こんばんは。 気象予報士挑戦中のひねもすのたり管理人のブソンです。
「ひねもすのたり 独学で!資格ブログ」は、独学で資格取得!を目指していくブログです。
2021年度、気象予報士試験に挑戦するために勉強を始めました。
2022年内に学科試験を受けれられる状態(できれば実技試験も)にできればと少しずつ勉強をしています。
勉強と言えば、まずテキスト選びです。
独学での挑戦なので、すべて自分で選ばなければいけません。
けれど、本屋巡りやウェブの評価比較などをしながらテキストを選んでいる時間が一番楽しい時間でもあります。
気象予報士試験には、公式のテキストというものはありません。
本屋に行っても、気象予報士のテキストはほとんど置かれていません。
ここ数年の気象予報士の受験者数は3,000人弱で推移しており、圧倒的に人気のない資格であることがわかります。
天気はこんなに身近な現象であるにも関わらず、気象そのものについての本も少ないのが現実です。
気象予報士試験の範囲は広く、かつ専門的で難易度も高い試験なので、効率的に勉強を進めていくためには自分に合ったテキストを選ぶことが必要になります。
テキスト選びはとても重要じゃ!
気象予報士の試験範囲
気象予報士試験は、気象予報士として以下を認定することを目的とされています。
- 今後の技術革新に対処しうるように必要な気象学の基礎的知識
- 各種データを適切に処理し、科学的な予測を行う知識および能力
- 予測情報を提供するに不可欠な防災上の配慮を適確に行うための知識および能力
気象業務法では、気象庁長官の許可を受けて予報業務を行う場合は、気象予報士が現象の予想をしなくてならないと定められています。気象予報士試験は、現象の予想を適確に行うに足る能力を持ち、気象予報士の資格を有することを認定するために行われています。
試験の内容は以下です。
学科試験 |
一般知識 |
・大気の構造・大気の構造 ・大気の熱力学 ・降水過程 ・大気における放射 ・大気の力学 ・気象現象 ・気候の変動 ・気象業務法その他の気象業務に関する法規 |
専門知識 |
・観測の成果の利用 ・数値予報 ・短期予報・中期予報 ・長期予報 ・局地予報 ・短時間予報 ・気象災害 ・予想の精度の評価 ・気象の予想の応用 |
|
実技試験 |
・気象概況及びその変動の把握 ・局地的な気象の予報 ・台風等緊急時における対応 |
試験は、学科試験(一般知識・専門知識)と実技試験とがあります。
学科試験はマークシートによる多肢選択式、実技試験は記述式です。
学科試験はさらに一般知識と専門知識に分かれておるぞ!
使用テキスト
先ほど書いたように、気象予報士試験の独学テキストには選択肢が少ないのが現状です。
比較的手に入れやすいのは「らくらく突破 気象予報士 かんたん合格テキスト(学科・一般知識編)」です。
気象予報士試験の勉強は、学科試験の一般知識から勉強を始めることになると思います。
ウェブで調べると、過去の合格者や勉強中の人など多くの人が使用していて、評価も高いテキストです。
各章ごとに代表的な過去問が掲載されており、細かく理解度チェックもできるようになってます。
この一冊で学科試験の一般知識の勉強は十分とされているので、僕も早速購入してざっくりと一周してみたのですが、僕にはとても難しくてすぐには理解できそうにありませんでした。
数学や物理から遠ざかっている僕のような初学者には、もっと用語や内容が噛み砕かれた基本から学べるテキストが必要だと感じました。
「らくらく突破 気象予報士かんたん 合格テキスト」はいったん本棚にしまって、基本をしっかりと学んでからまた戻ってきたいと思います。
「らくらく突破 気象予報士 かんたん合格テキスト(学科・一般知識編)」
次に僕が手に取ったのは、「最新気象学のキホンがよ〜くわかる本」です。
