どちらを選ぶ?色彩検定とカラーコーディネーター検定の違いを徹底検証(〜2019年まで)

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アイキャッチ カラーコーディネーター検定

こんばんは。 1級カラーコーディネーターおよび1級色彩コーディネーターのひねもすのたり管理人のブソンです。

「ひねもすのたり 独学で!資格ブログ」は、独学で資格取得を目指していくブログです。

2020年以降はこちらをご覧ください

2020年からカラーコーディネーター検定はリニューアルされました。

● カラーコーディネーター1級・2級  アドバンスクラス

● カラーコーディネーター3級  スタンダードクラス

ファッションやアパレル、美容師やヘアメイクなどの美容系、インテリアやグラフィックなどのデザイナーや広告系全般の仕事を目指す方向け資格の中でとてもややこしいのが、色彩検定カラーコーディネーター検定です。

どちらも実践的な色彩の知識を学ぶことができる資格ですが、どちらの検定を受ければいいのか迷っている方もたくさんいると思います。

僕は、色彩検定とカラーコーディネーター検定、それぞれ1級を取得しました。

今回は、色彩検定とカラーコーディネーター検定の違いと、両方の資格の取得を考えている方への効率的な受験の方法について書きたいと思います。

ぜひ参考にしてください。

ブソン
ブソン

色彩検定とカラーコーディネーター検定、ややこしい名前じゃ!

色の入門

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比較

色彩検定とカラーコーディネーター検定は、どちらも幅広い分野からの受験者が一様にいます。

それぞれの級によって少しずつ特徴や難易度が違いますので、比較していきましょう。

受験者の業種

どんな人が受験しているのか、受験者の業種を比べていきましょう。

色彩検定


 

ブソン
ブソン

色彩検定は学生が圧倒的に多い。10〜20代で受験者の8割近くを占めているぞ!

カラーコーディネーター検定


 

カラーコーディネーター受験者業種
出典 東京商工会議所

ブソン
ブソン

カラーコーディネーター検定は年齢層が高く、社会人向けの資格といった印象じゃ!

僕が受験した印象では、色彩検定は10〜20代が多く、カラーコーディネーター検定は20〜40代前半の人が多かったです。

色彩検定はアパレルなどのファッション系・美容師やヘアメイクなどの美容系を目指す専門学校生などの学生が多く、カラーコーディネーター検定はメーカーや建築系・プロダクトデザインや広告系の専門的な分野に就職を希望する大学生が多く受験しています。

色彩検定はもともとファッションカラーコーディネーター検定試験という名前だったこともありファッション分野に強く、カラーコーディネーター検定は試験内容から工業分野に強いとされてきましたが、今は両方とも色に関する基本的な知識から実践的な色彩の活用まで幅広く学ぶことができます。

ブソン
ブソン

色彩検定は、2006年から文部科学省後援になったのも人気の理由じゃ!

試験要項

次に試験要項を比べてみましょう。

色彩検定

カラーコーディネーター検定

主催団体

色彩検定協会 東京商工会議所

受験資格

制限なし。何級からでも受検可能 制限なし。何級からでも受検可能

スケジュール

3級

夏期(6月)

冬期(11月)

3級

6月

12月

2級

夏期(6月)

冬期(11月)

2級

6月

12月

1級

冬期 1次試験(11月)

   2次試験(12月)

1級

12月のみ

併願可能

併願可能

受験時間

3級

70分

3級

120分

2級

80分

2級

120分

1級

1次試験:90分

2次試験:90分

1級

150分

試験方式

3級

マークシート方式

3級

マークシート方式

2級

マークシート方式+記述式

2級

マークシート方式

1級

1次試験マークシート方式+記述式

2次試験:記述方式(一部実技)

1級

3分野から1分野選択

マークシート方式+論述問題

合格ライン

各級満点の70%前後。

問題の難易度により多少変動

100点満点。各級70点以上で合格

検定料(税込)

3級

7,000円

3級

5,340円

2級

10,000円

2級

7,480円

1級

15,000円※1次免除者も同じ

1級

9,620円
ブソン
ブソン

見比べてみると少しずつ違うぞ!

3級、2級に関してはほぼ同じ形式ですが、1級の試験には違いがあります。

色彩検定1級、カラーコーディネーター検定の1級の試験は、年に一度しか実施されません。

これは、受験のスケジュールを組む上でとても重要になってきます。

検定の難易度を下げる方法の一つして、前の級と併願して一気に取得する方法と、実施回を続けて取得する方法があります。

両方とも、前級の内容がベースになっていたり、内容が重複している場合にとても有効な受験方法です。

集中して一点突破できます。

同日に2つの級を受験する併願の場合は気にすることはありませんが、実施回を続けて受験する場合は1級と2級の受験のタイミングに気を付けて下さい。

2級を受験する場合、色彩検定は夏期(6月)カラーコーディネーター検定」は6月に受験するのがいいでしょう。

ブソン
ブソン

次級までに時間を空けると、また一から勉強をし直さねばならんぞ!

