こんばんは。 1級カラーコーディネーターのひねもすのたり管理人のブソンです。
「ひねもすのたり 独学で!資格ブログ」は、独学で資格取得を目指していくブログです。
今回は、カラーコーディネーター検定スタンダードクラスについて、勉強時間や方法、テキストなどを紹介していきたいと思います。
2020年からカラーコーディネーター検定はリニューアルされました。
スタンダードクラスとアドバンスコースの2クラス制になり、それに伴ってテキストも変更になりました。
また、2021年からIBT試験とCBT試験のネット試験へ統一されました。
難易度
難易度 普通
2020年度のからのアドバンスクラスの合格は、約58.8%です。
受験者数 |
合格者数 |
合格率 |
|||
2023年 |
第55回 |
1,230人 |
582人 |
47.3% |
|
第54回 |
1,061人 |
537人 |
50.6% |
||
2022年 |
第53回 |
1,085人 |
638人 |
58.8% |
|
第52回 |
975人 |
613人 |
62.9% |
||
2021年 |
1,258人 |
795人 |
63.2% |
||
2020年 |
1,115人 |
561人 |
50.3% |
アドバンスクラスの難易度は、以前の2級と同じ普通だと思います。
アドバンスクラスのテキストは、以前の1級と2級の間ぐらいの内容になっとるぞ!
テキストと問題集
テキスト
テキストは、東京商工会議所から発売されている「カラーコーディネーター検定試験アドバンスクラス 公式テキスト」を使用しましょう。
その他テキスト&問題
試験問題は、公式テキストから出題されるぞ!
問題集
「カラーコーディネーター検定試験 練習問題 アドバンスクラス」が発売されました。
購入はメールでの申し込みのみになっています。
申込み希望の方は下記を記載の上、「palette@tokyo-cci.or.jp」までメールしてください。
・件名「カラーコーディネーター検定試験 練習問題申し込み」
・申込者 氏名(フリガナ)
・振込人 名義(フリガナ) ※申込者と同一の場合は、不要
・郵便番号・住所
・電話番号
・希望の商品と部数
勉強時間と方法
勉強時間の目安 60時間
カラーコーディネーター検定アドバンスクラスの公式テキストの内容です。
●カラーコーディネーターの実務
・カラーコーディネーターの実務とは何か?
●色の見えの多様性とユニバーサルデザイン
・色の見えの多様性
・カラーユニバーサルデザインの考え方
●色を作り、形をつくる ー 色材、混色から画像へ
・色をつくる
・形をつくる
●色彩と照明計画
・人工光源の照明と分光分布
・照明の明るさと色、そして見え方
●表色系と測色方法 および色彩管理の手法
・CIE表色系
・色差の表示方法
・色の測色方法
・色彩管理
●安全色彩
・視認性
・誘目性
・識別性に配慮した安全色
●製品の色彩調査手法ー色彩分析と心理評価
・色彩分析と心理評価
●まざまな配色用語と実際
・配色の構成要素
・色彩調和と配色用語
●ファッションカラーと色彩計画の諸条件
・ファッションビジネス
・ファッションにおける色彩業務
●メイクアップ製品の色彩設計・管理とカラーコーディネーション
・メイクアップ製品の色彩
・メイクアップ製品の色を創る
・メイクアップ製品の色を選び、コーディネートする
●インテリア製品の色彩の特徴とカラーコーディネーション
・インテリア製品の色彩の特徴
・インテリアにおけるカラーコーディネーション
●プロダクツ製品の色彩的特徴
・プロダクツにおける色彩の魅力と流行の関係
・プロダクツのカラーデザイン ー 実例とその考え方
●環境色彩
・建築デザインにおける色彩デザインの考え方
●効果的なプレゼンテーションを生み出すカラーコーディネーション技術
・ビジュアルコミュニケーションとスライド制作
・グラフィックにおけるカラーコーディネーション
●近現代のデザインとカラーの歴史
・19世紀末から20世紀初頭にかけてのデザイン
・抽象・前衛、アールデコ、モダンデザイン
・価値観の転換、ポストモダン、ニーズへの対応、創造と調和
●ファッションカラーの変遷と時代背景
・所有することがステータスだった時代の色彩
・生産者主導型から生活者主導型の市場へと変わっていく時代の色彩
・多様化、複雑化した時代の色彩
目次を見て、まずは全体を把握するのじゃ!
