
インテリアコーディネーターのブソンです!
この記事では、インテリアコーディネーター2次試験の中でも多くの受験者が悩む「論文問題」について、過去に出題されたテーマを一覧でまとめています。
2次試験の論文では、同じテーマが繰り返されることは基本的にありませんが、過去の傾向を知ることで、出題パターンやよく使われるキーワードを押さえることができます。
「どんなテーマが出たの?」「どれくらいの文字数を書くの?」という方は、ぜひ本記事を参考にして対策に活かしてください。
📋 出題テーマ(2011〜2024年)
インテリアコーディネーター2次試験で過去に出題された論文テーマ一覧です。
近年は「600字で1問」の形式が主流となり、プレゼンテーションに関連する内容や、社会背景(高齢化・省エネ・コロナ対応など)を踏まえた出題が増えています。
論文対策のテーマ選定やキーワード対策に、ぜひご活用ください。
年度 | テーマ | キーワード | 文字数 |
---|---|---|---|
2011年 第29回 |
自然素材の長所と短所 / 寝室における収納 | ❶無垢材 ❷コルク ❸漆喰 ❹珪藻土 ❺和紙 / ❶収納物 ❷収納方法 ❸寸法 ❹建具 | 300字×2問 |
2012年 第30回 |
北欧風のインテリア / 省エネへの配慮 | ❶家具 ❷照明 ❸テキスタイル ❹色彩 ❺仕上げ / ❶設備機器 ❷照明 ❸窓回り | 300字×2問 |
2013年 第31回 |
高齢者のための水回りと寝室のリフォーム | ❶バリアフリー ❷インテリアイメージ | 300字×2問 |
2014年 第32回 |
不特定多数が利用する個室のインテリア計画 | ❶床・壁・天井・家具の仕上げ材と材質 | 600字 |
2015年 第33回 |
明るい雰囲気にするための色彩計画と照明計画 | ❶ベースカラー ❷アソートカラー ❸アクセントカラー ❹配光 | 600字 |
2016年 第34回 |
幼児に対する安全性について配慮すべきこと | ❶窓回り ❷浴室 ❸キッチン | 600字 |
2017年 第35回 |
壁クロスを例にインテリアエレメント決定までのフロー | ❶ヒアリング ❷提案 ❸確認と決定 | 600字 |
2018年 第36回 |
カーペットとフローリングの比較 | ❶吸音性 ❷メンテナンス ❸吸放湿性 ❹デザイン性 ❺歩行感 ❻コスト(3つ選択) | 600字 |
2019年 第37回 |
加齢による身体機能低下を考慮したインテリア計画 | ❶筋力の低下 ❷視覚機能 ❸聴覚機能 | 600字 |
2020年 第38回 |
空気汚染と自然換気 | ❶汚染源 ❷風力換気 ❸温度差換気 | 600字 |
2021年 第39回 |
寝室周りの収納について | ❶押入れ ❷ウォークインクローゼット ❸置き家具 | 600字 |
2022年 第40回 |
カーテンによる寒さ対策 | ❶生地選び ❷吊り方 | 550〜600字 |
2023年 第41回 |
置き家具の地震対策について | ❶転倒の防止対策 ❷横滑りの防止対策 | 550〜600字 |
2024年 第42回 |
照明計画上の注意点について | ❶玄関・廊下・階段 ❷ダイニング ❸寝室 | 550〜600字 |
📝 最近の傾向と対策
ここ数年の論文試験では、複数のキーワードを盛り込みながら、600字で1問にまとめる形式が主流になっています。
しっかりと段落分けをして、与えられたキーワードごとに的確な内容を書く力が求められていますが、構成ができればそこまで難易度は高くありません。
また、出題テーマには「社会背景」を意識したものが増えています。
たとえば、高齢化社会・省エネルギー・新型コロナウィルスへの対応など、日常生活に関わるトピックが多く出題されています。
このような問題に対応するためにも、ニュースや社会問題に普段からアンテナを張ることが重要です。

なお、2014年・2015年の論文では、プレゼンテーション(製図)に関連する内容が出題されました。
今後もこのような出題がないとは言い切れませんので、製図との関連にも少し目を向けておきましょう。
🎯 まとめ
インテリアコーディネーター2次試験の論文について過去に出題されたテーマをまとめました。
インテリアコーディネーターに合格するには、論文の対策が必須です。
近年は、社会背景に沿った提案を求める問題がよく見られます。
ニュースや事件など、時代の流れに敏感であることはどの職業にも必要な能力です。
暗記として1次試験の勉強をするのではなく、テキストの内容を今の時代に活かせるように常にアンテナを張りながら学習を進めていきましょう。
