ひねもすのたり 独学で資格取得ブログ

【色彩検定1級2次試験対策】これだけ覚えれば合格にぐんと近づくぞ!❶

こんばんは。 1級色彩コーディネーターのひねもすのたり管理人のブソンです。

「ひねもすのたり 独学で!資格ブログ」は、独学で資格取得を目指していくブログです。

今回は、色彩検定1級の2次試験の勉強方法について書いていきます。

色彩検定1級の2次試験はテキストから出題される1次試験とは違って、どんな問題が出されるのか、どんな方法で勉強すればいいのか見当が付きませんよね。

ブソン

色彩検定1級は、マークシート方式(一部記述式)の1次試験と実技の2次試験に分かれておるぞ!

色彩検定1級の2次試験は、

❶ 1〜3級までの幅広い色の知識を持っておくこと

❷ カラーカードの扱いに慣れておくこと

が必要です。

【色彩検定1級】に独学で一発合格する時間と勉強方法
色彩検定1級に独学で一発合格する勉強方法です。ひねもすのたり 独学で資格取得ブログは、独学で資格取得を目指すブログです。体験談から、資格の特徴、テキスト選び、勉強方法、ノウハウなど、合格までの手引きをするサイトです。
【色彩検定1級2次試験対策】これだけ覚えれば合格にぐんと近づくぞ!❷
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勉強開始の目安時期

2次試験の勉強は1次試験終了後すぐに始めよう!

色彩検定の2次試験は、1次試験の約5週間後です。

2023年度冬期の色彩検定の日程は、1次試験が11月12日、2次試験が12月17日となっています。

 

 

1次試験の合否は試験日から約3週間後に発表されますので、合否がわかってから2次試験までは2週間ほどしかありません。

2次試験の勉強は、1次試験終了後すぐに始めるのがいいと思います。

ブソン

1次試験の合格は、2次試験を受験切符に過ぎんぞ!

テキスト

2次試験のために必要なテキストは公式テキストの1〜3級の3冊!

テキストは、色彩検定公式テキスト1〜3級だけで十分です。

この3冊以外からは出題されませんので、常に手元に置いておきましょう。

テキスト

問題集

問題集は売り切れる前に購入しよう!

市販の色彩検定1級2次試験対策の問題集の種類はとても少ないです。

その中でも「合格のカギシリーズ 色彩検定1級2次 公式テキスト対応問題集」がおすすめです。

ブソン

試験直前になると品切れになって値段が高騰するぞ。早めに手に入れておくのじゃ!

かなり難しめの問題集ですが、この問題集が解けるようになれば、実際の試験がとても簡単に感じます。

ブソン

2019年8月に新装版が発売されたぞ!

必須道具

勉強開始前にカラーカード(199a)を手に入れよう

色彩検定1級の2次試験では、「新配色カード199a」というカラーカードを使用します。

問題集でも使用しますので、解く前に購入しておきましょう。

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日本色研事業(Nihonsikikenjigyo)
【色彩検定1級2次試験の必需品】新配色カード199aとは?
新配色カード199aについてです。ひねもすのたり 独学で資格取得ブログは、独学で資格取得を目指すブログです。体験談から、資格の特徴、テキスト選び、勉強方法、ノウハウなど、合格までの手引きをするサイトです。

2次試験ではハサミやのり、定規なども使用します。

試験までに使い慣れたものを用意しておきましょう。

ブソン

新品を買う必要はなし、普段使っているものが一番じゃ!

過去問題集

過去問題集は3年分をしっかり解こう!

色彩検定協会から過去問題集が発売されています。

最新年度から3年分をしっかりと解いて、傾向を把握しておきましょう。

過去問題集

最低限覚えておきたいこと❶

上記のサミュエルの問題集を解くときや、実際の2次試験のときに必要な知識は限られています。

そのいくつかまとめましたので、紹介します。

ブソン

ここからが本番じゃ!

