こんばんは。 1級カラーコーディネーターのひねもすのたり管理人のブソンです。
「ひねもすのたり 独学で!資格ブログ」は、独学で資格取得を目指していくブログです。
カラーコーディネーター検定レッスンでは、スタンダードクラスに合格するためのポイントを解説していきます。
今回は、Chapter4「色を美しく見せる光のマジック」から、混色についてです。
目 次
Chapter1「生活と色の効用」
●誘目性・視認性・識別性 ●力量性・活動性・評価性 ●物体色・光源色
Chapter2「色を自在に操る方法」
●色の三属性・色立体 ●表色系・カラーオーダーシステム ●系統色名・慣用色名 ●マンセル表色系 ●PCCS
Chapter3「きれいな配色を作る」
●色相・明度・彩度 ●有彩色同士の配色 ●多色配列・面積バランス
Chapter4「色を美しく見せる光のマジック」
●反射・透過・吸収 ●混色 ●分散・散乱・干渉 ●演色性・色の恒常性
Chapter5「背景色を上手に使って色の見えを変えてみよう」
●眼の構造 ●眼から脳へ ●対比効果 ●同化効果 ●膨張収縮感・軽重感・寒暖感
Chapter6「色の売り上げをアップするために」
公式テキスト
その他テキスト&問題集
Chapter4 色を美しく見せる光のマジック
光の分光分布を変えることで、目的の色をつくることができます。
2つ以上の光や色材を使って新しい色をつくることを混色と呼び、加法混色と減法混色がありま す。
混色の種類
光を重ねることで新しい分光分布をつくることを加法混色、2種類以上の色材を混ぜて新しい分光分布をつくることを減法混色といいます。
加法混色では光のエネルギーが足し合わされますが、減法混色では色材が光を吸収するので、各波長でエネルギーは減少し明るさは減少します。
加法混色と減法混色の以外に視覚で起こる混色があります。近接する非常に小さな異なる色の点を見ると1つの色に見えます。また、コマのように2つ以上の色を高速に回転した場合でも1つの色が見えます。これらを中間混色と呼び、小さな点の混色を併置混色、回転により起こる混色は回転混色といいます。
中間混色は加法混色の一種とされておるぞ!
加法混色では、光の三原色(赤・緑・青)でさまざまな色がつくり出すことができます。
テレビでは小さな赤、緑、青の点を用いた併置混色が使われ、印刷やインクジェットプリンターでは減法混色と併置混色が使われています。
2つの光または色材を混色したときに無彩色になる色の組み合わせを補色の関係にあるといいます。
残像で観察される色も補色と呼びますが、心理補色と呼んで区別しています。
まとめ
混色には、加法混色、減法混色、中間混色があり、中間混色には併置混色や回転混色があります。
それぞれの違いをしっかりと抑えておきましょう。