こんばんは。 2級FP技能士のひねもすのたり管理人のブソンです。
「ひねもすのたり 独学で!資格ブログ」は、独学で資格取得を目指していくブログです。
FP3級レッスンでは、合格するためのポイントを解説していきます。
では、今回は「第2章 リスクマネジメント」から損害保険の種類(その①)についてです。
目 次
1. ライフプランニングと資金計画
❶ キャッシュフロー表と個人バランスシート ❷ 6つの係数 ❸ 住宅ローン ❹ 医療保険・介護保険 ❺ 労災保険・雇用保険 ❻ 国民年金と付加保険料 ❼ 厚生年金 ❽ 障害年金と遺族年金 ❾ 企業年金
2. リスク管理
❶ 生命保険 ❷ 生命保険の種類 ❸ 払済保険と延長保険 ❹ 生命保険の控除と税金 ❺ 損害保険 ❻ 損害保険の種類(火災保険・地震保険) ❼ 損害保険の種類(自動車保険・傷害保険・賠償責任保険) ❽ 損害保険の控除と税金 ❾ 第三分野の保険
3. 金融資産運用
4. タックスプランニング
5. 不動産
6. 相続・事業承継
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第2章 リスクマネジメント
損害保険には、火災保険、地震保険、自動車保険、傷害保険、賠償責任保険などがあります。
今回はそのうち、火災保険、地震保険についてです。
火災保険
火災保険とは、火災によって生じた建物や家財の損害を補填する保険です。
火災以外にも、落雷や台風などの災害による損害も補填します。
住宅火災保険
住宅火災保険は、火災・落雷・風災等による損害を補償した一般的な火災保険です。
居住用の建物とその建物内の家財を対象としています。
住宅総合保険
住宅総合保険は、住宅火災保険よりも補償の範囲を広げた保険です。
水難や盗難も補償しておるぞ!
損 害 |
住宅火災保険 |
住宅総合保険 |
火災・落雷・爆発・破裂・風災・ひょう災・雪災 |
○ |
○ |
水害 |
× |
○ |
水漏れ |
× |
○ |
盗難 |
× |
○ |
落下・飛来・衝突 |
× |
○ |
持出家財の損害 |
× |
○ |
地震・噴火・津波 |
× |
× |
保険金の支払額
火災保険では、契約時の保険金額が保険価値の80%以上であるかどうかによって支払額の算定方法が異なります。
保険金額 が 保険価格 の80%以上
この場合は、保険金を限度に実際の損害額が支払われます(実損填補)。
保険金額 が 保険価格 の80%未満
この場合は、保険金額と保険価格の割合により保険金が削減されます(比例填補)。
地震保険
火災保険では、地震、噴火、津波によって生じた火災については補償の対象外になります。
これらを補填するには、別途、地震保険に加入する必要があります。
地震保険のポイント
火災保険とセットで契約する
住居と住居内の家財が補償の対象
30万円を超える宝石や貴金属は対象外じゃ!
保険金額は火災保険の30〜50%の範囲で設定
建物5,000万円、家財1,000万円が上限じゃ!
損害の程度に応じて保険金が支払われる
全壊、大半壊、小半壊、一部損の4段階で評価されるぞ!
問題1)地震保険に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか
( 1 )地震保険は、住宅総合保険などの火災保険契約に付帯して契約する必要はなく、単独で契約することができる
( 2 )地震により、居住用の建物に収容されている家財のうち、1個または1組の価額が30万円を超える骨とう品が損害を受けた場合、地震保険の補償の対象となる
( 3 )噴火により居住用の建物が大半損となった場合、地震保険の補償の対象となる
正解は、( 3 )です。
問題2)地震保険の保険金額は、火災保険等の保険金額の一定範囲内で設定するが、居住用建物については( 1 )万円、生活用動産については( 2 )万円が上限となる
( 1 )❶ 1,000 ❷ 200 ( 2 )❶ 3,000 ❷ 500 ( 3 )❶ 5,000 ❷ 1,000
正解は、( 3 )です。
問題3)地震保険は、単独での加入はできず、火災保険とセットで加入する必要があり、地震保険の保険金額は、主契約である火災保険の保険金額の30%から( )の範囲内で設定する
( 1 )50% ( 2 )70% ( 3 )90%
正解は、( 1 )です。
問題4)地震保険等に関する次の記述のうち、正しいものはどれか
( 1 )火災保険では、地震、噴火またはこれらを原因とする津波による損害も補償の対象となるので、火災保険を契約していれば地震による被害への備えになる
( 2 )地震保険では、居住用の建物とそれに収容されている家財を保険の対象としているが、1個または1組の価額が30万円を超える宝石や骨とう品等は補償の対象から除かれる
( 3 )地震保険は、保険の対象である建物や家財が全損の状態になった場合のみ補償の対象となる
正解は、( 2 )です。
問題5)地震保険に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか
( 1 )地震保険の保険料は、建物の構造が同じであれば、所在地にかかわらず同一である
( 2 )地震保険の対象は、居住用の建物とそれに収容されている家財である
( 3 )地震保険は単独で契約することはできず、住宅総合保険などの火災保険契約に付帯して契約する
正解は、( 1 )です。
地震保険の保険料は、所在地によって異なります。
まとめ
損害保険にはたくさんの種類があり、出題率はとても高いです。
それぞれの名前と補償範囲をしっかりと覚えておきましょう。
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