こんばんは。 1級カラーコーディネーターのひねもすのたり管理人のブソンです。
「ひねもすのたり 独学で!資格ブログ」は、独学で資格取得を目指していくブログです。
今回は、カラーコーディネーター検定1級について、勉強時間や方法、使用したテキストなどを紹介していきたいと思います。
難易度
難易度 難しい
2015〜2019年度のカラーコーディネーター検定1級の合格率は31.6%です。
受験者数 |
合格率 |
||
2015年 |
第39回 |
501人 |
30.7% |
2016年 |
第41回 |
500人 |
22.4% |
2017年 |
第43回 |
489人 |
31.9% |
2018年 |
第45回 |
429人 |
37.1% |
2019年 |
第47回 |
416人 |
36.1% |
難易度は、難しいです。
全国で500人ほどと受験者数がとても少ないのも、カラーコーディネーター1級の特徴です。
また合格率で比べてみると、第1分野の「ファッション色彩」、第2分野の「商品色彩」、第3分野の「環境色彩」の中では、第2分野の「商品色彩」が比較的易しいとされています。
2018年度の合格率は、第1分野「ファッション色彩」36.7%、第2分野「商品色彩」38.7%、第3分野「環境色彩」32.9%でした。
テキストと問題集
テキスト
テキストは、東京商工会議所から発売されているラーコーディネーター検定試験1級公式テキスト「ファッション色彩(第1分野)」「商品色彩(第2分野)」「環境色彩(第3分野)」を使用しましょう。
カラーコーディネーター検定試験1級のテキストは、公式テキスト以外にはありません。
検定の範囲は、1級公式テキストに該当する知識とそれを理解した上での応用力ですので、迷わず公式テキストを購入しましょう。
カラーコーディネーターのテキストは値段が高いが、合格への一番の近道!
試験問題は公式テキストから出題されるぞ。公式テキストに載っていないことは出題されんぞ!
問題集
カラーコーディネーター1級の問題集は発売されていません。
公式テキストでの勉強を終えたら、過去問題集に移りましょう。
過去問題集
東京商工会議所からカラーコーディネーター検定試験1級過去問題集(2015・2014・2013)が発売されています。
3年分の過去問題集が付いています。
2016〜2018年の過去問題は、残念ながら発売されておらんぞ!
勉強時間と方法
勉強時間の目安 200時間
カラーコーディネーター検定1級のテキスト内容は下記です。
第1分野「ファッション色彩」
・ファッションカラ-の定義と重要性
・身体色の特徴
・ファッションと色彩文化
・ファッション&メ-キャップの色彩と配色
・ファッションカラ-の品質管理
・ファッションカラ-の調査と手法
・流行色の意義と変遷
・ファッションビジネスのカラ-コ-ディネ-タ-の役割
・ファッションビジネスにおける色彩計画の実際
・化粧品メ-カ-のマ-チャンダイジングと色彩計画
・衣服と化粧のカラ-コ-ディネ-ト
・ファッションカラ-の色彩調和
第2分野「商品色彩」
・経営と色彩
・経営に色彩を活かすための諸デ-タの整備
・商品の色彩計画のための理論と実践
・色彩の材料および技術の開発動向
・商品・インテリアの色彩計画
第3分野「環境色彩」
・環境色彩とカラ-コ-ディネ-ション
・カラ-コ-ディネ-ションの方法とそのプロセス
・建築計画
・環境計画
・カラ-コ-ディネ-ションのための材料知識
・環境色彩の基礎知識
まず目次をしっかり見るのが勉強の基本。全体を把握して流れをつかんでおくのじゃ!
それぞれ、公式テキストで350ページほどです。
検定日の4カ月前から勉強を開始してみましょう。
4カ月前(テキスト)
時間の目安 150時間
1日30ページほどずつ、テキストを読み進めていきましょう。
だんだん慣れてきますが、専門的な言葉が多く、初めての方は読みにくいと思います。
2級のテキストよりさらに難しくなってます。
資料集のようなテキストになっとるぞ!
