こんばんは。 行政書士挑戦中のひねもすのたり管理人のブソンです。→合格しました!
「ひねもすのたり 独学で!資格ブログ」は、独学で資格取得!を目指していくブログです。
2020年度に行政書士試験を受験する方は、そろそろ勉強を始める準備をしているかと思います。
僕も受験予定ですので、一緒に頑張って行きましょう。
今回は、行政書士の難易度について書いていきます。
行政書士試験の合格率は?
最近10年の行政書士の合格率は、約10.5%です。
受験者数 |
合格率 |
|
2019年 |
39,821人 |
11.5% |
2018年 |
39,105人 |
12.7% |
2017年 |
40,449人 |
15.7% |
2016年 |
41,053人 |
10.0% |
2015年 |
44,366人 |
13.1% |
2014年 |
48,869人 |
8.3% |
2013年 |
55,436人 |
10.1% |
2012年 |
59,948人 |
9.2% |
2011年 |
66,297人 |
8.1% |
2010年 |
70,586人 |
6.6% |
資格試験の中では、かなり低い合格率になっています。
近年は受験者数の減少が顕著ですが、合格率は上昇の傾向にあります。
合格率はだいたい10%前後じゃ!
行政書士試験の科目と配点は?
行政書士試験は、300点満点(60問)の試験です。
各科目ごとの問題数と配点は以下です。
科目 |
出題形式 |
問題数 |
点数 |
合計 |
||
法令等 |
憲法 |
5肢択一式 |
5問 |
20点 |
28点 |
244点 |
多肢選択式 |
1問 |
8点 |
||||
民法 |
5肢択一式 |
9問 |
36点 |
76点 |
||
記述式 |
2問 |
40点 |
||||
行政法 |
5肢択一式 |
19問 |
76点 |
112点 |
||
多肢選択式 |
2問 |
16点 |
||||
記述式 |
1問 |
20点 |
||||
商法・会社法 |
5肢択一式 |
5問 |
20点 |
20点 |
||
基礎法学 |
5肢択一式 |
2問 |
8点 |
8点 |
||
一般知識 |
政治・経済・社会 |
5肢択一式 |
7問 |
28点 |
56点 |
|
情報通信・個人情報保護 |
4問 |
16点 |
||||
文章理解 |
3問 |
12点 |
||||
合計 |
60問 |
300点 |
合格基準は以下のすべてを満たすことです。
・ 全体で180点以上(300点中)
・ 法令等科目で122点以上(244点中)
・ 一般知識等科目で24点以上(56点中)
科目ごとに足切りはありますが、全体の6割を取れれば合格できる絶対評価の試験です。
民法(76点)と行政法(112点)の配点が高く、合計すると合格点を越えるため、この2科目の攻略が合格へのカギとなりそうです。
まずは民法・行政法中心の勉強を進めること、そして一般知識の足切りを乗り切るじゃ!
行政書士試験の勉強時間は?
行政書士に合格に必要な勉強時間は、800時間とされています。
法律を学んだことのある方や宅建士の資格を持っている方は、600時間だそうです。
民法の勉強経験は大きなアドバンテージになるぞ!
800時間勉強するには、1日3時間の勉強で約9カ月かかります。
1日2時間の勉強だと約13カ月です。
テキストや問題集をしっかり吟味する時間も必要です。
また勉強を休む日も必要ですので、いつから勉強を開始し、いかに継続できるかが合格の肝になると思います。
勉強時間はあくまで目安です。
もっと少ない勉強時間で合格する人も、逆にもっと時間が必要な人もいると思います。
本屋などでテキストや過去問題の内容を確認して、どのくらい時間が必要かを判断しましょう。
しっかりと勉強時間を想定して計画を立てるのじゃ!
行政書士試験の勉強スケジュールは?
僕の予定の勉強スケジュールです。
12月(試験11カ月前)
法律の入門書を読む。
法律の勉強を始めるためのウォーミングアップです。
1〜3月(試験8〜10カ月前)
憲法、民法、行政法のテキストを2周ずつする。
1周目はざっくりと、2周目はしっかりと読み込んでいきます。
テキストに出てきた条文や判例は、逐一、判例六法で確認するようにします。
憲法 民法 行政法の順で進めようと思っています。
わしが選んだのは、専門書と判例六法じゃ!
肢別問題集(一問一答)をする。
テキスト2周目を終えた順番で肢別問題集に入ります。
テキスト同じ、憲法 民法 行政法の順で進めことになると思います。
僕は、宅建試験のときにも一問一答を利用しました。
1問ずつ正誤判断をしていくので、曖昧に記憶や理解している箇所が明確になります。
また、多肢選択問題を解答するときのスピードアップにも役立ちます。
僕は「合格革命 行政書士 肢別過去問集」をメイン問題集にしようと思っています。
試験直前まで繰り返し解いていく予定です。
4〜5月(試験6〜7カ月前)
公務員試験用の問題集(民法と行政法)をする。
行政書士の試験では、民法と行政法に勉強時間の大半を費やすことになると思います。
問題集で重点的に理解を深めながら、同時に憲法の復習をしていきたいと思います。
問題集は、公務員試験用の「新スーパー過去問ゼミ」を使用予定です。
行政書士の問題集のほとんどは過去問題中心で構成されているため、過去問題ではない問題集を使用して基本的な理解と新しい問題へ対応力を身に付けたいです。
理解しやすいと評価の問題集じゃ!
