【フリーランス必読】独立後に学ぶべきはまず簿記だ

アイキャッチ 簿記検定
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こんばんは。 簿記2級のひねもすのたり管理人のブソンです。

「ひねもすのたり 独学で!資格ブログ」は、独学で資格取得を目指していくブログです。

僕が資格を取ろうと勉強を始めたのは、フリーランスになってからのことです。

会社員のときは、資格を取ろうだなんてまったく思いもしませんでした。

きっかけはただ一つ、仕事をしていく上で必要だったからです。

みなさん、所得税や住民税をどのように納付してますでしょうか?

僕は、きちんと税金を納めるために、どうしても簿記の知識が必要でした。

ブソン
ブソン

「教育の義務」「勤労の義務」「納税は義務」は、国民の三大義務じゃ!

仕方ない

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確定申告という壁

年末調整と確定申告の違い

会社員は年末調整、自営業は確定申告!

所得税や住民税は、会社員の方であれば、どちらも給与から天引きされています。

所得税は、あらかじめ報酬に応じて算出された分を源泉徴収というかたちで事前に先払いし、住民税は、確定した去年分を毎月分割で後払いしています。

もちろん先払いしている所得税はおおよその概算なので、年末にその過不足を調整し、多く払っていれば還付され、少なければ追徴という風になります。これがいわゆる年末調整です。

新しく住宅ローンを始めたり、給与を2カ所からもらっていたりなど何か特別なことがなければ、すべて会社が自動的にしてくれます。

この所得税や住民税の金額は、一年間の所得によって決まります。

会社員であっても、独立したフリーランスであっても、毎年この所得を確定させ、所得税や住民税を算出して納税をしなければいけません。

会社員は勤めている会社で年末調整をしてくれますが、フリーランスの場合はどうすればいいのでしょうか?

それが、確定申告です。

この確定申告(一年間の所得計算から納税まで)を、独立後は自分でしなくてはいけません。

確定申告
所得税等の確定申告は、1月1日から12月31日までの1年間に生じた全ての所得の金額とそれに対する所得税等の額を計算し、申告期限までに確定申告書を提出して、 源泉徴収された税金や予定納税で納めた税金などとの過不足を精算する手続です。
出典 所得税及び復興特別所得税の確定申告の手引き|国税庁

所得の算出とは?

所得=収入ー経費

では、どうやって所得を確定させるのでしょうか?

それはまず、営業によって、一年間でどのくらい収入があったかを計算しなくてはいけません。

いわゆる売り上げですね。

そして次に、一年間でどのくらい支出をしたのかを計算します。

仕入れや外注費、備品や什器の購入など、収入を生み出すためにかかったお金、いわゆる経費です。

そして、収入(売り上げ)から経費(支出)を引いたものそれが所得です。

 

ブソン
ブソン

所得は収入から経費を引いたものじゃ!

フリーランスの方は、この一年分の計算を、その年中にしなくてはいけません(正確には翌年の確定申告期間の間まで)。

簿記は確定申告に必須知識!

簿記とは

簿記とは、日々の経営活動を記録・計算・整理して、経営成績と財政状態を明らかにする技能

けれど、「一年の間にどのくらい収入があったか」「そのためにどのくらい支出したのか」を細かく覚えていられるでしょうか?

それが「いつ」「誰から」「どのように」なんていちいち覚えていないですよね。

この営業していく上で、日々発生する取引の詳細を「帳簿」というものに記入し、その結果を明らかにすることを、簿記といいます。

簿記
簿記とは、企業規模の大小や業種、業態を問わずに、日々の経営活動を記録・計算・整理して、経営成績と財政状態を明らかにする技能です。
出典 日本商工会議所Webサイト|日本商工会議所

簿記によって、下記の2つことが明らかになります。

いくら儲かったのか、あるいはいくら損をしたのか、という経営成績
どれくらいの財産があるのか、という財政状態

経営成績を示した表を損益計算書(P/L:Profit and Loss Statement)、財政状態を示した表を貸借対照表(B/S:Balance Sheet)といいます。

そしてこの会社の状況を報告するために作成された複数種類の書類を総称したものを財務諸表と呼びます。(「財務書類」や「決算書」、「計算書類」などと呼ぶ場合もあります。)

ブソン
ブソン

ざっくりと財務諸表=損益計算書+貸借対照表じゃ!

簿記の最終目標は、この財務諸表を作成することにあります。

確定申告では、財務諸表である青色申告決算書(損益計算書+貸借対照表)と、損益計算書で算出した所得から所得控除を差し引いて所得税額を確定させた確定申告書Bを税務署へ提出し、所得税を納付します。

住民税は、確定申告での所得の情報が税務署から市町村へ送られ、それをもとに市町村が計算するという仕組みになっています(確定申告をすれば、自動的に住民税の申告をしたことになり、わざわざ住民税の申告をする必要はありません)。

ブソン
ブソン

以上の理由で住民税は6月に納付になっておるのぞ!

自分でする?他人にまかせる?

もちろんこの日々の帳簿付けや確定申告の作業を、そっくり税理士さんに丸投げしてしまうこともできます。

税務署に行って地元の税理士さんを紹介してもらい、記帳代行と確定申告の契約をすればいいだけです。

知人が契約している評判のいい税理士さんを紹介してもらってもいいと思います。

けれど、簿記を学び、すべて自分ですることもできます。

一年間でどれだけお金を費い、どれくらい稼ぐことができたのか、今どのくらい財産があるのか、事業全体のお金の流れを把握する方法を知っていれば、これからの事業運営に大いに役立ちます。

事業計画

まとめ

以上、独立後にまず知ておかなければいけない確定申告と簿記についてでした。

簿記とは、確定申告で必要な財務諸表(損益計算書+貸借対照表)を作成するために、営業上で日々発生する取引の詳細を帳簿というものに記していくことです。

「帳”簿“」に「”“入」すること、ですね。

そして簿記検定とは、その簿記に関する基礎知識、実務、計算の能力を判定するためにある検定試験です。

僕は日商簿記2級まで取得しましたので、会計ソフトを使用しながら、日々の帳簿はもちろん確定申告まですべて自分でしています(わからないことは、税理士さんに聞いています)。

ブソン
ブソン

フリーランスの方だけではなく、会社で経理をされている方にも簿記はおすすめの資格じゃ!

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