こんばんは、 簿記2級のひねもすのたり管理人のブソンです。
「ひねもすのたり 独学で!資格ブログ」は、独学で資格取得を目指していくブログです。
日商簿記検定3級について、勉強時間や方法、使用したテキストなどを紹介していきたいと思います。
難易度
難易度 普通
【統一試験】
2020〜2023年度の簿記検定3級の合格率は、約41.0%です。
受験者数 |
合格率 |
||
第164回 |
2023年6月 |
26,757人 |
34.0% |
第163回 |
2023年2月 |
31,556人 |
36.5% |
第162回 |
2022年11月 |
32,422人 |
30.2% |
第161回 |
2022年6月 |
36,654人 |
45.8% |
第160回 |
2022年2月 |
44,218人 |
50.9% |
第159回 |
2021年11月 |
49,095人 |
27.1% |
第158回 |
2021年6月 |
49,313人 |
28.9% |
第157回 |
2021年2月 |
59,747人 |
67.2% |
第156回 |
2020年11月 |
64,655人 |
47.4% |
第155回 |
中止 |
【ネット試験】
2020〜2023年度の簿記検定3級の合格率は、約41.3%です。
受験者数 |
合格率 |
|
2023年4月~2023年6月 |
47,903人 |
42.3% |
2022年4月~2023年3月 |
207,423人 |
41.2% |
2021年4月~2022年3月 |
206,149人 |
41.0% |
2020年12月~2021年3月 |
58,700人 |
41.0% |
難易度は、普通です。
ペーパー試験(統一試験)もネット試験も平均の合格率はほぼ同じとなっています。
テキストの内容をしっかりと理解して、過去問題集などで問題に慣れることができれば、合格できるでしょう。
けれど、2021年から例年よりぐんと合格率が下がっており難化傾向にあります。
テキストと参考書
テキスト
日本商工会議所が公認しているテキストがあります。
その他にも、たくさんの種類が発売されています。
どれを選んでもそこまで大きな差はありませんが、色使いやフォントなど、自分に合った読みやすいものを選んでください。
直感で選んで大丈夫じゃ!
僕が使用したテキストは「すいすい♪簿記 マンガみてGO!」だったのですが、残念ながら2012年から重版されておらず廃版になってしまいました。とてもわかりやすいテキストだっただけに残念です。
その他でおすすめできるのは、ずっと人気のある資格スクールTAC出版の「スッキリシリーズ」です。
テキストと問題集とが一冊になっています。
こちらを選んでいれば大丈夫でしょう。
問題集
問題集もテキストと同じシリーズの「サクッとうかる 日商簿記3級商業簿記トレーニング 」を使用しましたが、こちらも残念ながら重版されておらず廃盤になってしまいました。
おすすめテキストに合わせて、「スッキリシリーズ」を使用しましょう。
この問題集には、2年分(6回)の過去問題と予想問題が3回分掲載されています。
過去問題集
過去問題集はどこから発売されているもの選んでも内容は同じです。
何年分掲載されているかで選んでください。
試験範囲の変更に対応するため、3年分(9回)以上あるものを選べば大丈夫です。
僕が使用したのは、資格スクールのTACが出版している「合格するための過去問題集 日商簿記3級」です。
12回分の過去問題が載っていますので、ボリューム的にも十分です。
簿記検定はどれだけ問題に慣れることができるかが重要じゃ!
勉強時間と方法
勉強時間の目安 80時間
日商簿記検定3級の試験範囲です。
第一 簿記の基本原理
1.基礎概念
2.取引
3.勘定
4.帳簿
5.証ひょうと伝票
第二 諸取引の処理
1.現金預金
2.有価証券
3.売掛金と買掛金
4.その他の権と債務
5.手形
6.引当金
8.商品
12.固定資産 20.純資産(資本)
21.収益と費用
22.税金
第三 決算
1.試算表の作成
2.精算表(6桁・8桁)
3.決算整理
4.収益と費用の損益勘定への振替
5.純損益の振替
7.帳簿の締切
8.繰越試算表
9.損益計算書と貸借対照表の作成(勘定式)
目次にはしっかり目を通すのじゃ。まず全体量を把握することが、検定の勉強方法の基本中の基本じゃ!