行政法は、「公務員試験 本気で合格!過去問解きまくり!行政法」と悩んだのですが、問題数と内容から「新スーパー過去問ゼミ」に統一することにしました。
最低でも2周ずつはしたいと思っています。
6〜7月(試験4〜5カ月前)
過去問題(分野別)をする。
行政書士の試験問題は、5肢択一式が主です。
消去法で正解を導き出すことにも慣れておきたいので、5択形式の過去問題集もする予定です。
過去問題集(分野別)は、「出る順行政書士 ウォーク問 過去問題集❶ 法令編」を使用する予定です。
5肢択一問題は憲法・行政法・民法を10問ずつ、多肢選択を5問ずつ進めていければいいかなと思っています。
商法・会社法、記述問題、一般知識の勉強をする。
3大法令以外の分野にも取り掛かります。
商法・会社法と一般知識で、76点(300点中)の配点があります。
一般知識(政治・経済・社会/情報通信・個人情報保護/文章理解)には、24点以上(56点中)という足切りがありますので、情報通信・個人情報保護を中心にしっかりと勉強しておきたいと思います。
商法の範囲は狭いですが、会社法はかなり広範囲ため、基本的な理解に絞って勉強したいと思います。
商法・会社法のテキストは、「行政書士 しっかりわかる 講義生中継 商法・会社法」を使用する予定です。
憲法・民法・行政法と同じ「よくわかるシリーズ」を使用したかったのですが、かなりのボリュームがあるため今回は見送ることにしました。
もし今回の勉強で興味が持てれば、試験後に「よくわかるシリーズ」で勉強し直したいと思います。
記述は、60点(300点中)の配点があります。
行政法・民法でたった3問だけですが、とても配点が高く重要な科目です。
日頃から六法や判例集などで条文を読み込んでいても過去問題だけでは対応は難しいと思うので、「みんなが欲しかった!行政書士の40字記述式問題集」を購入する予定です。
憲法と行政法の多肢選択問題も掲載されているのでこちらの対策もできると思います。
オリジナルの一問一答の問題集を追加する。
過去問題だけではなく、多方向からの問題に慣れておきたいのでオリジナルの問題集をする予定です。
民法改正の問題にも多く触れておきたいです。
また一般知識の政治・経済・社会は範囲が広過ぎるのでどう勉強していくか難しいですが、時事問題対策で「ニュース検定公式テキスト」を使用する予定です。
あまり手を広げずに新聞を読む感覚で少しずつ取り組もうと思ってます。
8〜9月(試験2〜3カ月前)
市販模試をする。
行政書士試験は、過去問からの出題がほとんどない試験です。
予想模試や直前模試などで、過去問ではない問題への対応力や応用を養っておく必要があると思います。
過去問を一通り終え、ここからが試験勉強本番だと思います。
市販模試をメインに、余裕があれば公開模試も受験したいと思っています。
10月(試験1カ月前)
過去問題(年度別)をする。
本番形式の過去問題をします。
過去問題(年度別)の目的は、時間配分や解答順番などの確認になります。
行政書士の過去問題と解答は、行政書士試験研究センターのホームページから6年分ダウンロードできます。
2020年度からは改正民法からの出題が予想されているので、しっかりと問題が修正され、解説も掲載されている市販の過去問題(年度別)を購入した方がいいかもしれません。
今までの総復習と民法改正に力を入れる。
今年に関しては、民法は記述を含め改正部分が出題される可能性がとても高いです。
直前になりますが、全範囲の復習に加えて特に民法改正を中心に勉強したいと思っています。
1年も勉強していると暗記したことも抜けていくので、コンスタントに復習をする時間を作くことが重要になってきます。
僕は、勉強スケジュールに土日や祝日をカウントしていません。
休む日をしっかり作って、もし時間があれば平日に勉強した部分の復習をしようと思います。
週に1日くらいはしっかりと休んだ方がいいぞ!
余裕のあるスケジュールを組み、ゆとりを持って勉強していきたいと思います。
行政書士の勉強方法は?
当ブログは、独学で資格取得を目指していくブログですので、独学の勉強を薦めていますが、行政書士試験は難易度の高い資格ですので、「スクール」や「通信講座」で勉強を考えてもいいと思います。
時間やコストの面で十分に考えて、自分に合った勉強方法を選びましょう。
1. 時間もお金もかけたくないって方は「独学」
テキストをじっくりと選び、スケジュールをしっかり組んで勉強を進めていきましょう。
2. お金をかけてもいいけど、時間はなるべくかけたくないって方は「通信講座」
テキスト選びに自信がないという方や勉強方法がわからないという方は、通信講座に申し込みましょう。
3. 時間もお金もかけてしっかりと学びたい方は「スクール通学」
検定までのスケジュールを組むのが苦手な方は、迷わず「スクール通学」を選びましょう。
どの方法を選んでも、勉強は基本的に独学じゃ!
まとめ
行政書士試験の合格率は約10.5%、勉強時間は600〜800時間とされています。
難易度の高い試験となってますので、勉強スケジュールをしっかり立てて、毎日地道に勉強していきましょう。
2020年度の行政書士試験は、2020年11月8日です。
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