こんばんは。 UCアドバイザーのひねもすのたり管理人のブソンです。
「ひねもすのたり 独学で!資格ブログ」は、独学で資格取得を目指していくブログです。
色彩検定UC級では、色のユニバーサルデザインの基本を学ぶことができます。
色彩検定の中でも難易度は低めなので、テキストでポイントを押さえれば、比較的容易に取得することができます。
「色彩検定UC級 レッスン」では公式テキストに沿って、検定に合格するためのポイントを解説します。
今回は、色彩検定の公式メールマガジンで配信された演習問題とその解説を紹介します。
公式テキスト
目次
第2章 色が見えるしくみ
第3章 色の表し方
第4章 色覚異常による色の見え方
第5章 高齢者の見え方
第6章 ユニバーサルデザイン
第7章 色のユニバーサルデザインの進め方
事例集 ❶ ❷
資料集
演習問題
演習問題 ❼
次の(A)〜(J)の空欄にあてはまる最も最適なものを、それぞれ❶ ❷ ❸ ❹からひとつ選び、その番号をマークしなさい。(【AFT MAGAZINE Vol.67】UC級冬期検定 直前!演習問題 2019/11/5配信分より)
色の違いを手がかりにした表示には、多くの人が区別しやすい色の組み合わせを用いるべきである。
そのためには、微妙な色の違いまで考慮する必要がある。たとえば、色覚異常の方にとって、一般にピンクと水色は区別しづらい色に組み合わせの一つであるが、ピンクの色を【 A 】と、水色の区別がかなりつきやすくなる。
また、白い紙に書かれた文字を読みやすくするためには、文字を【 B 】したり、【 C 】したりするとよい。
なお、区別しやすい色が使えない時には、対象物の形を変えたり、表示に【 D 】を使ったり、協調効果が伝わりやすい【 E 】を加えるなど、色以外の要素を用いる方法が有効である。
さらに、それがどのような色であるかを確実に伝えるには【 F 】を記載することが必要である。
【 F 】がわかれば、違う色覚特性を持つ人同士でも色のコミュニケーションを行うことができるので、積極的に検討すべきである。
表示の読みやすさや区別のしやすさなどをチェックする際には、色の明るさの違いに着目して画像を【 G 】して確認したり、色覚異常や高齢の方の見え方を模した色の趣味レーション画像を見ることができる【 H 】で確認したりする必要がある。
そして、できるだけ【 I 】による確認を行うことが望ましい。
❶ 少し薄くする ❷ 少し濃くする ❸ オレンジ味を帯びたピンクにする ❹ 紫みを帯びたピンクにする
❶ 白に近い色 ❷ 薄い黄色に ❸ 小さく ❹ 大きく
❶ 薄い ❷ 細く ❸ 点線に ❹ 太く
❶ 彩度を揃えた色 ❷ 明度を揃えた色 ❸ 同じハッチング ❹ 異なるハッチング
❶ シュミレーション ❷ アンダーライン ❸ 同じ色のフィルタ ❹ 事例
❶ 色名 ❷ 製品番号 ❸ 価格 ❹ 混同色
❶ 小さく ❷ 複雑に ❸ 赤く ❹ 白黒に
❶ アプリケーション(アプリ) ❷ アノマロスコープ ❸ カラーカード ❹ ピクトグラム
❶ 生徒 ❷ 当事者 ❸ 機械 ❹ カラーカード
解答
【 A 】の正解は、❸です。
たとえば、色覚異常の方にとって、一般にピンクと水色は区別しづらい色に組み合わせの一つであるが、ピンクの色を【 A 】と、水色の区別がかなりつきやすくなる。
❶ 少し薄くする ❷ 少し濃くする ❸ オレンジ味を帯びたピンクにする ❹ 紫みを帯びたピンクにする
ピンクと水色は灰色は区別しづらい色の組み合わせです。その場合は、ピンクを黄み寄りにすると区別しやすくなります。
【 B 】の正解は❹、【 C 】の正解は❹です。
また、白い紙に書かれた文字を読みやすくするためには、文字を【 B 】したり、【 C 】したりするとよい。
