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【FP3級レッスン 1 – ❷】6つの係数

こんばんは。 2級FP技能士のひねもすのたり管理人のブソンです。

「ひねもすのたり 独学で!資格ブログ」は、独学で資格取得を目指していくブログです。

FP3級レッスンでは、合格するためのポイントを解説していきます。

今回は、「第1章 ライフプランニングと資金計画」から6つの係数についてです。

ブソン

6つの係数は、苦手な人が多いぞ!

目 次

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第1章 ライフプランニングと資金計画

6つの係数

文章をよく読んで、何の値を求めるのかを見極めればとても簡単!

6つの係数のどれかは必ず試験で出題されます。

終価係数年金終価係数現価係数年金原価係数減債基金係数資本回収係数の6つがあります。

これらは、「現在の金額を複利で運用したら何年後にはいくらになるか」とか「数年後に一定金額にするためには毎年いくら積み立てなければいけないか」など、資金計画を立てるときに使用する係数です。

試験ではいくつかの係数を一つにした表が与えられ、その中から係数を選んで計算します。

どの係数を使って計算するべきか、それぞれの係数の意味をしっかりと理解しておきましょう。

ブソン

6つの係数の計算は、毎年どれか一つ必ず出題されるぞ!

覚え方は、最終的に何を求めるのかを考えることです。同じものを求める場合は、次にその目的を考えます。

 

終価係数

現在の金額を複利で運用した場合の、一定期間後の金額を求める場合に用いる係数

ブソン

最終的にいくらになったのか(終価)を求める係数じゃ!

例)100万円を年利2%で運用した場合の5年後の金額はいくらか?


年金終価係数

毎年一定金額を積み立てた場合の、一定期間後の元利合計を求める場合に用いる係数

ブソン

これも最終的にいくらになったか(終価)を求める係数じゃ!

終価係数と同じく終価を求める係数ですが、年金終価係数は毎年一定金額を積み立てた場合(年金形式)の終価係数です。

例)年利2%で毎年20万円を5年間積み立てた場合の5年後の金額はいくらか?


現価係数

一定期間後に一定金額に達するために必要な元本を求める場合に用いる係数

ブソン

手元にいくら必要か(現価)を求める係数じゃ!

例)年利2%で5年後に100万円を用意するためには、元本がいくら必要か?


年金原価係数

将来の一定期間にわたって一定額を受け取るために必要な元本を計算をするための係数

ブソン

こちらも手元にいくら必要か(現価)を求める係数じゃ!

現価係数と同じく現価を求める係数ですが、年金現価係数は一定金額を受け取る場合(年金形式)の現価係数です。

例)5年間にわたって20万円ずつ受け取る場合、年利が2%のとき必要な元本はいくらか?


減債基金係数

一定期間後に一定金額を用意するため、毎年の積み立て額を計算するための係数

ブソン

毎年いくら積み立てれば良いか(減債基金)を求める係数じゃ!

減債基金とは積み立てのことです。問題文に「毎年の積み立て額」とあれば、減債基金係数を使用しましょう。

例)年利2%で5年後に100万円を用意するためには、毎年いくら積み立てる必要があるか?


資本回収係数 頻 出

現在の一定金額を一定期間で取り崩した場合の、毎年の受取額を計算するための係数

ブソン

毎年どれくらい受け取れるか(資本回収)を求める係数じゃ!

取り崩すとは回収をすることです。問題文に「取り崩した」とあれば、資本回収係数を使用しましょう。

例)100万円を年利2%で運用しながら5年間で取り崩した場合の毎年の受取額はいくらか?

 

問題1)元金3,000万円を利率(年率)1%で複利運用しながら、15年間にわたって毎年均等に取り崩して受け取る場合、毎年の受取金額はいくらか

終価係数

減債基金係数 資本回収係数
1.1610 0.0621

0.0721

取り崩して受け取る場合なので、資本回収係数を使用します。

3,000×0.0721=216.3(万円)

2,163,000円が答えです。

 

問題2)現在から10年間、毎年一定額を積み立てて、老後資金として1,000 万円を準備したい。この場合、必要となる毎年の積立金額はいくらか

現価係数

減債基金係数 資本回収係数
0.8203 0.0913

0.1113

毎年の積立金額とあるので、減債基金係数を使用します。

1,000×0.0913=91.3(万円)

913,000円が答えです。

 

問題3)今後15年間で毎年24万円ずつ積立貯蓄をして、老後の生活資金を準備したい。積立期間中に年利2.0%で複利運用できるものとした場合、15年後の合計金額はいくらか

終価係数

年金終価係数 年金現価係数
1.346 17.293

12.849

積立貯蓄をして複利運用する場合の最終の合計金額ですので、年金終価係数を使用します。

24×17.293=415.032(万円)

4,150,320円が答えです。

まとめ

6つの係数の計算はとても簡単!それぞれの意味を理解して得点源にしよう!

FP3級では、「6つの係数」は頻出問題です。

文書をよく読んで、どの係数を使用するのかを見極めましょう。

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