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【カラーコーディネーター検定レッスン 5 – ❹】対比効果

こんばんは。 1級カラーコーディネーターのひねもすのたり管理人のブソンです。

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カラーコーディネーター検定レッスンでは、スタンダードクラスに合格するためのポイントを解説していきます。

今回は、Chapter5「背景色を上手に使って色の見えを変えてみよう」から、対比効果についてです。

目 次

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Chapter5 背景色を上手に使って色の見えを変えてみよう

同じ色でも色の組み合わせで見え方は変わる!

私たちは1つの色だけを見ているわけではなく、他の色との組み合わせで色を見ています。

色の組み合わせには、明度・彩度・色相のそれぞれに相互作用があります。

対比効果

他の色との関係である色がより明るく見えたり、より鮮やかに見えることを対比効果と呼びます。

同じ灰色でも白や黒など他の無彩色に囲まれると同じ明るさに見えません。白い背景では暗く見え、黒の背景では明るく見えます。囲まれる色とは逆に明るさが強調されて見えます。これが明度の対比効果です。

また、無彩色の背景と彩度を上げた有彩色背景に置かれた青、緑、赤は、無彩色の背景に置かれた方が鮮やかに見えます。これは彩度の対比効果です。

さらに、同じ色でも背景の有彩色の色相によって、色相が異なっているように見えます。これは色相の対比効果です。

有彩色の背景に無彩色の色を置くと、無彩色が有彩色の心理的補色に見えます。これも色相の対比効果の一つです。

このように対比効果とは、背景の色によって囲まれた色の見えの差が強調されることをいいます。

色の面積効果


同じ色で小さな面積ものと大きな面積のものを比べると、大きな面積のものは明るさと鮮やかさが上がって見えます。カーテンや壁紙の色を決めるときに小さな色見本を使用した場合、壁一面に広がったら明るさや鮮やかさが上昇して見えてしまいます。明るい色は、面積が大きくなるにつれていっそう明るい色に見え、暗い色は面積が大きくなるにつれていっそう暗く感じます。

対比効果を利用すると対象をより目立たせることができます。

白、灰色、黒の背景に置かれた黄色い文字は、背景が暗くなるとより明るく知覚されさらに注意を引くことができます。赤と黄色では黄色の方が黒と明度差があるのでより注意を引くことができ効果的です。

逆に、背景と対象の明度を揃えたら輪郭が見えにくくなります。この現象をリープマン効果といいます。

明るい灰色背景に明るさのそろった黄色の文字を置くと読みにくくなります。さらに背景を有彩色にして、明度と彩度をそろえるともっと読みにくくなります。また、色相が近い場合も読みにくく、色相が離れると少し読みづらさは弱まります。トーンを揃えて色相だけを変えると目立たなくなり、背景に溶け込んでしまいます。

ブソン

自然界ではカモフラージュと呼ぶぞ!

まとめ

色で表現するときは対比効果を十分に知っておこう!

明度、彩度、色彩による対比効果はしっかりと理解しておきましょう。

面積効果、リープマン効果という用語も合わせて抑えておきましょう。

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