【独学で行政書士試験】多肢選択(憲法・行政法)の対策方法

アイキャッチ 行政書士
スポンサーリンク

こんばんは。 行政書士試験合格のひねもすのたり管理人のブソンです。

「ひねもすのたり 独学で!資格ブログ」は、独学で資格取得を目指していくブログです。

行政書士試験には、5肢択一、多肢選択、記述の3つの問題形式があります。

5肢択一は54問(各4点)、多肢選択は3問(12問×各2点)、記述は3問(各20点)出題されます。

勉強時間のほとんどは5肢択一対策に、勉強期間の後半から直前にかけては記述対策に充てることになります。

多肢選択はとくに大きな対策をする必要はありません。

5肢択一と記述対策をしっかりとしていればそれで大丈夫です。

今回は、行政書士試験に独学で挑戦する方のために多肢選択の対策方法について書きます。

多肢選択

スポンサーリンク

多肢選択の対策は必要なし

行政書士の勉強は、どんな人も5肢択一の攻略から開始するはずです。

肢別問題集などの一問一答の問題集から始める人も多いと思いますが、それも5肢択一を攻略するための方法の一つです。

5肢択一の勉強がある程度進んで、初めて多肢選択や記述の対策に差し掛かったとき、誰もが感じることがあります。

あれ、ぜんぜん解けない。

これは受験者の全員が通る道です。

記述に関しては、きちんと時間をかけて対策していくことが必要になります。

5肢択一の勉強をきちんとしていれば記述も自然と書けるようになると言われますが、僕はそうは思いません。

与えられた選択肢から正解を選ぶことと論点を整理して条文や判例を想起して文章で書き示すこととは、思考回路がまったく違います。

記述に関しては、勉強期間の後半から直前期にかけてしっかりと対策をして下さい。

それに対して多肢選択の対策はとくに手を広げて対策する必要はありません。

5肢択一や記述の勉強がそのまま多肢選択の対策になるからです。

多肢選択は、前後の文脈や前後の空欄の関係性から答えを導く国語力を試されるような内容で出題される場合もあります。

この場合は、一般知識の文章理解がある程度解ける力があれば比較的容易に埋めることができます。

多肢選択には条文問題や判例問題がありますが、学習範囲は5肢択一や記述と同じです。

多肢選択が解けなく不安になって判例集を購入する人がいますが、判例知識を細かく貯蓄する目的であれば構いませんが、多肢選択対策としては決して近道ではありません。

もちろん多肢選択の空欄箇所を判例集で探せば容易に解答に辿り着くことができますが、逆に膨大な判例集の中から判例や空欄箇所をピンポイントで当てることは不可能に近いです。

それならば、テキストや過去問、模試などで触れた条文や判例を六法や解説などでしっかりと確認し、その知識を積み上げていく方が近道です。

判例を確認は、判例集でなくウェブ検索で十分です。

また、判例集で重要な文章や用語として太字や色付き文字になっている箇所が本試験で必ずしも空欄になっているとは限りません。

当たり障りのない見逃してしまいそうな普通の用語が空欄になっている場合もたくさんあります。

混乱してしまうこともあるので、多肢選択対策で判例集を購入するのはやめた方がいいでしょう。

多肢選択対策のために、膨大な判例の一字一句を暗記しようとすることは時間対効果が低過ぎます。

ブソン
ブソン

勉強にはなるべく使用する教材を減らすことも必要じゃ!

もう一つの理由は、多肢選択問題が苦手と声をあげる人は、5肢択一の勉強がある程度済んで、多肢選択問題に差し掛かった6〜7月くらいに一番多くなります。

試験直前期の10〜11月にそのようなアラートをあげる人はほとんどいません。

記述が書けないという声は直前までよく聞かれますが、この時期には多肢選択問題を得点源にしている人が多いです。

多肢選択問題を、苦手かも、と感じるのは初めて多肢選択問題に触れる時期に集中していて、そのほとんどの人が5肢択一対策の継続や記述対策に取り組むことによってしっかりと克服していると言えると思います。

多肢選択問題を苦手と感じるのは最初だけで、慣れの要素が強いと言えるでしょう。

多肢選択対策は、5肢択一や記述の勉強を通じて条文や判例知識を深めていく方法で構いません。

市販の記述問題集にも多肢選択問題がたくさん掲載されています。

市販模試や公開模試などでさらに実践的にさまざまな論点やパターンに触れることで必ず克服できます。

日頃の5肢択一問題を丁寧に勉強することに留意し、過去問では出題傾向の確認を必ずしておきましょう。

まとめ

行政書士試験の多肢選択問題はとくに大きな対策をする必要はありません。

最初のうちは難しく感じるかもしれませんが、比較的点数の取りやすい問題です。

条文学習と判例学習をしていれば必ず得点源することができますので、日頃から択一問題の論点をしっかりと掴んで六法や解説をきちんと読んで知識を蓄えておきましょう。

どんなに勉強してもどうしても埋めることのできない空欄が出題されることもあります。

そのようなケースもしっかりと想定をしておきましょう。

多肢選択問題は12問中9問を正答できれば十分です。

1問(空欄4つ)につき3つの正解を目標にして勉強していきましょう。

頑張って下さい。