こんばんは。 UCアドバイザーのひねもすのたり管理人のブソンです。
「ひねもすのたり 独学で!資格ブログ」は、独学で資格取得を目指していくブログです。
色彩検定のUC級は、2018年冬期から新設された検定です。
色彩検定のUC級では、色のユニバーサルデザインの基本を学ぶことができます。
色彩検定の中でも難易度は低いので、ポイントを押さえていけば、比較的簡単に合格できます。
「色彩検定UC級 レッスン」では公式テキストに沿って、検定に合格するためのポイントを解説していきます。
では早速、色彩検定UC級の第1章「色のユニバーサルデザインの考え方」を学習していきましょう。
公式テキスト
目次
第2章 色が見えるしくみ
第3章 色の表し方
第4章 色覚異常による色の見え方
第5章 高齢者の見え方
第6章 ユニバーサルデザイン
第7章 色のユニバーサルデザインの進め方
事例集 ❶ ❷
資料集
第1章 色のユニバーサルデザインの考え方
色の役割
色には、対象物や状況を「わかりやすく認識させる」はたらきがあり、大きく分けて3つあります。
1. 目立たせる、読みやすくする
背景と文字の色を違う色に変えたりして、色の組み合わせを適切にすることで、人の目を引き、見つけやすくする。
使い方によって、対象物を見つけやすくしたり、わかりやすくすることができるぞ
2. 違いをわかりやすくする
対象物に複数の色を使用することによって、明確に区別することができる。
それぞれ違う色にすれば、すぐ種類や機能などを判別することができるぞ
3. 状態・意味を伝える
対象物が発する色によって、その状態を判断することができる。
パンの焼け具合であったり、果物の熟し具合などがわかるのぉ
また、色が持っている意味を直感で伝えることができる。
危険や安全などを示す色を、我々は遺伝的に知っておるぞ
色覚特性はひとそれぞれ
色はどのような人にも同じように見えるわけではありません。
色覚特性は人それぞれ異なり、中には先天的に色を区別しづらい人もいて、またどんな人も歳をとるにつれて色の区別がしづらくなっていきます。
色がきちんと役割を果たしても、色がみんな同じに見えなければ意味がないのぉ
だから、どんな人にも伝わるように、色の設計(色のユニバーサルデザイン)をしなければいけません。
色のユニバーサルデザインの考え方
どのような人にも色の役割をきちんと伝えることができるように、以下のような手順を踏むことが必要です。
手順❶. 色のはたらきを理解する
色の2つの役割
- 機能的役割 … わかりやすくすること
- 感性的役割 … 印象を生み出すこと
人による色の見え方の違いに配慮しなければいけないのは、機能的役割の場合です。
感性的役割は、アートなど、感性に訴えかける効果のことじゃ
手順❷. 色覚特性の多様性を知る
まず、色覚特性によってどのような見え方をするのか、高齢者がどのように見えているかを知ることです。
そして、区別がつきやすい色組み合わせや区別がつきにくい色組み合わせを把握します。
ここが、色のユニバーサルデザインで一番重要な過程です。
加齢による色覚特性の変化や遺伝による特性の種類をしっかり知っていることが重要じゃ
手順❸. 色彩設計方法を学び、活用する
色のみを使う方法だけではなく、形や文字、記号なども使いながら、できるだけ多くの人にわかりやすく伝える色彩設計方法を学び、それを実際の現場で活用できるようになることが大切です。
どんなにしっかり学んだとしても、活用できなければ意味がないのぉ
手順❹. 当事者に聞く
出来上がった色彩設計案を実際に当事者(色覚特性を有する人や高齢者など)に見せて見え方や印象を聞き、修正や改善をしていくことも重要なプロセスです。
PDCA(計画・実行・評価・改善)をしっかりと回すのじゃ
まとめ
「第1章 色のユニバーサルデザインの考え方」は、色彩検定UC級公式テキストの導入部分です。
色彩検定UC級は、色彩検定2級のテキストと合わせて勉強すると、もっと詳しく学ぶことができます。