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PCCSの色相環

重要度

PCCS色相24色相です。

この色相環は最重要ですので、しっかりと覚えておいてください。

また反対側の色相番号(補色)は、「12」を足した番号になっていることも把握しておきましょう。

 

ブソン

2が「赤」、8が「黄」、12が「緑」、18が「青」、黄が上で覚えるのじゃ!

PCCSのトーン

重要度

PCCSトーン図は、勉強する前にさっと書けるようになっておきましょう。

S(ストロング)トーンは出題されないので、覚えなくても大丈夫です。

 

ブソン

勉強を開始するときに、さっと書いてみるのじゃ!

またPCCSの各トーンの「イメージを表す名称」は覚えておきましょう。

毎年必ずどれかの名称が出題されます。

 

ブソン

似た名称がたくさんあるのでしっかり覚えるのじゃ!

また、PCCSトーン図上での「純色」「明清色」「明暗色」「中間色」「無彩色」のゾーンも併せて覚えておきましょう。

 

ブソン

純色に白を足したものが「明清色」、純色に黒を足したものが「暗清色」、純色に灰色を足したものが「中間色」じゃ!

明度表

重要度

PCCS色番号とトーンによる「明度表」は以前の色彩検定2次試験では必須知識でしたが、最近の傾向では覚えなくてもよくなってきてます。

明度表とは、各PCCS色番号のトーンごとに明度はいくらかを数値で表にしたものです。

ただ覚えておかないと上記のサミュエルの問題集は1問目から解けません。

横軸がPCCS色番号、縦軸がPCCSトーン、値が明度です。

 

ブソン

うむ。一気には覚えられんのぅ

明度表をよく見るとルールがありますね。

わかりやすいように表をゾーン分けしました。まずはピンクの列とブルーの行を覚えましょう。

①のゾーンも②のゾーンも、真ん中の列(8・20)から左右対称になっていますね。

片側だけ覚えてしまえば大丈夫です。

また①-aゾーンは、真ん中の列(8)から左右にいくにつれて「0.5」ずつ明度が減っていきます。

①-bゾーンは、真ん中の列とその隣の列(8と6と10)の明度が同じです。

また、その隣の2列も(2と4と12と14)明度が同じです。

②のゾーンは、真ん中の列とその隣の列(20と18と22)の明度が同じです。

また、その隣の2列も(16と24)明度が同じです。

p(ペール)トーンの明度が一番高く、dkg(ダークグレイッシュ)トーンの明度が一番低いのも頭に入れておきましょう。

このようにゾーンで分けて考えてみると、明度表は意外と簡単に覚えることができます。

しっかり覚えて、勉強する前にさっと書けるようになっておきましょう。

ブソン

勉強前に書く習慣付けておけば、思ったより簡単に覚えることができるぞ!

マンセル変換

重要度

PSSC色相番号とマンセル記号の変換も、最近の傾向では問題中に記載してありますので覚えなくても大丈夫です。

余裕があれば、ざっくりと覚えておきましょう。

PCCS

2

4

6

8

10

12

14

16

18

20

22

24

マンセル

4R

10R

8YR

5Y

3GY

3G

5BG

5B

3PB

9PB

7P

6RP

ブソン

あくまで近似値。PCCSの18:Bは「青」、マンセルではPB(青紫)になっておることに注意じゃ!

配色(色相差)

重要度

配色とは、2色以上の色を効果的に組み合わせることです。

使用されている色の色相差がどのくらいかという「色相を手がかりにした配色」と「トーンを手がかりにした配色」とがあります。

ブソン

色彩調和を考えるときに必要じゃ!

色相を手がかりにした配色

色相差は、色相番号の「差」か色相環上の「角度」で考えましょう。

1色相差は15度です。

● 同一色相配色

色相差が「0」、色相角度も「0度」同士の組み合わせです。

● 隣接色相配色

色相差が「1」、色相角度は「15度」同士の組み合わせです。

ブソン

カラーカードでは奇数番号の色相はv(ビビッド)トーンのみ。色相差が奇数になるときは、どちらかが必ずv(ビビッド)トーンになることを覚えておくのじゃ!

