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【色彩検定UC級レッスン】演習問題 ❹

こんばんは。 UCアドバイザーのひねもすのたり管理人のブソンです。

「ひねもすのたり 独学で!資格ブログ」は、独学で資格取得を目指していくブログです。

色彩検定UC級は、2018年冬期から新設された検定です。

色彩検定UC級では、色のユニバーサルデザインの基本を学ぶことができます。

色彩検定の中でも難易度は低めなので、テキストでポイントを押さえれば、比較的容易に取得することができます。

「色彩検定UC級 レッスン」では公式テキストに沿って、検定に合格するためのポイントを解説します。

今回は、色彩検定の公式メールマガジンで配信された2018年冬期の過去問題とその解説を紹介します。

公式テキスト

目次

演習問題

【色彩検定UC級】に独学で一発合格する時間と勉強方法
色彩検定UC級に独学で一発合格する勉強方法です。ひねもすのたり 独学で資格取得ブログは、独学で資格取得を目指すブログです。体験談から、資格の特徴、テキスト選び、勉強方法、ノウハウなど、合格までの手引きをするサイトです。
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演習問題 ❹

次の(A)〜(J)の空欄にあてはまる最も最適なものを、それぞれ❶ ❷ ❸ ❹からひとつ選び、その番号をマークしなさい。(【AFT MAGAZINE Vol.48】UC級問題解説!2019/1/21配信分より)

色のユニバーサルデザインは、色の機能的なはたらきが十分に活用できるように考えられたものである。たとえば、文字を読みやすい表示とするには、背景と文字の【 A 】差をつけることが最も有効である。図1では、背景と文字の色の関係により文字が読みにくい。このような場合には、文字を【 B 】のような色にするとよい。また、人の目を引きつける度合いを示す【 C 】を高めるには一般に【 D 】を使用するとよいが、色覚特性のタイプで言うと【 E 】色覚の人は、その【 D 】の中でも【 F 】をとらえづらいため、色の微調整などの解決策を考える必要がある。色覚異常はまた、高齢になると【 G 】の区別がつきにくくなる。こうした色のはたらきは【 H 】と呼ばれ、その側面についても十分に注意して色づかいを考える必要がある。さらに色だけではなく、【 I 】の記載も効果的である。また色彩が持つもう一つのはたらきにより、対象物の【 J 】も影響を受ける。ただし、たとえば赤と緑は【 J 】が大きく異なる2色であるが、この2色が区別しづらい色覚特性を持つ人たちにとっては、その効果を利用することが難しいということも認識しておくべきである。

(A)

❶ 色相 ❷ 明度 ❸ 寒暖 ❹ 彩度

(B)

❶  ❷  ❸  ❹ 

(C)

❶ 誘目性 ❷ 記号性 ❸ 意味性 ❹ 明視性

(D)

❶ 濃い寒色系の色 ❷ 暗い暖色系の色 ❸ 暗い灰色 ❹ 鮮やかな暖色系の色

(E)

❶ 2型 ❷ 3型 ❸ 1型 ❹ 1色型

(F)

❶ 黄色 ❷ 水色 ❸ 赤 ❹ 青

(G)

❶ 黄色と緑 ❷ 青と黒 ❸ 白と黒 ❹ 青と黄色

(H)

❶ 識別性 ❷ 感性効果 ❸ バリエーション ❹ バランス

(I)

❶ 文字など ❷ 基本方針 ❸ 条件 ❹ 色覚特性

(J)

