
1級色彩コーディネーターのブソンです!
色彩検定1級に挑戦したいけれど、「どれくらい難しいの?」「勉強時間はどれくらい必要?」と不安に感じていませんか?
この記事では、色彩検定1級の難易度や合格率、おすすめの教材、効率的な勉強法まで、合格に必要な情報をまとめています。
僕が1級に独学で合格した経験をもとに、実際に使った教材やスケジュールもご紹介していますので、これから受験を考えている方はぜひ参考にしてみてください。
色彩検定3級、色彩検定2級に合格してさらにステップしたい方にもおすすめです。
📊 難易度と合格率
🔍 難易度の目安:やや難しい
★ ★ ★ ★ ☆
色彩検定1級は、2級や3級と比べて内容も範囲も広く、しっかりと対策しないと合格が難しい試験です。
過去5年間の色彩検定1級の合格率は、約44.1%です。
📅 年度 | 🧾 受験者数 | 🎯 合格率 |
---|---|---|
2024年 | 2,456人 | 41.8% |
2023年 | 2,465人 | 41.4% |
2022年 | 2,423人 | 39.6% |
2021年 | 2,302人 | 52.7% |
2020年 | 1,426人 | 45% |
📝 合格率を見ると、例年40~50%前後で推移しています。
試験対策をしっかりできていれば、決して手が届かない難易度ではありません。
1次試験と2次試験はそれぞれ出題形式が異なりますが、どちらも基礎からの積み重ねで対応できます。
1次試験と2次試験それぞれの合格率は公表されていません。
目安になりますが、1次試験が約70%、2次試験が約60%程度と言われています。
1〜3級の知識をしっかりと理解し、2次試験の実技対策をすることで、独学でも十分に合格が目指せる試験です。

1次試験と2次試験、それぞれはそんなに難しくありません!
📚 テキストと問題集
📘 テキスト
色彩検定1級の勉強には、色彩検定協会発行の「公式テキスト」を使いましょう。
書店でも、色彩検定1級に対応したテキストはほとんど見かけません。
迷わず、公式テキストを選びましょう。

試験問題は公式テキストから出題されます!
📝 問題集(1次試験)
1次試験向けの問題集は種類が少なく、僕は「合格のカギシリーズ❶」を使用しました。
少し古く難しめの問題集になりますが、この1冊をしっかりしておくと本番はとても簡単に感じることができます。
🎨 問題集(2次試験)
2次試験の対策では、実技形式の問題に対応するため「新配色カード199a」が必要になります。
あらかじめカラーカードやハサミ・のりを用意しておきましょう。
2次試験の問題集も、「合格のカギシリーズ❷」を使用しましょう。
こちらも内容は難しめですが、確実に実力が付くのでおすすめです。

合格のカギシリーズを使うと本番はさっくと解けるようになります!
📖 過去問題集
テキスト、問題集を終えた後は、公式の「過去問題集」を活用しましょう。
実際はどんな問題が出題されているか、最近の出題の傾向は何か、最新3年分をしっかり解いて掴んでおきましょう。
古い年度のものはすぐに販売終了になるため、必要な方は早めに入手しておくと安心です。