● 類似色相配列

色相差が「2」または「3」、色相角度は「30度」または「45度」同士の組み合わせです。

● 中差色相配列

色相差が「4」「5」「6」「7」、色相角度は「60度」「75度」「90度」「105度」同士の組み合わせです。

● 対照色相配列

色相差が「8」「9」「10」、色相角度は「120度」「135度」「150度」同士の組み合わせです。

● 補色色相配色

色相差が「11」「12」、色相角度は「165度」「180度」同士の組み合わせにです。

ブソン

色相差と角度はしっかりと覚えておくのじゃ!

トーンを手がかりにした配色

PCCSのトーン図で、トーン略記号の位置で把握しましょう。

● 同一トーン配色

同じトーン同士の組み合わせです。

 

ブソン

どのトーンでもよい。同じトーンを選べば、同一トーンじゃ!

● 類似トーン配色

隣り合うトーン同士の組み合わせです。「縦方向」「横方向」「斜め方向」があります。

縦方向

横方向

斜め方向

 

ブソン

上記はすべて類似トーン。PCCSトーン図は書けるようになっておくのじゃ!

● 対照トーン配色

PCCSのトーン図で、距離の大きく離れたトーンの組み合わせです。

明度が対照的なトーン

 

ブソン

縦方向に離れているので、明度差があるぞ!

彩度が対照的なトーン

 

ブソン

横方向に離れているので、彩度差があるぞ!

p(ペール)トーンとdp(ディープ)トーンのように、明度と彩度が対照的なトーンの組み合わせもあります。

色彩調和

重要度

配色と調和は、毎年とてもよく出題されます。

用語をしっかりと覚えて、PCCS色相環やトーン図でしっかりと把握しておきましょう。

ブソン

答えは複数あって、必ずしも一つじゃないぞ!

ナチュラルハーモニー

PCCSの黄(8:Y)に近い色の方を明るく、青紫(20:V)に近い色の方を暗くします。

また色相差は、隣接色相と類似色相の範囲で考えます。

明るさはトーン図の上下で確認します。

黄(8:Y)に近い黄緑(10:YG)が明るいv(ビビッド)トーンに、青紫(20:V)に近い緑(12:G)が暗いdp(ディープ)トーンになっていますね。

ブソン

自然の中によくある配色じゃ。ジャッドでいう「なじみの原理」じゃ!

コンプレックスハーモニー

ナチュラルハーモニーとは逆で、PCCSの黄(8:Y)に近い色の方を暗く、青紫(20:V)に近い色の方を明るくします。

また色相差は、同一色相以外あれば大丈夫です。

明るさはトーン図の上下で確認します。

黄(4:rO)に近い橙(10:YG)が明るいlt(ライト)トーンに、青紫(20:V)に近い青(18:B)が暗いg(グレイッシュ)トーンになっていますね。

ブソン

自然界にあまりない配色でかなり違和感があるのぅ

ドミナントカラー

ドミナントは「支配する」という意味です。

同一色相か類似色相でまとめる配色です。トーンは自由です。

 

ブソン

色相で支配せよ、じゃ!

ドミナントトーン

同一トーンか類似トーンでまとめる配色です。色相は自由です。

 

ブソン

トーンで支配せよ、じゃ!

トーンオントーン

トーンオントーンは「トーンを重ねる」という意味です。

色相は同一色相か類似色相で、トーンは類似トーンか対照トーンにして、明度差を大きくとった配色です。

トーンイントーン

トーンイントーンは「トーンの中で」という意味です。

トーンは同一トーンか類似トーンで、色相は自由に選びましょう。

 

ブソン

トーンオントーンは色相が同じでトーンを大きく変える、トーンイントーンは同じトーンでまとめて色相を変える、しっかり覚えておくのじゃ!

トーナル

PCCSのトーン図のd(ダル)、sf(ソフト)、ltg(ライトグレイッシュ)、g(グレイッシュ)の4つのトーンから選んだ中間色の配色です。

色相は自由に選べます。

 

ブソン

中間色のトーンはこの4つだけなので、確実に覚えておくのじゃ!