上級を目指す場合、
色彩検定2級は、夏期(6月)に受験する
カラーコーディネーター検定2級は、6月に受験する

色彩検定1級2次試験の受験資格

色彩検定1級は、1次試験と2次試験の2つに分かれています。

2次試験の受験資格は、1次試験合格者1免システム適用者のみです。

色彩検定1免システム


色彩検定1級1次試験に合格し、2次試験に不合格になった場合、または2次試験を欠席した場合は、その後2年間に限り1次試験が免除になり、2次試験の結果のみで合否が決定されます。

 出典 公益社団法人 色彩検定協会

検定料

検定料は、カラーコーディネーター検定より色彩検定の方が高くなっています。

公式テキストは、カラーコーディネーター検定の方が色彩検定より高いです。

色彩検定

カラーコーディネーター検定

3級

公式テキスト3級

2,700円+税

3級公式テキスト 第4版

カラーコーディネーションの基礎

2,800円+税

2級

公式テキスト2級

3,000円+税

2級公式テキスト 第3版

カラーコーディネーション

4,700円+税

1級

公式テキスト1級

4,000円+税

1級公式テキスト 第1分野 ファッション色彩

1級公式テキスト 第2分野 商品色彩

1級公式テキスト 第3分野 環境色彩

7,500円+税

色彩検定には公式の問題集はありませんが、過去問題集が発売されています。

カラーコーディネーター検定は、公式の問題集(過去問題集付き)が発売されています。

カラーコーディネーター検定1級は、過去問題集のみが発売されています。

ブソン
ブソン

必ず公式テキストを選ぶのじゃ!

試験範囲

出題範囲の比較です。

色彩検定

カラーコーディネーター検定

3級

光と色

色の分類と三属性

色彩心理

色彩調和

色彩効果

ファッション

インテリアなど

以上のような色彩に関する基本的な事柄を理解している

1.色の性質

2.色と心理

3.色を表し、伝える方法

4.配色と色彩調和

5.光から生まれる色

6.色が見える仕組み

7.色の測定

8.混色と色再現

9.色と文化

2級

照明

色名

表色系

配色技能

配色イメージ

ビジュアルデザイン

ファッション

プロダクト

インテリア

エクステリアなど

3級の内容に加え

以上のような基本的な事柄を理解し、技能を持っている

1.コーディネーションの意義

・カラーコーディネーションの際に考慮すべき基礎事項

2.色彩の歴史的展望と現状

・近現代のデザインとカラーの歴史

・色彩の文化史

・自然界と身近な色彩的特徴

3.生活者の視点からの色彩

・色の見えに影響を与える要因

・色の見え方の多様性とカラーユニバーサルデザイン

・照明の特性の測定

・色彩と照明

・色彩の法的規制

4.生産者の視点からの色彩

・色材の基礎

・色の測定と表示

・色の差の測定と表示

・流行現象の理論と色彩の流行

・色彩の品質管理

5.カラーコーディネーターの視点

・色彩の現状把握の目的と調査方法

・心を測る――心理測定法

・色彩を伝えるための情報の流れとその変換

・色彩の心理的効果

・カラーコーディネーションと配色

・カラーコーディネーションの実例

1級

色彩と文化

色彩調和論

色の知覚

ファッションビジネス

プロダクトデザイン

インテリアカラーコディネーション

環境色彩

ユニバーサルデザインなど

2級と3級の内容に加え

以上のような事柄を十分に理解し、技能を持っている

第1分野「ファッション色彩」

1.ファッションカラ-の定義と重要性

2.身体色の特徴

3.ファッションと色彩文化

4.ファッション&メ-キャップの色彩と配色

5.ファッションカラ-の品質管理

6.ファッションカラ-の調査と手法

7.流行色の意義と変遷

8.ファッションビジネスのカラ-コ-ディネ-タ-の役割

9.ファッションビジネスにおける色彩計画の実際

10.化粧品メ-カ-のマ-チャンダイジングと色彩計画

11.衣服と化粧のカラ-コ-ディネ-ト

12.ファッションカラ-の色彩調和

第2分野「商品色彩」

1.経営と色彩

2.経営に色彩を活かすための諸デ-タの整備

3.商品の色彩計画のための理論と実践

4.色彩の材料および技術の開発動向

商品・インテリアの色彩計画

第3分野「環境色彩」

1.環境色彩とカラ-コ-ディネ-ション

2.カラ-コ-ディネ-ションの方法とそのプロセス

3.建築計画

4.環境計画

5.カラ-コ-ディネ-ションのための材料知識

6.環境色彩の基礎知識

色彩検定よりカラーコーディネーター検定の方が範囲が広く、内容も深くなっています。

テキストの内容は、色彩検定1級よりカラーコーディネーター検定3級の方が難しいです。

購入前に一度、本屋などで確認してみてください。

ブソン
ブソン

色彩検定は教科書、カラーコーディネーター検定は資料集といった感じじゃ!