試験日の2カ月前から、勉強を開始してみましょう。
2カ月前(テキスト)
時間の目安 30時間
1日に2時間ほどずつ、テキストを読み進めていきましょう。
簿記とは何か、仕分けの方法、勘定項目、取引の順で覚えていきます。
まずは、ざっくり最後まで目を通して、全体像を把握して下さい。
内容がわかり始めたら、詳細部分まで読み込んでいってください。
1週間でテキストを1周しましょう。
このペースを維持して、4週間でテキストを4周しましょう。
毎日、少しずつ続けてみてください。
1週間のうちで時間が余れば、覚えにくかったところを重点的に読み返してみましょう。
日曜日はしっかり休みましょう。
暗記は休むことで、覚えたことが脳に定着します。
1週間でテキスト1周、これを4回繰り返すのじゃ!
1カ月前(問題集)
時間の目安 20時間
テキストを4周したら、問題集に入りましょう。
2週間で1週できるくらいのページ数で進めましょう。
間違ったところや気になったところは問題番号に印をつけておき、その日のうちにテキストに戻って確認しておきましょう。
問題集を1周した後は、残りの時間で間違えた問題をもう一度解いてください。
様々な問題のパターンを網羅的に学習しましょう。また電卓の操作にも慣れておいてください。
このときも、日曜日はしっかり休みましょう。
問題集に書き込みは厳禁。間違った問題にだけ小さくチェックマークを付けておくのじゃ!
2週間前(過去問題集)
時間の目安 20時間
過去問題集に入りましょう。
1日1回分ずつ、じっくりと解いてみましょう。
本番の試験時間(120分)をしっかりと計測して、途中で休憩などせず、それを超えないよう意識して進めて下さい。
本番の時間の感覚をつかんでおきましょう。
答え合わせをし、間違えた問題はテキストに戻って確認しておきましょう。
簿記検定は大問が5つですので、各問題の特徴を捉え、どの問題から解いていくのか、自分なりのパターンを作っておきましょう。
このときも、休むのを忘れずに。
過去問題集は満点を取るためにあるのではない。自分が理解していない部分を確認するためにあるのじゃ。どんどん間違えていいぞ!
数日前(見直し)
時間の目安 10時間
試験までの残りの日数は、問題集と過去問の間違えたところを繰り返し解きましょう。
わからないところはテキストに戻って確認します。
こうして間違えたところにつけた印を減らしていくのが、テスト勉強のコツです。
2カ月も時間をかければ、誰でも覚えたことが少しずつ抜けていくので、間違えた箇所以外に、その周辺にも目を通しておいてください。
すべて記述式なので、人に読めるような字で書くのじゃ!
もし時間に余裕があれば、直前予想問題集などをしても構いません。
今までにやった問題集や過去問題集に不安があるのであれば、そちらを優先して下さい。
当日
試験当日は、とくに勉強しなくても大丈夫です。
試験会場にもテキストや問題集を持っていく必要もありません。
ただ遅刻や忘れ物がないよう、試験開始時間や会場、持ち物などを受験票でしっかり確認して、前日に準備しておきましょう。
電卓を使用するので周りの雑音が気になるぞ。集中じゃ!
● 事前にしっかりと計画を立てること
● 十分余裕を持って勉強すること
これらは無理なく合格する検定のコツの一つです。
また、検定に合格することだけが目的ではないはずですので、詰め込みや一夜漬けなど負担の大きい勉強方法はとるべきでありません。
一日少しずつ確実に階段を登っていきましょう。
きっとそれが合格への一番の近道です。
まとめ
日商簿記検定3級の難易度は、
普通
勉強時間の目安は、
80時間
です。
試験日の2カ月前から、勉強を始めましょう。
2カ月間、しっかり集中じゃ!
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