【 B 】
❶ 白に近い色
紙の色に近づけると読みにくくなります。
❷ 薄い黄色に
薄い黄色は白色に近いので読みにくくなります。
❸ 小さく
文字を小さくすると読みにくくなります。
❹ 大きく
文字を大きくすると読みやすくなります。
【 C 】
❶ 薄い
文字色を薄くすると読みにくくなります。
❷ 細く
文字を細くすると読みにくくなります。
❸ 点線に
文字を点線にすると読みにくくなります。
❹ 太く
文字を太くすると読みやすくなります。
【 D 】の正解は❹、【 E 】の正解は❷です。
なお、区別しやすい色が使えない時には、対象物の形を変えたり、表示に【 D 】を使ったり、強調効果が伝わりやすい【 E 】を加えるなど、色以外の要素を用いる方法が有効である。
【 D 】
❶ 彩度を揃えた色
彩度を揃えても効果的ではありません。
❷ 明度を揃えた色
明度を揃えても効果的ではありません。
❸ 同じハッチング
同じハッチングを加えても効果的ではありません。
❹ 異なるハッチング
異なるハッチングを加えることは効果的です。
【 E 】
❶ シミュレーション
シミュレーションとは模擬のことです。この場合は相応しくありません。
❷ アンダーライン
アンダーラインは文字の強調表現の一つです。
❸ 同じ色のフィルタ
同じ色のフィルタを加えても効果はありません。
❹ 事例
事例を当てはめても、文章の意味が通じません。
【 F 】の正解は、❶です。
さらに、それがどのような色であるかを確実に伝えるには【 F 】を記載することが必要である。
【 F 】がわかれば、違う色覚特性を持つ人同士でも色のコミュニケーションを行うことができるので、積極的に検討すべきである。
❶ 色名
色名を記載すれば、どんな人にも色名を正確に伝えることができます。
❷ 製品番号
製造番号を当てはめても、文章の意味が通じません。
❸ 価格
価格を当てはめても、文章の意味が通じません。
❹ 混同色
混同色とは区別しにくい色のことです。この場合は相応しくありません。
【 G 】の正解は❹、【 H 】の正解は❶、【 I 】の正解は❷です。
表示の読みやすさや区別のしやすさなどをチェックする際には、色の明るさの違いに着目して画像を【 G 】して確認したり、色覚異常や高齢の方の見え方を模した色のシミュレーション画像を見ることができる【 H 】で確認したりする必要がある。そして、できるだけ【 I 】による確認を行うことが望ましい。
【 G 】
❶ 小さく ❷ 複雑に ❸ 赤く ❹ 白黒に
画像の色情報を破棄して白黒にすると色の明るさの違いが顕著なって把握しやすいです。
【 H 】
❶ アプリケーション(アプリ)
Photoshopなどの画像加工ソフトには、色覚異常や高齢の方の見え方のシミュレーションができる機能があります。
❷ アノマロスコープ
アノマロスコープとは、先天性の色覚異常の特性を調べる検査機器の名前です。
❸ カラーカード
カラーカードは、色の測定をする配色カードのことです。
❹ ピクトグラム
ピクトグラムとは設備内容などを瞬時に判別できるよう単純なイラストや図で表したものです。
【 I 】
❶ 生徒 ❷ 当事者 ❸ 機械 ❹ カラーカード
最終的に当事者(色覚異常や高齢の方)に確認してもらうことが一番有効です。
まとめ
今回は、色彩検定の公式メールマガジンで配信された演習問題とその解説を紹介しました。
色彩検定UC級は、色彩検定の中でも比較的難易度の低い検定です。
テキストのポイントとしっかり掴んで、設問の紛らわしい表現に惑わされないようにしましょう。
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