合格率

2019年度の合格率を比較してみましょう。

色彩検定

カラーコーディネーター検定

3級

受験者数

24,934人

5,952人

合格率

74.4%

69.9%

2級

受験者数

11,591人

2,805人

合格率

67.4%

41.9%

1級

受験者数

1,496人(1次2次合計)

416人(3分野合計)

合格率

44.7%(1次2次合計)

36.1%(3分野平均)

 

ブソン
ブソン

合格率は、色彩検定よりカラーコーディネーターの方が低いぞ!

合格率はどの級も、色彩検定の方がカラーコーディネーター検定よりも高くなっています。

注目して欲しいのは、受験者の数です。

受験者数は、カラーコーディネーター検定よりも色彩検定の方が圧倒的に多いです。

おそらく学校や専門学校などが生徒のまとめて受験申請をしているからだと思いますが、色彩検定は年齢層も広く、大変人気があります。

合格率が高めなことと、一般的な色の知識を浅く広く学ぶことができることがその理由だと思います。

色彩検定の合格ラインは、満点の70%前後で難易度により合格者数が調整されます。

カラーコーディネーター検定の合格ラインは、100点満点で各級70点以上です。

ブソン
ブソン

色彩検定は相対評価、カラーコーディネーター検定は絶対評価じゃ!

難易度ランキング

「色彩検定」と「カラーコーディネーター検定」の各級の難易度はどうでしょうか。

僕が実際に受験した感覚で、難易度の高いほうから並べてみました。

1  カラーコーディネーター検定1級(論述問題あり)
2  カラーコーディネーター検定2級
3  色彩検定1級2次(実技あり)
4  色彩検定1級1次
4  カラーコーディネーター検定3級
5  色彩検定2級
6  色彩検定3級
ブソン
ブソン

ぜひ参考にして欲しいぞ!

色彩検定1級2次試験(実技)について

中でも「色彩検定1級2次」の実技試験は独特です。

当日配布されるカラーカード(新配色カード199a)を使用し、実際にハサミで切って、回答用紙に貼っていく試験です。

過去問題集しか出題される問題の手がかりがないため、何をどれくらい勉強して試験に臨めばいいのかわかりにくくなっています。

試験内容は1〜3級の範囲を理解していれば十分ですが、慣れとコツのいる試験です。

カラーカード

created by Rinker
日本色研事業(Nihonsikikenjigyo)

カラーコーディネーター検定1級(論述問題)について

一番の難しいのは、「カラーコーディネーター検定1級」です。

「カラーコーディネーター検定1級」にはマークシート選択問題に加え、3分野共通の200字論述問題と、分野固有の500字論述問題があります。

マークシート選択問題の配点は65点です。

たとえ選択問題で満点が取れたとしても、論述問題で何も書けないと合格点には届かないようになっています。

200字論述問題の配点は10点です。

選択問題に自信がない方は、200字論述問題を満点取れたとしても合格点には届かないので、500字論述問題にも着手しなければいけません。

カラーコーディネーター検定1級には今までのテキストでの勉強に加え、論述対策が必須になってきます。

論述問題

どちらを選ぶ?

色彩検定とカラーコーディネーター検定の違いについて説明してきました。

どちらも受験者の年齢層や業種は幅広く、アパレル、ファッション、インテリア、グラフィックなどのデザイナーから、製造や建築業といった業種、販売、企画、事務などの職種までと幅広い職種で受け入れられています。

これはあらゆるモノに色がある証拠で、それらに関わるすべての人が試験の対象となっているからだと思います。

色彩検定とカラーコーディネーター検定のどちらを選ぶかは、どこまで上級を目指すのかによって変わってきます。

どちらでもいいので、3級を取得したいのなら、色彩検定3級を取得しましょう。

比較的短時間で取得でき、一般的な色の知識を身に付けることができます。

色彩検定とカラーコーディネーター検定の両方を取得したい、できるだけ上級を目指したいという方は、カラーコーディネーター検定3級の勉強から始めることをおすすめします。

カラーコーディネーター検定3級の知識があれば、色彩検定3級と色彩検定2級は容易に取得できます。

カラーコーディネーター検定3級・色彩検定2・3級は、7割ほど内容が重複しています

カラーコーディネーター検定3級 色彩検定3級・色彩検定2級の順だと易しく感じ、色彩検定3級・色彩検定2級 カラーコーディネーター検定3級の順だと難しく感じます。

カラーコーディネーター検定3級 色彩検定3級・色彩検定2級の順番で受験するのが一番効率的で、スムーズに連続取得を目指せます。

3級だけ欲しい方は、色彩検定3級を取得
色彩検定とカラーコーディネーター検定の両方を取得したい、上級を目指したいという方は、カラーコーディネーター検定3級 色彩検定3級・色彩検定2級の順番で受験する
ブソン
ブソン

自分のゴールをしっかりと考えるのじゃぞ!

以上、色彩検定とカラーコーディネーター検定の違いと受験すべき順番のコツでした。

色の勉強を始めてみるなら、色彩検定3級・カラーコーディネーター検定3級・色彩検定2級までまとめて取得してしまいましょう。

きっと見える景色が変わってきますよ。

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