❶ 構造 ❷ 働き ❸ 安全性 ❹ 印象

解答

【 A 】の正解は、❷です。


文字を読みやすい表示とするには、背景と文字の【 A 】差をつけることが最も有効である。

❶ 色相

色相とは、色の三属性のうち色みのことです。色相に差があっても可読性が上がるとは限りません。

❷ 明度

色相とは、色の三属性のうち明るさのことです。明るさに差があればどんな人に対しても可読性は上がります。

❸ 寒暖

寒暖とは、温度差のことです。温度差は可読性に関係ありません。

❹ 彩度

彩度とは、色の三属性のうち鮮やかさのことです。彩度に差があっても可読性が上がるとは限りません。


【 B 】の正解は、❹です。


図1では、背景と文字の色の関係により文字が読みにくい。このような場合には、文字を【 B 】のような色にするとよい。

背景が明度の高い色なので、❶ ❷ ❸ ❹のうち一番明度の低い色を選んでください。

❶ 

背景と同じ色なので、読めなくなります。

❷ 

すべての色の中で明度が一番高い色は、白です。背景と明度が近いので読みづらいくなります。

❸ 

元の文字色よりは明度が低いですが、❹よりは明度が高い色です。

❹ 

❶ ❷ ❸ ❹のうちで、一番明度の低い色です。


【 C 】の正解は❶、【 D 】の正解は❹です。


人の目を引きつける度合いを示す【 C 】を高めるには一般に【 D 】を使用するとよい。

【 C 】

❶ 誘目性

誘目性とは、人の目を引きつける度合い、つまり対象物に注意を向けてないときの発見のされやすさのことです。

❷ 記号性

記号性とは、色の感情効果を活用して、わかりやすい記号として色を使用することです。

❸ 意味性

意味性とは、色が私たちの感情に及ぼす影響のうち、多くの人に共通する効果のことです。

❹ 明視性

明視性とは、図形の意味の理解しやすさのことです。

【 D 】

誘目性が高い色は、鮮やかな暖色系の色です。

❶ 濃い寒色系の色

❷ 暗い暖色系の色

❸ 暗い灰色

❹ 鮮やかな暖色系の色


【 E 】の正解は❸、【 F 】の正解は❸です。


色覚特性のタイプで言うと【 E 】色覚の人は、その【 鮮やかな暖色系の色 】の中でも【 F 】をとらえづらいため、色の微調整などの解決策を考える必要がある。

【 E 】

❶ 2型

2型色覚とは、中波長に感度の高いM錐体の異常によって起こる色覚特性のことです。

主に黄から緑の色の区別が付きにくくなります。

❷ 3型

3型色覚とは、中波長に感度の高いM錐体の異常によって起こる色覚特性のことです。

主に青から青紫の色の区別が付きにくくなります。

❸ 1型

3錐体のうち、長波長に感度の高いL錐体の異常によって起こる色覚特性。

主に赤から橙の色の区別が付きにくくなります。

【 D 】が「鮮やかな暖色系の色」ですので、これが正解です。

❹ 1色型

1色型という言葉ありません。

【 F 】

1型色覚が見えづらいのは、主に赤から橙の色です。

❶ 黄色

❷ 水色

❸ 赤

❹ 青


【 G 】の正解は、❷です。


色覚異常はまた、高齢になると【 G 】の区別がつきにくくなる。

高齢者が区別しづらい色の組み合わせは、青と黒、黄と白です。

❶ 黄色と緑

❷ 青と黒

❸ 白と黒

❹ 青と黄色


【 H 】の正解は、❶です。


こうした色のはたらきは【 H 】と呼ばれ、その側面についても十分に注意して色づかいを考える必要がある。

❶ 識別性

識別性とは、複数の対象物に対して、その形状や色の特性による区別のしやすさのことです。

❷ 感性効果

色が私たちの感情に及ぼす影響ののことを色の感情効果といいますが、感性効果という言葉はありません。

❸ バリエーション

バリエーションとは、種類のことです。

❹ バランス

バランスとは、割合や釣り合いのことです。


【 I 】の正解は、❶です。


さらに色だけではなく、【 I 】の記載も効果的である。

識別性を上げるには、形状を変えたり、文字を添えたりするなど、色以外の手がかりでも識別できるすることが効果的です。

❶ 文字など

❷ 基本方針

❸ 条件

❹ 色覚特性


【 J 】の正解は、❹です。


また色彩が持つもう一つのはたらきにより、対象物の【 J 】も影響を受ける。ただし、たとえば赤と緑は【 J 】が大きく異なる2色であるが、この2色が区別しづらい色覚特性を持つ人たちにとっては、その効果を利用することが難しいということも認識しておくべきである。

色には、わかりやすくする機能的役割と 印象を生み出す感性的役割の大きな2つの役割があります。 赤と緑は色相環で反対にある色なので、印象が大きく異なる2色です。

❶ 構造

❷ 働き

❸ 安全性

❹ 印象

 

ブソン

すべて公式テキストの第6章からの出題じゃ!

まとめ

テキストでしっかりポイントを押さえていれば、簡単に解答することができる!

今回は、色彩検定の公式メールマガジンで配信された演習問題とその解説を紹介しました。

色彩検定UC級は、色彩検定の中でも比較的難易度の低い検定です。

テキストのポイントとしっかり掴んで、設問の紛らわしい表現に惑わされないようにしましょう。

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