カマイユ

カマイユは「単色画法」という意味です。ほとんど同じ色だと考えてください。

色相は同一色相か類似色相で、トーンも同一トーンか類似トーンから選びます。

 

ブソン

ほとんど見た目は変わらん配色じゃ!

フォカマイユ

フォは「まがいもの」「偽りの」といった意味です。カマイユに少し変化を持たせた配色です。

類似色相で類似トーン、類似色相で同一トーンで考えます。

 

ブソン

見た目が少しだけ変わるぞ!

ビコロール

ビコロールとは「2色の」という意味で、コントラスト感のある明快な2色配色のことです。

高彩度同士の対照的な色相配色や、明度差のある対照トーン配色、高彩度色と無彩色、黒と白のような対比的な無彩色同士の配色などがあります。

 

ブソン

白や黒などの無彩色を使ってもいいぞ!

トリコロール

トリとは「3つの」という意味です。色相やトーンに明快な3色配色のことです。

高彩度の色相に白や黒を組み合わせると明瞭感が出ます。

 

ブソン

フランスやイタリア、ドイツなどの国旗がまさにトリコロール配色じゃ!

色相環の分割による配色

色相環を規則的に分割することによる配色方法です。

ダイアード(2色配色)

色相環で反対にある2色を使用した補色色相配色です。

色相差は「12」です。

スプリットコンプリメンタリー(分裂補色配色)

補色関係にある一方の色相の隣接色相を用いた3配色配列です。

トライアド(3色配色)

色相環を3分割し、正三角形になるように選んだ3色相配色です。

色相差はそれぞれ「8」です。

テトラード(4色配色)

色相環を4分割し、正方形になるように選んだ4色相配色です。

色相差はそれぞれ「6」です。

ペンタード(5色配色)

本来は、色相環を5分割し、正5角形になるように選んだ5色相配色ですが、PCCS色相環は24色相なので5等分できません。

上記のトライアド(3色配色)に白と黒を加えた5色配色にします。

へクサード(6色配色)

色相環を6分割し、正6角形になるように選んだ6色相配色です。

色相差はそれぞれ「4」です。

また上記のテトラード(4色配色)に白と黒を加えた6色配色でも大丈夫です。

 

ブソン

三角形(トライアングル)、四角形(テトラゴン)、五角形(ペンタゴン)、六角形(ヘクサゴン)じゃ!

ジャッドの色彩調和、四つの原理

色彩学者ジャッドの色彩調和論についても覚えておきましょう。

今までに学習した知識を当てはめれば簡単に覚えられます。

秩序の原理

ある法則に基づいた、ある規則がある色彩は調和するという考え方です。

色相環の分割による配色」がこれらにあたります。

ブソン

色相環を図形で分割するということは規則性を持つということじゃ!

なじみの原理

自然界の景色など人間が見慣れた色彩は調和するという考え方です。

色彩調和の「ナチュラルハーモニー」や「トーンオントーン」がこれらにあたります。

ブソン

日常の風景でよく見ておる親和性のある配色じゃ!

類似性の原理

色相やトーンなど色の共通点がある色彩は調和するという考え方です。

配色(色相差)の「同一色相配色」や「同一トーン配色」などがこれにあたります。

ブソン

支配(ドミナント)されている配色じゃ!

明瞭性の原理

色相がはっきり区別できる、また明度が異なる色彩は調和するという考え方です。

色相環の分割による配色の「ビコーロール」や「トリコロール」などがこれらにあたります。

ブソン

この他にも「シュブルールの色彩調和論」や「オストワルトの色彩調和論」などがあるぞ。余裕のある人は覚えておくのじゃ!

まとめ

色彩検定1級2次試験の「最低限覚えておきたいこと❶」でした。

続きは「最低限覚えておきたいこと❷」で紹介します。

ブソン

必須知識はまだまだあるぞ。全部重要じゃ!

【色彩検定1級2次試験対策】これだけ覚えれば合格にぐんと近づくぞ!❷
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