【FP3級レッスン 1 – ❶】キャッシュフロー表と個人バランスシート

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こんばんは。 2級FP技能士のひねもすのたり管理人のブソンです。

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FP(ファイナンシャル・プランナー)技能検定は、暮らしに関するお金の知識を問われる資格です。

これらの知識は、どんな人においても生活する上で必要な基礎知識です。

FP3級は難易度が高くないので、ポイントさえ押さえていれば、比較的容易に合格することができます。

FP3級レッスンでは、合格するためのポイントを解説していきます。

今回は、「第1章 ライフプランニングと資金計画」から、キャッシュフロー表個人バランスシートについてです。

目 次

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第1章 ライフプランニングと資金計画

ライフイベント表とキャッシュフロー表

キャッシュフロー表といえば変動率!計算の仕方を覚えよう!

まず最初に、人生における価値観や生きがいのことをライフデザインといいます。

そして、ライフデザインに応じて生涯の生活設計を立てることをライフプランニングといい、就職や結婚、出産、子どもの教育、住宅の取得、退職など、一生の中での大きな出来事をライフイベントといいます。

ライフイベントの中でも、教育資金住宅取得資金老後資金のことを3大必要資金と呼びます。

ブソン
ブソン

この3つのためにしっかりと資金管理が必要じゃ!

ライフプランニングを行うときに使用するツールには、ライフイベント表キャッシュフロー表個人バランスシートの3つがあります。

 

ライフイベント表

ライフイベント表は、ライフイベントとそれに必要な資金を時系列に並べた表です。

ライフイベント表によって、将来の目標を明確にすることができます。

経過年数

基準年

1年

2年

3年

西暦(年)

2019

2020

2021

2022

家族・ 年齢

A

本人

38歳

39歳

40歳

41歳

B

37歳

38歳

39歳

40歳

C

長男

6歳

7歳

8歳

9歳

D

長女

3歳

4歳

5歳

6歳

ライフイベント

C

小学校入学

住宅購入

1300万円

 

キャッシュフロー表

キャッシュフロー表とは、ライフイベント表と現在の収支状況にもとづいて、将来の収支状況と貯蓄残高の予想推移をまとめた表です。

ブソン
ブソン

ライフイベント表に収入や支出、金融資産残高などを付け足したものじゃ!

試験では、下記のような穴埋め問題でよく出題されます。

経過年数

基準年

3年

2年

3年

西暦

2019

2020

2021

2022

家族・年齢

A

本人

38歳

39歳

40歳

41歳

B

37歳

38歳

39歳

40歳

C

長男

6歳

7歳

8歳

9歳

D

長女

3歳

4歳

5歳

6歳

ライフイベント

C

小学校入学

住宅購入

変動率

収入

給与収入(夫)

1%

370

381

給与収入(妻)

80

80

80

収入合計

450

支出

基本生活費

1%

176

(ア)

住宅関連費

117

117

135

教育費

42

45

保険料

32

32

32

32

一時的支出

1300

その他支出

10

10

10

10

支出合計

377

382

410

年間収支

(イ)

▲1,237

51

金融資産残高

1%

1,462

327

(ウ)

収入欄

収入欄には、給与収入など、収入金額を記入します。このとき気を付けることは年収ではなく可処分所得を記入します。

可処分所得とは、年収から社会保険料(健康保険・厚生年金保険料・雇用保険料など)、所得税、住民税などを差し引いた金額です。

支出欄

支出欄には基本生活費などの支出額を記入します。

変動率

変動率とは前年と比べた変化の割合です。給料の昇給率や生活費の物価上昇率などです。

ポイント n年目の収入額または支出額=現在の金額×(1+変動率)n

たとえば、現在の収入が500万円で変動率が1%だった場合、

1年後の収入は、500×(1+0.01= 505万円

2年後の収入は、500×(1+0.01)≒ 510万円

3年後の収入は、500×(1+0.01)≒ 515万円

となります。


穴埋めの解答


(ア)基準年の176万円から2年後(変動率1%)の基本生活費なので、176×(1+0.01)≒ 180万円 になります。

(イ)基準年の収入合計は450万円、支出合計は377万円なので、年間収支は450ー377=73万円 になります。

(ウ)2年の327万円(変動率1%)、3年の年間収支が51万円なので、327×(1+0.01)+51≒ 381万円 になります。

ブソン
ブソン

表の読み方さえ理解していれば、計算自体はとても簡単じゃ!

個人バランスシート

どれが資産でどれが負債かをしっかりと見分けて記入していく!

個人バランスシートとは、その時点での資産と負債のバランスを確認するための表です。

試験では、下記のような穴埋め問題でよく出題されます。

【資産】 【負債】
金融資産

住宅ローン

×××

 普通預金

×××

負債合計        

×××

 定期預金

×××

 財形年金貯蓄

×××

 上場株式

×××

 生命保険(解約返戻金相当額)

×××

【純資産】

( ア )

 不動産(自宅マンション)

×××

資産合計

  ×××

負債・純資産合計

×××

【保有財産(時価)】

金融資産
普通預金 650万円
定期預金 500万円
財形年金貯蓄 320万円
上場株式 240万円
生命保険(解約返戻金相当額) 80万円
不動産(自宅マンション) 2,800万円

【負債残高】

住宅ローン(自宅マンション)1,900万円(団体信用生命保険付き)

資 産

現金・預貯金・株式・投資信託・生命保険(解約払戻金相当額)・自宅(土地・建物)・車など

負 債

住宅ローン・車のローンなど

純資産

資産合計から負債合計を差し引いた資産額

ポイント 資産と負債の金額は時価で記入すること

穴埋めの解答


【保有財産(時価)】と【負債残高】をバランス表に記入していくと次のようになります。

【資産】 【負債】
金融資産

  

住宅ローン

1,900

 普通預金

650

負債合計        

1,900

 定期預金

500

 財形年金貯蓄

320

 上場株式

240

 生命保険(解約返戻金相当額)

80

【純資産】

( ア )

 不動産(自宅マンション)

2,800

資産合計

4,590

負債・純資産合計

4,590

純資産=資産合計ー負債合計ですので、4,590ー1,900=2,690万円 になります。

ブソン
ブソン

バランスシートの左右(資産合計と負債・純資産)の合計は、同じになることは覚えておくのじゃ!

まとめ

表の内容さえわかれば、計算はとても簡単!得点源にしよう!

FP3級では、「キャッシュフロー表」と「個人バランスシート」はどちらも頻出問題になります。

どこを穴空きにされても、しっかりと数字を当てはめ、計算できるようにしておきましょう。

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