文字は小さめで行間にゆとりがあり、図も多く、2色刷りでとても見やすい内容になっています。
このテキストの特徴は、難しい数式がほとんど出てこないことです。
気象学の基本に特化していて、とてもわかりやすく、苦手意識を生むことなくにすいすいと読み進めることができます。
気象予報士を目指す人だけではなく、天気について勉強したい人すべてにおすすめしたいテキストです。
もう一つ、気象学を学ぶ人や気象予報士試験受験者から「バイブル」と評されている「一般気象学」というテキストがあります。
このテキストは、大学の教育過程で初めて気象学を学ぶ人のために書かれた教科書だそうです。
出てくる図がそのまま本試験で出題されたこともあり、このテキストが理解できれば学科試験一般知識の突破は容易とされているテキストです。
けれど、複雑な数式だらけでとても初学者にために書かれたものとは思えないほどとても難解な内容になっています。
僕も購入して一読してみたのですが、「らくらく突破 気象予報士 かんたん合格テキスト」以上に難しく、そう簡単には理解できそうにありませんでした。
けれど、「最新気象学のキホンがよ〜くわかる本」と「一般気象学」を交互に読み進めていると、見出しの順番や内容が見事に一致していることに気付きました。
もしかしてと奥付を調べてみると、「最新気象学のキホンがよ〜くわかる本」は「一般気象学」を参考文献にしてると知りました。
「最新気象学のキホンがよ〜くわかる本」は「一般気象学」の内容を噛み砕いてわかりやすく再編集した「一般気象学」を読み解くために基本テキストだと言えると思います。
実際に、「最新気象学のキホンがよ〜くわかる本」を読んだあとに「一般気象学」の同じ部分を読みかえすようにすると内容がすんなりと理解できます。
複雑な数式を理解することはできませんが、それ以外の部分は十分カバーできると思います。
とりあえずは「最新気象学のキホンがよーくわかる本」を使用して、「一般気象学」の内容をしっかりと理解していくことを目標に勉強を進めていきたいと思います。
少しずつ読み溶かしていくのじゃ!
「最新気象学のキホンがよ〜くわかる本」「一般気象学」
気象予報士試験のテキストではないですが、「雲の中では何が起こっているのか」という雲についての本があります。
雲の成り立ちなど雲についてのすべてが詳細に書かれていて、内容がとてもよく読みやすくて面白い本です。
雲をつかむことはできませんが、まさに雲をつかもうとする人のための本だと思います。
勉強の息抜きに読むと違った角度から新しい発見がたくさんあります。おすすめの1冊です。
雲について知りたいことがほとんど書かれておるぞ!
まとめ
気象予報士試験のテキストには選択肢が少ないのが現状です。
中でも「最新気象学のキホンがよ〜くわかる本」は、2色刷りでとても読みやすく、初学者向けの内容となっています。
テキスト選びには、色使いやフォント、イラストなどが自分に合っているかがとても重要です。
テキストは勉強初期に繰り返し使用するものですので、途中で挫折しないよう、しっかりと内容を吟味して購入するようにしたいです。
僕は、「最新気象学のキホンがよ〜くわかる本」と「一般気象学」の2冊を使用して勉強を進めていきます。
他人の評価だけで決めるのでなく、実際に手に取って選ぶのじゃ!
勉強の目安
毎日テキスト2冊を合わせて30ページずつ
目標
2カ月でテキスト2冊を2周ずつ
2022年の本試験までまだまだ時間があるので、焦らずに基本をじっくりと学んでいきたいと思います。
勉強を始めると、あっという間に時間が過ぎるぞ!
気象予報士試験の合格率は、約5.5%となっています。
とても難易度の高い試験とされています。
途中で嫌になって投げ出してしまわないよう効率的に勉強を進めていくためには自分に合ったテキストを選ぶことが必要です。
受験予定の方、天気について勉強してる方、一緒に頑張りましょう!