【カラーコーディネーター検定レッスン 5 – ❸】眼から脳へ

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こんばんは。 1級カラーコーディネーターのひねもすのたり管理人のブソンです。

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カラーコーディネーター検定レッスンでは、スタンダードクラスに合格するためのポイントを解説していきます。

今回は、Chapter5「背景色を上手に使って色の見えを変えてみよう」から、眼から脳への信号の伝達についてです。

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Chapter5 背景色を上手に使って色の見えを変えてみよう

網膜の構造は複雑なので光の通り道を辿りながら覚えよう!

眼に入った光は網膜に到達し、網膜で信号に変換され、脳へと伝達されます。

中心窩付近の網膜における情報の伝達経路をみていきましょう。

網膜の構造

光は、角膜や水晶体、硝子体を通って、中心窩の網膜へと到達します。

網膜へと到達した光は、視細胞(錐体と杆体細胞)によって神経信号に変換されます。

変換された信号は神経節細胞へと伝えられ、視神経繊維を通じて脳へと送られて視覚となります。

 

網膜の構造

 

網膜はさまざまな細胞からなる層で構成されています。

硝子体側が神経節細胞で脈絡膜側が色素上皮層です。その間に視細胞の層があります。

神経節細胞と視細胞を結んでいるのが双極細胞、神経節細胞同士を結んでいるのがアマクリン細胞、視細胞どうしを結んでいるのが水平細胞です。

これらの細胞が網膜で受け取った光の情報を処理します。

ブソン
ブソン

双極細胞は縦同士、水平細胞とアマクリン細胞は横同士を繋いでおるぞ!

視細胞には大きく2種類あることは、眼の構造で学習しました。

錐体には、短波長(青)の光を主に感じるS錐体、中波長(緑)の光を主に感じるM錐体、長波長(赤)の光を主 に感じるL錐体の3種類があり、その組みあわせで色を識別することができます。錐体は低感度なので十分な光がないと働くことができません。暗いところで色が見えにくいのはこのためです。錐体のほとんどは中心窩に集中しています。

杆体は暗いところで働き、杵体は非常に高感度で、明暗の感覚を識別し、わずかな光でも働くことができます。錐体よりも個数が多く、中心窩には存在しませんが網膜全体に広く分布しています。

視細胞で変換された信号は神経節細胞へ伝えられ、視神経繊維を通じて眼から外へ出て脳へと送られ視覚となります。

眼の出口にあたる視神経繊維が束ねられた部分を視神経乳頭と呼びます。視神経乳頭には視細胞がなく盲点を生じます。

眼から脳へ

視神経乳頭から眼の外に出た信号は、視交叉を経由して外側膝状体、さらに大脳皮質の視覚野に伝えられます。

外側膝状体の大細胞層につながる経路を大細胞経路、小細胞つながる経路を小細胞経路と呼びます。大細胞経路は明るさの情報を使って動きの情報を伝え、小細胞経路は色と形の情報を伝えています。眼から脳へ

眼の水晶体では上下が逆転して網膜上に像を結ぶので、左右の網膜上では逆になります。そして眼の左側の情報は左側の外側膝状体、右側の情報は右側の外側膝状体を経由し、脳の後ろ側にある視覚情報を処理する視覚野に伝えられます。

ブソン
ブソン

ざっくりでいいので信号がどのように視野角に伝えらえるか覚えておくのじゃ!

まとめ

眼の構造や信号の伝達経路は覚えにくいので、光の通り道を辿りながら一つずつ覚えていこう!

眼や網膜の構造は苦手な人が多いです。

双極細胞、アマクリン細胞、水平細胞、視交叉、外側膝状体、視覚野といったワードはしかっりと抑えておきましょう。

光や信号の通り道を辿りながら確認していくと覚えやすいです。

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