過去問は最低でも最新3年分を解いてください!
💪 勉強時間と方法
🕒 勉強時間の目安:
1次試験 約100時間 / 2次試験 約50時間
色彩検定1級は、テキストの分量も多く、しっかりとした学習計画が必要です。
まずは公式テキストの目次を読み、全体の流れを把握することから始めましょう。
🎯 合格ライン
200点満点の140点前後。ただし問題の難易度により多少変動あり。
🗂️ 章 | 📖 項目 |
---|---|
🎨 色彩と文化 | ヨーロッパの色彩文化、日本の色彩文化 |
🔷 色彩調和論 | 色彩調和論 |
💡 光と色 | 心理的な見えによる色の分類、照明、混色 |
📊 色の表示 | XYZ表色系、均等色空間とL*a*b*色空間、オストワルト表色系、NCS、色名 |
🧪 測色 | 測色 |
🧠 色彩心理 | 心理評価法、色の心理的効果、色知覚の複雑性 |
💼 色彩とビジネス | 色彩のビジネス活用、カラーツールの役割、商品開発と色彩、カラーマーケティング、CMF |
👗 ファッション | ファッションカラーの変遷、カラーコーディネーターの役割、素材の知識、VMDと色彩 |
🏞️ 景観色彩 | 景観法、景観計画の色彩基準、遠景・中景・近景を踏まえた色彩計画 |
1次試験の
2カ月前から勉強を開始してみましょう。
🌀 一次試験
📖 2カ月前(テキスト)
⏱️ 時間の目安:50時間
📚 1日2章(約30ページ)ずつ読み進め、1週間でテキストを1周するペースを目指します。
🔁 このペースで4周することで、基礎知識がしっかり定着します。
🛌 日曜日は休息日にして、無理のない学習を意識してください。
📝 1カ月前(問題集)
⏱️ 時間の目安:36時間
🗂️ 問題集に取り組み、2週間で1周を目指します。
🔍 間違えた問題を中心に復習し、理解を深めましょう。
🕰️ 2週間前(過去問題集)
⏱️ 時間の目安:6時間
📆 過去3年分を1日1年分ずつ、本番の時間に合わせて取り組みます。
📝 時間を意識して問題を解き、答え合わせ後は該当箇所をテキストで確認しましょう。
🔎 数日前(見直し)
⏱️ 時間の目安:5時間
✅ 間違えた問題の再確認を行い、関連箇所もあわせて復習します。
🧐 勘で正解した問題にもチェックを入れ、確実な理解を目指しましょう。
🚉 当日
👜 当日の勉強は不要です。
📝 忘れ物や時間の確認をしっかり行い、落ち着いて会場へ向かいましょう。
🎨 二次試験
📝 1カ月前(問題集)
⏱️ 時間の目安:30時間
💡 一次試験の合否を待たずに勉強を始めましょう。
配色カード199aと道具(ハサミ・のり)を事前に用意し、問題集をしっかり1周解きます。
2〜3級のテキスト内容も必要となるため、手元に用意し復習できるようにしておくと安心です。
🕰️ 2週間前(過去問題集)
⏱️ 時間の目安:6時間
📆 過去3年分を1日1年分ずつ、本番の時間に合わせて取り組みます。
📝 時間を意識して問題を解き、答え合わせ後は該当箇所をテキストで確認しましょう。

2次試験の解答のコツは、まず解答用紙に答えのPCCS色番号を記入し、見直しのときにカラーカードを貼る。間違えて貼ったら剥がせません!
🔎 数日前(見直し)
⏱️ 時間の目安:4時間
✅ 間違えた問題の再確認を行い、関連箇所もあわせて復習します。
🧐 勘で正解した問題にもチェックを入れ、確実な理解を目指しましょう。
🚉 当日
👜 当日の勉強は不要です。
📝 忘れ物や時間の確認をしっかり行い、落ち着いて会場へ向かいましょう。

無理なく計画的に勉強を進めてください。
✅ まとめ:計画と実行で、1級も独学で合格できます
色彩検定1級の難易度は「やや難しい」★ ★ ★ ★ ☆
🕒 勉強時間の目安:1次試験:約100時間 2次試験:約50時間
1次試験日の2カ月前から計画的に勉強を始めてください。
テキストを繰り返し読み、問題集で理解を深め、過去問で実戦力を付けていきましょう。
3級、2級で学んだ知識をフル活用して試験に臨みましょう。
2次試験ではカラーカードを使って解凍するため、試験対策で慣れておくことが大切です。
- 📈 しっかりとスケジュールを立てること
- 🚶 無理なく続けるペースで学ぶこと
自分のペースで、確実に知識を積み上げていってください。

頑張ってください!
コメント
こんにちは。
「おそらく1次試験が約55%、2次試験が約70%くらいだと想定されています。」
すみませんが、↑の根拠は何でしょうか?
筆者の方の独自見解でしょうか?
>波霧さま
一般的には1次2次の合計しか発表されていませんが、確か団体や講師には詳細な合格率が発表されています。僕も何かで拝見する機会があったのですが、その時の合格率がこのくらいだったと記憶しています。もちろん1次だけや2次だけ受験される方もいらっしゃいますし、年度によって違うとは思うのであくまで目安として捉えて下さい。色彩検定へ問い合わせてみましたが、一般には公開できないとの回答でした◎
>のたりブソン様
さっそくのご回答ありがとうございました。
以前に何かでご覧になったのですね。
「2次試験の方が割と難易度が高い」という話が、受験をされた方のブログ等ではよく見受けられましたので、約70%という数字に何かエビデンスがあるのかと思いお伺いしました。
今後の参考にしたいと思います。ありがとうございました。
>波霧さま
探してみたら資料が見当たりました。2019年の統計では、1次試験が73%、2次試験が59%で合計45%となっています。1次試験と2次試験の数字が逆になっていました。お詫びして訂正いたします。ご指摘ありがとうございました◎
>のたりブソン様
お調べいただきありがとうございました。
ちなみになのですが、その「資料」というものは、具体的には誰がどこに配付(通知)した、どのようなものでしょうか?
差支えのない範囲で教えていただけますと、たいへんありがたいです。