きさ
電卓には、たくさんのサイズがあります。
メーカーによって呼び方は違いますが、だいたい次のように分かれています。
CASIO(カシオ)
デスクタイプ、ジャストタイプ、ミニジャストサイズ、その他(カードサイズなど)
Canon(キャノン)
Lサイズ、Mサイズ、Sサイズ
SHARP(シャープ)
デスクトップサイズ、ナイスサイズ、ミニサイズ
一般的にキーが大きい方が打ちやすく、サイズが大きい方が液晶も見やすいので、カードサイズなどの極めて小さいものは避けるようにしてください。
検定で使用するには下記を考えて、
- 持ち運ぶこと
- 試験会場の机のサイズ
大きいサイズも購入するべきではありません。
各社の官製はがきサイズであるジャストタイプ(CASIO)、Mサイズ(Canon)、ナイスサイズ(SHARP)を選びましょう。
試験会場で使うことを第一に考えるのじゃ!
キーの位置
電卓を選ぶときに重要なのが、「00」キーの位置です。
簿記検定やFP技能検定を受検される方は、「00」キーの付いているものを購入しましょう。
桁数が多い計算をするときに入力の手間が省けて便利です。
同じメーカーでも「1」キーの下に「0」キーがあるものと、「1」キーの下に「00」キーがあるものがあります。
CASIO(カシオ)では「1」キーの下に「00」キーがあるのものが多く、Canon(キャノン)やSHARP(シャープ)では「1」キーの下に「0」キーがあるのものが多いです。
完全に好みですが、僕は桁数が多いときに使いやすい「1」キーの下に「00」キーがある電卓を好んで使用しています。
完全に好み。使いやすいと思う方を選ぶのじゃ!
機能
電卓には便利な機能がたくさんあります。
電卓は一度購入すると長く使用します。
検定に合格した後のことも考えて購入しましょう。
メモリキー
簿記検定やFP技能検定では「税込」「税抜」「√」「%」などはあまり使用しませんが、「GT(グランドトータル)」や「Mー」「M+」などのメモリキーは覚えると便利なのでなるべく付いているものを選びましょう。
表示桁数
液晶画面は、12桁表示できるものを選びましょう。
簿記検定では、10桁表示だけでは計算結果が溢れてしまう場合があります。
この2つは必須じゃ!
チルトディスプレイ機能
液晶画面を手前に起こせるチルトディスプレイはとても便利です。
試験会場の机は奥行きが狭い場合が多いです。
チルトディスプレイ機能があれば液晶を覗き込まなくてもいいので、少し離れたところに電卓を置いて計算をすることができます。
サイレント機能、滑り止め
キーの打鍵音を抑えるサイレント機能ですが、特に必要はありません。
逆に、検定では他の人の電卓を叩く音がすごく気になります。
裏面の滑り止めにはキーの打鍵音を抑える効果があり、入力するときに電卓を固定する役割もあります。
なるべく滑り止めの付いているものを選びましょう。
この2つはあれば便利な機能じゃ!
おすすめの電卓
各メーカーごとにおすすめの電卓を紹介します。
CASIO(カシオ)
GTキー |
メモリキー |
12桁表示 |
チルトディスプレイ |
サイレント機能 |
滑り止め |
◯ | ◯ | ◯ | × | × | ◯ |
GTキー |
メモリキー |
12桁表示 |
チルトディスプレイ |
サイレント機能 |
滑り止め |
◯ | ◯ | ◯ | ◯ | × | ◯ |
Canon(キャノン)
GTキー |
メモリキー |
12桁表示 |
チルトディスプレイ |
サイレント機能 |
滑り止め |
◯ | ◯ | ◯ | ◯ | × | △ |
GTキー |
メモリキー |
12桁表示 |
チルトディスプレイ |
サイレント機能 |
滑り止め |
× | ◯ | ◯ | ◯ | × | △ |
SHARP(シャープ)
GTキー |
メモリキー |
12桁表示 |
チルトディスプレイ |
サイレント機能 |
滑り止め |
◯ | ◯ | ◯ | × | × | △ |
GTキー |
メモリキー |
12桁表示 |
チルトディスプレイ |
サイレント機能 |
滑り止め |
◯ | ◯ | ◯ | ◯ | × | ◯ |
おすすめは、CASIO JF-120GT
まとめ
検定の勉強をしていくにあたって新しく電卓を購入することは、楽しみの一つです。
勉強のモチベーションも上がります。
まずは、検定の本番で使いやすいものを選んでください。
電卓は一度購入すると長い間使用できます。
だからと言って高級なものは必要ありませんが、最低限の機能が付いたものを選んでおくことは重要です。
もしメインで使用する電卓があって、サブの電卓を購入する場合はデザイン性の高いものでも構いません。
ぜひ自分に合った電卓を使って計算効率アップを目指してください。