全部で6章、約403ページです。巻末資料を除けば、361ページほどです。
試験日の2カ月前から勉強を開始しましょう。
2カ月前(テキスト)
時間の目安 58時間
1日に30ページほどずつ、もしくは1チャプターずつ、公式テキストを読んでいきましょう。
専門的な用語がかなり多く、かなり読みにくいと思います。
繰り返し読むことで慣れてきますので、まずはざっくりと最後まで目を通して全体像を把握してください。
内容がわかり始めたら、詳細部分まで読み込んでいくようにしましょう。
2週間でテキストを1周しましょう。
このペースを維持して、8週間でテキストを4周しましょう。
毎日60〜90分、少しずつ続けてください。
1週間のうちで時間が余れば、覚えにくかったところを読み返しましょう。
日曜日はしっかりと休むこと。
暗記は、休むことで知識が脳に定着します。
2週間でテキストを1周、これを4回繰り返すのじゃ!
2週間前(練習問題)
時間の目安 2時間
練習問題を購入して解きましょう。
本試験と同じ100問の出題となっているので、本番の試験時間(120分)をしっかりと計測して、途中で休憩などせず、それを超えないよう意識して進めて下さい。
本番の時間の感覚をつかんでおきましょう。
答え合わせをし、間違ったところや気になったところはテキストに戻って、該当箇所をしっかり確認しておきましょう。
練習問題は自分が理解していない部分を確認するためにある。どんどん間違えていいぞ
当日
試験当日は、とくに勉強しなくても大丈夫です。
試験会場にテキストを持っていく必要もありません。
遅刻や忘れ物がないよう、試験開始時間や会場、持ち物などを受験票でしっかり確認して、前日に準備しておきましょう。
試験会場にきちんと到着することが大事じゃ!
● 事前にしっかりと計画を立てること
● 十分余裕を持って勉強すること
これらは無理なく合格する検定のコツの一つです。
また、検定に合格することだけが目的ではないはずですので、詰め込みや一夜漬けなど負担の大きい勉強方法はとるべきでありません。
一日少しずつ確実に階段を登っていきましょう。
きっとそれが合格への一番の近道です。
まとめ
カラーコーディネーター検定アドバンスクラスの難易度は、
普通
勉強時間の目安は、
60時間
です。
リニューアル後から期間が経っていないので過去問題も少なく対策は難しいです。
テキストをしっかり読み込むことが重要になります。
試験日の2カ月前から、じっくりと勉強を始めましょう。
第50回からはIBT試験(インターネット経由で行う試験)になっていつでも自宅で受験できるようになったぞ!
コメント
こんにちは!
以前IC資格でもやりとりさせて頂き合格したものです。
カラーコーディネーター試験も検討中で1度相談させて頂きましたが、また質問です。
アドバンスの勉強ですが、記載のようにテキストのみ何度も熟読するだけでも十分か、もしくは同レベルの過去の2級の過去問もやるべきか、迷ってます。
同じく、スタンダードも同レベルの3級の過去問もするべきかなど。あと、初めて受けるのですが、最初からアドバンスをチャレンジしても大丈夫か、などです。
以上、ご教示頂けましたら幸いです。よろしくお願います。
>Reeさま
こんばんは。
アドバンスクラスのテキストを読んでみると、前1〜2級の間くらいの難易度になるかと思います。2級より少し難しくなるとは思いますが、2級の過去問をしてみることは有効だと思います。ただ気を付けておきたいことは、アドバンスクラスには前1級3分野の内容も含まれているため、その対策は2級の過去問では対応できません。
同じくスタンダードクラスの場合も、カラーチャートがCCICからPCCSに変更されていること、そして前3級より少し易しくなっていることに気を付けましょう。
スタンダードクラスとアドバンスクラスとは試験範囲が異なり、またレベルの差がかなりあるので、アドバンスクラスからのチャレンジでももちろんいいと思いますが、色の勉強をしっかりとしたいのであればスタンダードクラスの勉強から始めてもいいのかなと思います◎
色々ありがとうございます◎
アドバンスは過去問をやるなら旧1級もした方が良さそうですね。基本が大切なのでスタンダードから受けてみようと思います。のたりさんは両方受けますか?
>Reeさま
旧1級は専門的な3分野(ファッション・商品・環境)に分かれていました。どの分野もアドバンスクラスより難易度がかなり高いですので、旧1級の過去問をする必要はないと思います。
僕はスタンダードクラスもアドバンスクラスも大体知っている内容だったので、アドバンスクラスだけ受験しようと思っています。11月の試験は行政書士試験もあるのでどうしようか迷っています◎
詳しくありがとうございます◎
コロナで中止になって翻弄されてますが11月は開催されるまで落ち着いているといいですね。