まずはざっくりと最後まで目を通して全体像を把握して下さい。
内容がわかり始めたら、詳細部分まで読み込んでいって下さい。
約350ページのうち30ページずつですので、1周するのにだいたい2週間かかります。
3カ月でテキストを6周しましょう。
毎日、少しずつ続けてください。
1週間のうちで時間が余れば、覚えにくかったところを重点的に読み返してみましょう。
日曜日はしっかりと休みましょう。
暗記は休むことで、知識が脳に定着します。
3カ月で6周、毎日地道に頑張るのじゃ!
1カ月前(過去問題集)
時間の目安 5時間
公式テキストを6周したら、過去問題集に入りましょう。
カラーコーディネーター検定試験1級過去問題集(2015・2014・2013)には、過去問題が3年分付いています。
1日おきに1回ずつ解いてみましょう。
論述問題(200字/500字)を解答する必要はありません。
解答しても採点のしようがないので、マークシート部分だけを解いていきましょう。
本番の試験時間(120分)のうち、60分を目安にして解答してください。
途中で休憩などせず、60分を超えないよう意識して進めて下さい。
本番の時間の感覚をつかんでおきましょう。
答え合わせをし、間違ったところや気になったところはテキストに戻って、該当箇所をしっかり確認しておきましょう。
過去問題集は満点を取るためにあるのではない。自分が理解していない部分を確認するためにある。どんどん間違えていいぞ!
3週間前(論述問題対策)
時間の目安 30時間
論述問題対策に入りましょう。
カラーコーディネーター1級の論述問題には、3分野共通の「200字論述」と、分野固有の「500字論述」の2問があります。
マークシート選択問題の配点は65点です。
合格基準点は70点以上ですので、たとえ選択問題で満点が取れたとしても、論述問題で何も書けないと合格点には届きません。
「200字論述」の配点は10点、「500字論述」の配点は25点です。
これで合計100点!
「200字論述」はカラーコーディネーター2級・3級の範囲から出題されますので、各テキストから主要なキーワードを拾って、200字の論述をしてみましょう。
それぞれのテキストの目次の見出しに対して、キーワードをまとめていくだけでも十分な論述対策になります。
「500字論述」は分野固有の論述ですので、1級のテキストの中から実践的な色彩計画を想定し論述しなければいけません。
こちらは、プロセスや流れをしっかり把握し、色彩計画を立てていきましょう。
キーワードを拾っていくのがコツ。論述問題には部分点があるのでキーワードを繋げていけば配点を稼げるぞ!
数日前(見直し)
時間の目安 10時間
試験までの残りの日数は、過去問題集の間違えたところを繰り返し解いてみましょう。
わからないところは、テキストに戻って確認します。
こうして間違えたところにつけた印を減らしていくのが、テスト勉強のコツです。
4カ月も時間をかければ、誰でも覚えたことが抜けていくので、間違えた箇所以外に、その周辺も目を通しておいてください。
マークシートで注意したいことは、当て勘で正解してしまうことがあること。わからなかったけど、とりあえずマークした問題番号には小さくチェックしておくのじゃ!
当日
試験当日は、とくに勉強しなくても大丈夫です。
試験会場にもテキストや問題集を持っていく必要もありません。
遅刻や忘れ物がないよう、試験開始時間や会場、持ち物などを受験票でしっかり確認しておきましょう。
まずは試験会場にきちんと到着すること、それが大事!
● 事前にしっかりと計画を立てること
● 十分余裕を持って勉強すること
これらは無理なく合格する検定のコツの一つです。
また、検定に合格することだけが目的ではないはずですので、詰め込みや一夜漬けなど負担の大きい勉強方法はとるべきでありません。
一日少しずつ確実に階段を登っていきましょう。
きっとそれが合格への一番の近道です。
まとめ
カラーコーディネーター検定1級の難易度は、
難しい
勉強時間の目安は、
200時間
です。
試験日の4カ月前から、便器橋を始めましょう。
2020年度からはアドバンスクラスにリニューアルじゃ!
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